1938年群馬県前橋市生まれ。虫プロダクションを経て、作家として独立。SF作家としてのみならず古代史研究家として著名。一近作として、『聖徳太子の叛乱』『雑学古代史の謎』などがある。
豊田有恒 退魔戦記
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代々脇田家に伝えられてきた古文書「退魔戦記」。脇田俊夫はその解読にあたるが、そこには驚くべき真相が記されていた。-蒙古軍の襲来を迎えようという文永年間の日本を、天空を翔けめぐる船に乗った未来人たちが訪れていたというのだ。彼らは蒙古による世界支配を阻止せんと、七百年もの時空を超えた歴史改変の戦いを繰り広げているのだったが……。歴史SFの傑作長篇。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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退魔戦記 | 1969 | 元寇にタイムマシンで介入する伝奇SF。現実が実は改変されていたという逆転の発想。 |
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SMとの混同にもめげずSFを志したく苦闘の時代>から苦心の原稿をバッサリ切られてお礼を言ってしまった〈未曾有の時代〉「鉄腕アトム」のシナリオに参加した〈映像の時代〉、「破壊された男」に衝撃を受けた〈翻訳の時代〉を経て、縦横無尽の〈創作の時代〉へ。日本SFの揺籃期から興隆期を自ら体験した著者が複眼多岐の視点から綴るインサイド・エッセイ。SFもまた、その個体発生は系統発生を繰り返す!?
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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あなたもSF作家になれるわけではない | 1979 | 自伝を通じてSFを語るエッセイ。よほどのファン向け。 |
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新説・容説 邪馬台国の謎
帯、カバー、裏表紙等から引用
邪馬台国ガイド!
この一冊ですべてがわかる
大和・九州、諸説入り乱れる女王卑弥呼の支配する国はいったいどこにあったのか!? 歴史オタクはじめ素人も引き込む邪馬台国の魅力。 その魅力を Q & A方式にして、その本質を簡潔かつ、鋭くついた著者の力作。 邪馬台国が 秘める数々の謎をあっという間に解決していく。 これさえ読めば、もはや邪馬台国の秘密はなくなる心強い一冊。 邪馬台国がどこにあったのかは……読んだ あなただけのお楽しみに!!
とよたありつね
豊田有恒
1938年群馬県前橋市生まれ。
虫プロダクションを経て、作家として独立。 SF作家としてのみならず古代史研究家として著名。一近作として、 『聖徳太子の叛乱』 『雑学古代史の謎』などがある。
タイトル | 発表 | 感想 |
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新説・奇説 邪馬台国の謎 | 1992 | 邪馬台国の位置や文化についての諸説や、倭人の風俗や社会制度、航海ルート、東アジアの国際関係について述べられている。邪馬台国の研究は論争が絶えず、商業化やファンの存在も問題視されているが、吉野ケ里遺跡の発掘によって考古学界に大きな影響を与える出土品が見つかっている。邪馬台国の存在や位置についてはまだ明確な結論が出ておらず、九州説が有力であるが関東説も存在する。本当に邪馬台国を知らない人のための入門書。入口として、何が問題なのか、当時の歴史的環境など、前提知識を仕入れるのにはgood。しかし著者独自の説を打ち出している訳ではないので、評価は少なめ。虫プロ時代、手塚治虫の「火の鳥」では九州説に依ったが、それで大和説派から批判があったのは面白い。 |
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日本占領
帯、カバー、裏表紙等から引用
シミュレーション書下ろし長篇
警察庁のエリート香室左近は、PSAU=警察特別行動部隊の警部。ある事件で射殺した犯人の実家を訪ねるため敦賀に来た。敦賀湾のそばで、近づいてきたゴムボートから不審な若者たちが降り立つ。彼らは奇妙なアクセントの日本語で挨拶をした直後、香室に銃を向けた。異国の兵士たちは容赦ない銃撃によって敦賀の街を制圧していくが……。迫真の書下ろし長篇戦闘シミュレーション。
タイトル | 発表 | 感想 |
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日本占領 | 1996 | 起こりえる(?)北朝鮮による日本海側の原発占拠テロを描く。あくまでシミュレーション。 |
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