著者情報(「BOOK」データベースより) ホーガン,ジェイムズ・P.(Hogan,James P.)(ホーガン,ジェイムズP.) 1941年、英国ロンドン生まれ。コンピュータ・セールスマンだったが、1977年に一気に書き上げた長編『星を継ぐもの』でデビュー。同書は日本に翻訳紹介されると同時に爆発的な人気を博し、翌年の星雲賞を受賞。さらに『創世記機械』『内なる宇宙』でも同賞を受賞した。『造物主の掟』『時間泥棒』など、最新科学技術を用いたアイディアに挑戦する作品を矢つぎばやに発表し、現代ハードSFの旗手として幅広い読者を獲得した。2010年没
太字作品や★★★★★が特におすすめです。
- ジェイムズ・P・ホーガン 創世記機械
- ジェイムズ・P・ホーガン 未来の二つの顔
- ジェイムズ・P・ホーガン 未来からのホットライン
- ジェイムズ・P・ホーガン 断絶への航海
- ジェイムズ・P・ホーガン プロテウス・オペレーション 上巻
- ジェイムズ・P・ホーガン プロテウス・オペレーション 下巻
- ジェイムズ・P・ホーガン 終局のエニグマ 上巻
- ジェイムズ・P・ホーガン 終局のエニグマ 下巻
- ジェイムズ・P・ホーガン マルチプレックス・マン 上巻
- ジェイムズ・P・ホーガン マルチプレックス・マン 下巻
- ジェイムズ・P・ホーガン 時間泥棒
- ジェイムズ・P・ホーガン 仮想空間計画
- ジェイムズ・P・ホーガン 量子宇宙干渉機
- ジェイムズ・P・ホーガン ミクロ・パーク
ジェイムズ・P・ホーガン 創世記機械
宣伝文句
若き天才科学者クリフォードは,政府機関で統一場理論の研究を進めるうち,画期的な成果をあげた。物質,電磁気力,そして重力の本質を見事に解き明かしたのだ。この理論を応用すれば,宇宙のエネルギーを自由に操り、利用することができる。使い方によれば究極の兵器ともなり得るのだ。そこに目をつけた軍部は,ともすると反抗的なクリフォードを辞職に追いやり、独自に研究を始めた。彼は私的研究機関に移り、細々と自分の研究を続けていたのだが……。ハードSF界の旗頭ホーガンの面目躍如たる大作長編。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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創世記機械 THE GENESIS MACHINE | 1978 | 山高昭 | 最新の理論を使って、本当らしい理論をでっち上げる上手さ。 |
宣伝文句
レイモンド・ダイアー博士はニューヨーク市立大学で人工知能の研究をしていたが、月面の工事現場で起きた重大な事件のために、その研究の中断を申し渡された。コンピューターが誤った判断を下したため、五人の人間が危うく殺されるところだったのだ。人工知能研究の重要性を信ずるダイアーは、コンピューター管理システムの安全性を確かめるべく、宇宙空間に植民地として建造された巨大宇宙ステーションにおける壮大な規模のシミュレーションを提案した……。ハードSFの第一人者ホーガンが卓越した科学知識を傾けて描くコンピューターSF!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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未来の二つの顔 THE TWO FACES OF TOMORROW | 1979 | 山高昭 | 未熟なAIが人間を攻撃しだして大戦争に発展する。AIの現在をみすえた超現代的が作品。 |
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アメリカ西海岸で技術コンサルタント事務所を開いているマードック・ロスは,スコットランドの古城に住む引退したノーベル賞物理学者の祖父に招聘《しょうへい》され,友人のリーとともにイギリスへ向かった。祖父が政府の助けもなく独力でタイム・マシンを完成させたというのである。半信半疑のまま地下研究室へおりたロスの前には,DEC社の大型コンピュータをはじめ、数知れぬ電子機器がもつれ合った電線でつなぎ合わされていた……。SF作家たるもの一度はタイム・マシン・テーマに手を染めなければならない,と語るJ・ホーガンのお手並みやいかに!?
