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阿佐田哲也

阿佐田哲也 麻雀放浪記 ★★★★★

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著者情報(「BOOK」データベースより)
阿佐田哲也(アサダテツヤ) 本名・色川武大、昭和4(1929)年、東京に生まれる。東京市立第三中学校中退。36年に「黒い布」で中央公論新人賞、52年に「怪しい来客簿」で泉鏡花文学賞、53年に「離婚」で直木賞、57年に「百」で川端康成文学賞、平成元年に「狂人日記」で読売文学賞をそれぞれ受賞。阿佐田哲也の筆名でも「麻雀放浪記」など著書多数。平成元年4月死去。

太字作品や★★★★★が特におすすめです。

阿佐田哲也 麻雀放浪記 第1巻 青春編 ★★★★★

著者:    阿佐田哲也
       あさだてつや
発表:    1969年
発行所:   角川文庫
価格:    390円

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内容紹介(「BOOK」データベースより)
終戦直後、焼け野原の上野のドヤ街で「ドサ健」と出会い、一気に博打にのめりこんだ主人公の「坊や哲」。チンチロリンや麻雀の技、いかさまの腕を磨いた哲が「出目徳」や「女衒の達」「上州虎」ら仕事師と渡り合い、生き残りをかけて激闘する阿佐田哲也のピカレスクロマンの最高傑作。

この作品が週刊誌連載のかたちで初めて世に出たとき、私は驚嘆して毎週愛読した。小説の中の世界に没入できるということは、大人になると時折しか体験できない。そしてこれだけ面白い悪漢小説・教養小説(?)には、めったに出会えるものではない。当時、この匿名の筆者は誰か、話題になった。そして今、阿佐田哲也という名前は、色川武大という名前と同じ重味をもって、私の頭の中に並んでいる。
吉行淳之介

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
麻雀放浪記 第1巻1969真面目に働くよりハードなばくち打ちの道を選んだ連中の、さまざまな生き様が魅力的だ。

阿佐田哲也 麻雀放浪記 第2巻 風雲編 ★★★★★

著者:    阿佐田哲也
       あさだてつや
発表:    1970年
発行所:   角川文庫
価格:    390円

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内容紹介(「BOOK」データベースより)
ヒロポン中毒となり、やさぐれ生活を送っていた坊や哲は、代打ち麻雀でいかさまを見破られた。その後、生臭坊主クソ丸、ドテ子とともに東京から大阪へ移ったが、そこで出会ったのがブウ麻雀だった。京都の博打寺を舞台に関西のブウの鬼たち相手に激闘を繰り広げる阿佐田哲也の傑作ピカレスクロマン第二弾。

背筋がぞくぞくしてくるな。トイレに立つ時間も勿体なくなるね。ときどき深いため息をつくな。そして読み終ったら、永遠に続巻があったらいいと思うさ。つまりこれは、それほどの名作なんだ。僕は十回以上読んじまった。
畑正憲

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
麻雀放浪記 第2巻1970所変わればルールが変わる。そして戦略も変わる。

阿佐田哲也 麻雀放浪記 第3巻 激闘編 ★★★★★

著者:    阿佐田哲也
       あさだてつや
発表:    1971年
発行所:   角川文庫
価格:    390円

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内容紹介(「BOOK」データベースより)
長年にわたる麻雀の打ち過ぎのためか、肘が上がらなくなり、いかさまが出来なくなった私こと「坊や哲」の前にあらわれた、ドサ健、出目徳、タンクロウらとも全く違った新しいタイプの麻雀打ち、鎌ちゃん。闇の地下組織TS会から高利の金を借り、窮地に追いやられた私に生来の博打打ちの魂が鎌首をもたげ…。

「黙って読んでみろ」と言っていままでに麻雀放浪記をすすめた人の数はかなりになる。その気になって読んだ人は、例外なしに感想を伝えてきた。もちろん面白かったからである。その中に、戦後娯楽小説の一つの頂点を形成する作品だという意見があった。もちろんわたしも同感だった。直木賞受賞作の〝離婚”より、はるかに上の作品だといまでもわたしは思っている。
清水一行

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
麻雀放浪記 第3巻1971積年の無理が祟っての不調のハンディを抱えながらも、続々を現れるライバルをたたく。

阿佐田哲也 麻雀放浪記 第4巻 番外編 ★★★★★

著者:    阿佐田哲也
       あさだてつや
発表:    1972年
発行所:   角川文庫
価格:    390円

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内容紹介(「BOOK」データベースより)
戦後も安定期に入った。私こと「坊や哲」は唐辛子中毒で身体を壊し麻雀から足を洗って勤め人となった。ある日、会社の仔分がおそろしく派手な毛皮の半オーバーに鍔の広いテンガロンハットをかぶった一人の男を連れてきた。ドサ健だった。そして私は、再び麻雀の世界に身を投じることになった。感動の完結篇。

プロと称する手合いが、自称他称あわせて近頃はずいぶん出ているようだが、実力・経験ともに阿佐田哲也にまさるジャン士を三人と私は知らない。作家というのは、知りすぎたことを書くのは案外、味気のないもので、どこかにウソを混ぜねば書く気にならない。彼の麻雀小説のどこに嘘があるか、読みながらそれがわかるならキミは相当なプロといえる。そういう意味ではコワい小説である。
五味康祐

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
麻雀放浪記 第4巻1972やはりギャンブラーの最期は、野垂れ死んで溝に捨てられるのがふさわしい。

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