1962年兵庫県西宮市生まれ。京都大学文学部哲学科中退。’89年講談社ノベルス『8の殺人』で鮮烈デビュー。『人形はライブハウスで推理する』『眠り姫とバンパイア』『屍蠟の街』『少年たちの四季』『弥勒の掌』『狩人は都を駆ける』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』等、著書多数。近著に『狼と兎のゲーム』がある。
太字作品や★★★★★が特におすすめです。
我孫子武丸 8の殺人
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”8”の字形の屋敷”ゆえに案出された、不可解極まる連続殺人。速水警部補推理マニアの彼の弟&妹の三人組が挑戦するが、真相は二転三転また逆転鬼才島田荘司氏に“本格ミステリー宣言”を書かしめた、二人目の大型新人の本格的にして異色、かつ絶妙のユーモアで味付けした傑作長編推理デビュー作!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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8の殺人 | 1989 | ユーモア・シリーズであるデビュー作。マニアはやなりトリック講義をしたくなる。 |
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物語の冒頭に置かれた〈作者からの注意〉に、驚くべきことに、奇妙極まりない殺人劇の容疑者たち四人のリストが公開されている!この大胆かつ破天荒な作者の挑戦に、果してあなたは犯人を突きとめられるか?
帯、カバー、裏表紙等から引用
ご存知、速水警部補と推理マニアの弟と妹が活躍する、異色の傑作長編推理。
タイトル | 発表 | 感想 |
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0の殺人 | 1989 | かなりおフザケ路線なので、それを楽しめるかどうか。しかし定番の読者への挑戦はあり。 |
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映画界の鬼才・大柳登志蔵が映画の撮影中に謎の失踪をとげた。すでにラッシュも完成し、予告篇も流れている。しかし、結末がどうなるのか監督自身しか知らないのだ。残されたスタッフは、撮影済みのシーンからスクリーン上の犯人を推理していく……。『探偵映画』というタイトルの映画をめぐる本格推理小説。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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探偵映画 | 1990 | いつも通りにユーモア路線。本体よりも映画ウンチクが興味深い。 |
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永遠の愛をつかみたいと男は願ったー。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔!くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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殺戮にいたる病 | 1992 | 著者らしくなく、まったくユーモアなしの叙述本格もの。しかし実際の楽曲をこのように使うのは、ファンからしたら、いかがなものか。 |
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