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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未来からのホットライン THRICE UPON A TIME | 1980 | 小隅黎 | 過去へのメッセージを連続ジャンプさせると、遠い過去まで遡ることができる。すると未来から衝撃のメッセージが! |
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地球の半分を壊滅させた第三次世界大戦の傷もようやく癒えた2040年、アルファ・ケンタウリから通信が入った―大戦直前に出発した移民船〈クヮン・イン〉が植民に適した惑星を発見、豊富な資源を利用して理想郷の建設を開始したというのだ。この朗報をうけて〈メイフラワー二世〉号が建造され、新天地を求める人々を乗せて惑星ケイロンをめざし旅立った。だが、20年の長旅の果てに一行を待ちうけていたのは、地球とはあまりにも異質な、想像を絶する奇妙なケイロン人社会だった!現代ハードSFの旗手ホーガンが該博な科学知識をベースに描いた壮大なスペース・ドラマ!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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断絶への航海 VOYAGE FROM YESTERYEAR | 1982 | 小隅黎 | 同じDNAでも、環境によってこうも異なる文明になる。 |
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1974年、世界はかつてない暗黒時代を迎えていた。第二次大戦で圧倒的勝利をおさめナチス・ドイツが、ヨーロッパはおろかアジアやアフリカ、さらには南アメリカまで支配していたのだ。ナチスの魔手は次第アメリカ合衆国へと伸び、ふたたび戦争が起こるのは必至だった。そのアメリカに唯一残された最後の希望が《プロテウス作戦》だ――過去の世界に選りすぐりの工作隊を送りこみ、歴史の進路をねじ曲げて、いち早くナチスの野望を叩きつぶすのだ!かくして《プロテウス部隊》は勇躍時間の流れに飛びこんだが······人気絶頂のホーガンが時間テーマに挑んだ雄渾のSF大作!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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プロテウス・オペレーション 上巻 THE PROTEUS OPERATION 1 | 1985 | 小隅黎 | ディック「高い城の男」(参照)と同様にナチスドイツが世界を制覇した世界で、タイムマシンで歴史改変を試みる。 |
宣伝文句
1939年の世界に無事たどりついた《プロテウス部隊》だったが、その前途には暗雲がたれこめていた。アメリカは不況に悩み、ヨーロッパ諸国は、領土拡大の野心に燃えるナチスを見くびって、なんの対応もできないありさまだったのである。《部隊》はまず政界の第一線を退いたチャーチル議員に協力を要請、さらにアインシュタインをはじめとする当代一級の科学者たちと接触して新兵器の開発をいそぐが、ナチスを裏であやつる謎の存在が、次第にその姿をあらわしつつあった…。現代ハードSFの旗手たるホーガンが徹底した調査と大胆な仮説で描きあげた、もう一つの第二次大戦!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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プロテウス・オペレーション 下巻 THE PROTEUS OPERATION 2 | 1985 | 小隅黎 | この時間軸に到着した部隊の活躍で、次第に歴史は史実に近づくが… |
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ソビエトが月軌道上に建設した巨大な宇宙島。ソ連政府当局は、これこそ彼らの宇宙計画の平和的目標の象徴であると主張した。しかし、合衆国国防総省の見方は違っていた。この宇宙島には強力なX線レーザーが積み込まれているに違いない。平和目的どころか、これこそ究極の攻撃兵器なのだ。この謎を解くため、二人のエージェントが送り込まれたが……。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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終局のエニグマ 上巻 ENDGAME ENIGMA 1 | 1989 | 小隅黎 | 舞台はSFだが、スパイ活動がメイン。さすがのホーガンもソ連が崩壊するとは予想できなかった。 |
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監視の目をくぐって監房を抜け出したマッケインたちは、〈テレシコワ〉内部の偵察に乗り出した。だが、武器のたぐいはいっさい発見できない。では、〈テレシコワ〉はソ連のいうとおりに平和目的のスペースコロニーなのだろうか?しかし、マッケインたちは、それでもどこか心にひっかかるものを感じていた。このコロニーはどこかが狂っている。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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終局のエニグマ 下巻 ENDGAME ENIGMA 2 | 1989 | 小隅黎 | ソ連の大噓は、果たしてどうやってバレるのか。 |
