周木律

周木律(しゅうき・りつ) 某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人~TheBook~』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。

太字作品や★★★★★が特におすすめです。

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神は第七日にその作業を終られた。すなわち
そのすべての作業を終わって第七日に休まれた。

内容紹介（「BOOK」データベースより）
「痛みの山」と呼ばれるアララト山で、ノアの方舟調査隊に降りかかる不可解な連続死ー。宗教学・科学・建築学の叡智を駆使し、壮大なスケールで人類の謎に挑む歴史ミステリ！！完璧なる記憶力と瞬時の計算力を持ち、語学堪能にして端正なマスク。「神は妄想でしかない」と断言し、「人間とは何なのか」をストイックに追究する男が、アララト山頂で到達した人類の真実とはー。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
アールダーの方舟	2014	今回は宗教ウンチクがメインなので、それが楽しめれば。

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原因不明の症状により、市町村単位で住民が集団死する事件が発生した。高知県を発端に“災厄”は四国全域に広がり、なおも範囲を拡大していく。そんな中、政府の対策本部では災厄の原因を巡って厚生労働省と警察庁が対立。ウイルス感染説を主張する厚労省キャリアの斯波は、真相解明のため自ら四国へと乗り込むが―。超弩級のスケール感と押し寄せる恐怖!未曾有の危機に立ち向かう、一気読み必至のパニックサスペンス!

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
災厄	2017	著者の初期のミステリとは全然違う、災害パニックもの。

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内容紹介（出版社より）
警備員の島浦が勤めるのは、工業用ロボットに管理された最新鋭化学工場。ある日、突然警報が鳴り響くと、島浦のいるシェルターの外で次々と人が死んでいく。パニックに陥る工場で、何が起きているのかーー。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
暴走	2015	強引にパニックねたを探しているような、無理やり感がある。

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古長屋に住む大学院生の隆一郎。ある日、彼は懐いた野良猫の尻尾がふたつに分かれているのを見てしまう。驚く間もなく猫は喋った。「見たの?」茫然とする隆一郎の前で、猫は少女へと姿を変えた。彼女は猫又だったのだ。やがて、奇妙な共同生活を始めたふたりの元に、相談が舞い込む。ある名家に令嬢の誘拐予告が届いたというのだ。現場に出向くふたりの前で、令嬢は忽然と姿を消して─猫又少女に癒やされるライトミステリ!!

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
猫又お双と消えた令嬢	2015	オタクっぽい客層を狙った風の、ライトノベル。

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破格の推理力を持ち、その名を轟かせた美貌《びぼう》の名探偵六元十五《ろくもとじゅうご》。だが、戦火の気配漂う中、突如として探偵は表舞台から姿を消した。あれから七年。助手として、数多《あまた》の難事件をともに解決に導いた三田村《みたむら》は、荒廃した東京で六元に再会した。探偵は、告白する。推理に集中すると、感覚を失う「失覚《しっかく》の病」に冒されていることを。しかし、不可解な連続殺人が発生し、再び二人を事件に呼び戻す!

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
LOST 失覚探偵 上巻	2017	著者の「堂」シリーズとはちょっと違い、むしろ普通のサスペンス。

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「失覚《しっかく》の病」、それは謎を解くと五感のひとつを失う、不治《ふじ》の病。病魔に冒された美貌《びぼう》の名探偵・六元《ろくもと》と、助手の三田村《みたむら》は、荒廃した戦後の東京で、六道《りくどう》に擬《なぞら》えられた二つの殺人事件を解決した。直後、立て続けに、足跡なき開放空間での圧死—修羅の事件、凶器のない密室での爆死ー餓鬼《がき》の事件が!探偵の尊厳を奪い、すべてを操る黒幕は!?失われる探偵の物語、加速する第二章!

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
LOST 失覚探偵 中巻	2017	推理を達成すると、感覚を一つ失うというのは、「どろろ」の百鬼丸の逆バターン。

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密室での死刑囚の焼死にはじまる連続殺人事件は、仏教の六道《りくどう》に擬《なぞら》えられていた。探偵・六元《ろくもと》は地獄界、天界、修羅界、餓鬼《がき》界の四つの事件を解決するごとに、自らの感覚を消失。残るは赤の視覚と聴覚のみだった。探偵を嘲笑《あざわら》うかのように、同居人の花純《かすみ》が誘拐され、姿を消す。黒幕との直接対決の中、六元の推理が反転し続ける真実に挑む。最後の感覚を失った探偵の運命は……!?

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
LOST 失覚探偵 下巻	2017	どんどん能力が制限されていって、その限られた範囲で推理するというのが、やはりパズルっぽい。

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孤島×殺人×閉鎖空間驚愕ホラーミステリー!　
絶海の孤島に建つ孤児院「四水園」で発生した、園生の不可解な転落死。他者の優れた部分が歪んで見える「幻視症」のユタカは、その事件をきっかけとして園内に伝わる「四忌」の噂を追い始めた。解けば願いが叶い、真実に辿り着けない者は死ぬという四つの謎……。相棒のミツルと共に解き明かすほどに、恐るべき悲劇が発生し!?この島を覆う闇の正体とは?

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
幻屍症～インビジブル	2017	最近よくある、隔離された施設の子供たちの謎。

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公安機動捜査隊特捜班—通称“特捜班”。それは、凶悪事件の初動捜査を担当する、警視庁公安部に所属する特別チーム。特捜班の稲見は、横浜の39階建てホテルが武装集団に占拠されたとの報せを受ける。宿泊客550名が人質に取られるという非常事態。事件を秘密裏に解決せよという任務に挑むが―。金城一紀原案の設定をもとに気鋭の作家が紡ぐ完全オリジナルストーリー。一気読み必至の警察工ンターテインメント!!

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班	2017	得意の本格館ミステリではなく、わりと普通のサスペンスもの。

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これは、怒れる神の鉄槌《てっつい》なのか。伝説の地、アララト山で、ノアの方舟調査隊隊員が次々と壮絶な最期を遂げる。背筋も凍る事態に直面したのは、あらゆる知識をその頭蓋に収めた天才学者、一石《いちいし》豐。一石はカメラマン・森園アリスと共にこの連続死の謎に挑み、同時に方舟の真実を解き明かしてゆく。気鋭の推理小説作家が構築した、美しくも壮大なミステリ大伽藍《だいがらん》。
『アールダーの方舟」改題。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
雪山の檻～ノアの方舟調査隊の殺人	2018	「アールダーの方舟」参照。