東野圭吾(ひがしのけいご)
1958年大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業。1985年第31回江戸川乱歩賞を『放課後』で受賞。著書に、『変身』『分身』『むかし僕が死んだ家』『パラレルワールド・ラブストーリー』『悪意』等がある。講談社ノベルスには『宿命』『ある閉ざされた雪の山荘で』『どちらかが彼女を殺した』等がある。
太字作品や★★★★★が特におすすめです。
東野圭吾 名探偵の掟
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密室トリック、ダイイングメッセージ、アリバイ崩し、バラバラ死体……。ミステリになくてはならない‵‵難事件”に敢然と挑む、知性とヒラメキとユーモアの名探偵・天下一大五郎登場!ミステリを“をかし”の領域にまで昇華させた作者の剛腕におもわず快哉を
帯、カバー、裏表紙等から引用
叫ばずにはいられない痛快連作短篇集!必読です。
著者のことば
作者がどういうつもりで書いたかなど、読者は考える必要などないと思うのである。ただ楽しんでもらえれば、作者は幸せなのだ。しかしまあ一言いうならば、自分にはこれだけの『技』と『遊び心』と、そして『度胸』があるのだと自慢したかった、ということになるかな。
タイトル | 発表 | 感想 |
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名探偵の掟 | 1996 | ミステリについてのユーモア小説と割り切れば、楽しめる。 |
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図書館を訪れた「私」は、いつの間にか別世界に迷い込み、探偵天下一になっていた。次々起こる怪事件。だが何かがおかしい。じつはそこは、「本格推「理」という概念の存在しない街だったのだ。この街を作った者の正体は?そして街にかけられた呪いとは何なのか。『名探偵の掟』の主人公が長編で再登場。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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名探偵の呪縛 | 1996 | これまた本格ミステリではなく、それをネタにした何か。 |
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深夜、16歳の少女の部屋に男が侵入し、気がついた母親が猟銃を発砲した。とりおさえられた男は、17年前に少女と結ばれる夢を見たと主張。その証拠は、男が小学四年生の時に書いた作文。果たして偶然か、妄想か……。常識ではありえない事件を、天才物理学者・湯川が解明する、人気連作ミステリー第二弾。解説・三橋暁
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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夢想る ゆめみる | 1998 | 夢で見た女の幻影で、女に近づいたという男の供述は本当か? オカルトのガリレオ・シリーズ。 |
霊視る みえる | 1999 | 幽霊が見えるというのも、計画殺人の一部。 |
騒霊ぐ さわぐ | 1999 | 家の激しい振動と騒音も、もちろん物理的に説明できる。 |
絞殺る しめる | 1999 | 普通の絞殺ではなく、変な痕がある。 |
予知る しる | 2000 | 不倫の清算のために「狂言自殺」しとうとしたが、それは、近所の少女に予知されたいた。 |
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内容紹介(「BOOK」データベースより)
帯、カバー、裏表紙等から引用
何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。
タイトル | 発表 | 感想 |
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流星の絆 | 2008 | 量産しながらもミステリとしての質を維持しているのは、さすが理系。かといって冷徹ではなく、大阪出身のせいか人情話も多い。 |
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悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか?3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが……。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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ナミヤ雑貨店の奇蹟 | 2014 | ミステリではなく、ハート・ウォーミングなファンタジー。 |
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