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気がついた時、ジャロウは七ヵ月間の記憶を失っていた。知人たちのもとを訪ねるが、誰ひとり彼のことを知らない。それどころか、彼は五ヵ月前に死亡したのだという。では一体この自分は誰なのか?身辺に残された手がかりをたぐるうちに浮かび上がった、彼自身がキイとなる恐るべき計画とは。宇宙に人類が進出し、世界構造も再編された近未来社会に展開するハードSFサスペンス!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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マルチプレックス・マン 上巻 THE MULTIPLEX MAN 1 | 1995 | 小隅黎 | やっぱり冷戦的世界が著者にとって最大の悪夢のようだ。 |
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人間そのものを根底から変えてしまう発明。それは軍部による極秘プロジェクトとして、大統領も知らぬ間に完成されており、実用化の時を待つばかりだった。だが、計画の中心人物である天才科学者が謎の失踪を遂げていた。究極の特殊工作員は、彼を追いつめるべく世界の壁を越えて狩りを始めるが…宇宙圏側の反対勢力がこの機会を逃すはずがなかった。何重にも仕掛けられた罠!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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マルチプレックス・マン 下巻 THE MULTIPLEX MAN 2 | 1995 | 小隅黎 | ハードSFの魅力である先進的なハードウェアというよりは、精神とか政治の方向へ向かっている。 |
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ある日、ニューヨーク市の時間がおかしくなりはじめた。全世界でもこの街でだけ、時計がどんどん遅れていくのだ。しかも街の場所ごとで遅れ方が違う。前代未聞の事態に著名物理学者が言うには「異次元世界のエイリアンが我々の時間を少しずつ盗んでいるのです」!?議論は際限なく続くが、その間にも時間は本当になくなっていく。大騒動の顛末は? 巨匠が贈る時間SFの新機軸!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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時間泥棒 OUT OF TIME | 1995 | 小隅黎 | ちょっと作風が変わってきて、初期作品のようなハードさを求めると、肩透かしをくう。 |
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科学者ジョー・コリガンは見知らぬ場所で目を覚ました。かつては極秘プロジェクトの一環でヴァーチャル・リアリティの開発に従事し、テスト段階で神経を接合し、その後、記憶を失う。計画は過去に放棄されたはずだった。ところがある女が現れ、二人ともシミュレーションの中に取り残されたままだと言う! 不可測の虚構世界から脱出の道は?リアルすぎる仮想現実に挑む、本格SF。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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仮想空間計画 REALTIME INTERRUPT | 1995 | 大島豊 | 現実と区別がつかないほど発達したVRの世界では、何が本当かわからない。 |
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世界が再び全面戦争の危機に直面した21世紀、ついに量子コンピュータは完成を見た。この世界は唯一の存在ではなく、同様に無数の世界が並行してあり、それらの相互干渉によって、いかなる物事が起こるのかが決定される。国防総省の極秘プロジェクトは、その別世界に干渉することで、現実の世界危機を回避できるというが……。量子力学の“多世界解釈”に基づく多元宇宙ハードSF!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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量子宇宙干渉機 PATH TO OTHERWHERE | 1996 | 内田昌之 | 現在、注目されている量子コンピュータをすでに提案している。それとは直接は関係ないが、パラレルワールドを本格的に扱っている。 |
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まだ十五歳のケヴィンとその友人は、父親の会社で工作用の超小型ロボットの開発現場に足を踏み入れた。サイズが違えば、物理的特性が変わる。用途が変われば、新たなビジネスの機会が生まれる。極小マシンを裏庭のミニチュア世界のなかで操り、戦闘ゲームを楽しむふたりのアイディアは、箱庭式次世代テーマパークとなりうるか? ナノテク+仮想現実技術のハードSFサスペンス。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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ミクロ・パーク BUG PARK | 1997 | 内田昌之 | 極小世界での冒険。どちらかというと子供向き。 |
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