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ミステリ小説 日本

二階堂黎人

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二階堂黎人(にかいどう・れいと)
1959年7月19日東京に生れる。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1992年、本作品を書下ろし単行本として上梓、推理界の注目を大いに集める、同年第1回鮎川哲也賞佳作入選の『吸血の家』(鮎川哲也解説、立風書房)、93年に『聖アウスラ修道院の惨劇』(書下ろし、講談社ノベルス)を上梓し、新・本格推理小説家として独自の地歩を築きつつある。

太字作品や★★★★★が特におすすめです。

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〈十字架屋敷〉と呼ばれる、実業家の広壮な邸宅に、エジプトのミイラのように顔中に包帯を巻いた、異様な風体の男が出没した。復讐のため地獄から戻ってきた〈地獄の奇術師〉と自ら名乗り、十字架屋敷に住む暮林一族を皆殺しにすると予告した。名探偵二階堂蘭子誕生の妖気漂う本格探偵小説!

著者のことば
もっと探偵小説を―! 自分自身、読者としてのこの内なる渇望に駆られて、本作品を書きだしました。どこを切ってもまさしく「探偵小説」という、昔懐かしぃ金太郎飴のような小説です。江戸川乱歩の発端の怪奇、カーの不可能犯罪、ルブランの冒険劇、クイーンの論理性、そして奇矯な名探偵という、五大付録付きの大事件です。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
地獄の奇術師1994乱歩風味をめざす著者の初期作品。名探偵の蘭子は美人らしいが、どうもイメージが上手く浮かばない。

二階堂黎人 吸血の家

著者:    二階堂黎人
       にかいどうれいと
発表:    1995年
発行所:   立風書房
カバーアート:中原修
価格:    1100円

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内容紹介(「BOOK」データベースより)
江戸時代から遊郭を営んできた一家をめぐる殺人予告。狂死した遊女の怨霊祓いの夜、はたして二つの殺人が…。一つは密室、一つは足跡なき殺人の謎を秘め…。折しも乱舞する雪は、二十四年前の惨劇に似て。美しい三姉妹の滅びの運命を、名探偵・二階堂蘭子が解く。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
吸血の家1995あまりグロテスクでもなく、むしろカー(参照)のオカルト趣味に近い。

二階堂黎人 ユリ迷宮

著者:    二階堂黎人
発表:    1992年 ~ 1995年
発行所:   講談社NOVELS
カバーアート:辰巳四郎
価格:    780円

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バイカル湖の近くの氷原に建つ《吹雪の館》が忽然と消える家屋消失トリックの佳品「ロシア館の謎」。欧米では日本の麻雀と同じほどポピュラーな遊びであるコントラクトブリッジのパーティという衆人環視の中での殺人に挑んだ長編書下ろしの力作「劇薬」。名探偵二階堂蘭子の推理が冴える初の作品集。

著者のことば
推理小説の迷宮にようこそ。今宵、探求者である貴方が挑むこの洞窟には、巨大な館の消失、密室殺人、衆人環視の中の毒殺、という三つの謎が待ちかまえています。案内役は名探偵・二階堂蘭子。絢爛豪華な事件と、めくるめく秘密と、果てしない幻影と、華麗なる推理を御伴にして…・・。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
ロシア館の謎1992島田荘司作品で見たような、シベリアで消えた城の謎。
密室のユリ1994殺された女流作家のカセットテープには、犯人との会話が残されていた。
劇薬1995ミステリにおいて、架空の毒薬、未知の毒薬も許容されるべきか。

二階堂黎人 バラ迷宮

著者:    二階堂黎人
発表:    1994年 ~ 1996年
発行所:   講談社NOVELS
カバーアート:辰巳四郎
価格:    780円

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断崖に建つ雪の日の洋館で起こった足跡なき殺人に迫る「変装の家」、舞台に突如バラバラ死体を降らせる恐怖を描く「サーカスの怪人」、バラ園のある館で催されたパーティでの毒死花ことばと呪われた家系の秘密を解く「薔薇の家の殺人」など、才気と優しさに溢れる、名探偵二階堂蘭子の鮮やかな推理傑作集!

著者のことば
ミステリー世界の勇者として君臨するあなたの前に、またもや推理小説の謎という過酷な試練が課せられました。今回の迷宮の扉は6つ。その扉の奥には、それぞれ、衆人環視の殺人、怪人、アリバイダイイング・メッセージ、不可解な死、毒殺といった魔物たちが待ち受けています。さあ、あなたは名探偵・二階堂蘭子を道連れに、この魔物たちをみごと退治することができるか!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
サーカスの怪人1995乱歩的な世界。首になったサーカス団員が、グロテスクな事件を連発する。
変装の家1995旧家での殺人事件は、44年前の事件の裏返し。
喰顔鬼1995嵐の山荘に監禁されることになった、蘭子と黎人は無事、事件を解決して脱出できるか。
ある蒐集家の死1995「田中」というダイイング・メッセージは意味があるのか。
火炎の魔1996自動発火の呪いがふりかかる一家。
薔薇の家の殺人1994アイスティーに毒を入れる方法は、見れば一発。

二階堂黎人 悪霊の館

著者:    二階堂黎人
       にかいどうれいと
発表:    1996年
発行所:   立風書房
カバーアート:西口司郎
価格:    1400円

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内容紹介(出版社より)
作家デビュー三十周年記念出版! 高木彬光の未発表作品へのオマージュとして書かれた大長編「悪霊の館」が著者校正を経た完全版テキストとして復刊。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
悪霊の館1996オカルト趣味といっても、和風ではなく、西洋のものだ。

二階堂黎人 聖アウスラ修道院の惨劇

著者:    二階堂黎人
       にかいどうれいと
発表:    1996年
発行所:   講談社文庫
カバーアート:辰巳四郎
価格:    840円

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野尻湖畔にある修道院の塔で起こった二つの密室殺人。満開の桜の枝に、裸で逆さに吊るされた神父の首なし死体。ヨハネ黙示録に見たてた連続殺人。そして、不可解な暗号文も発見されたのだ。神秘の領域で惨劇が繰り返される。名探偵・二階堂蘭子の推理が、ついに暴き出地下書庫に隠された驚愕の真実!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
聖アウスラ修道院の惨劇1996エーコの「薔薇の名前」のように、修道院に隠されていた文物は、なんと!!

二階堂黎人 人狼城の恐怖 第1部 ドイツ編

著者:    二階堂黎人
       にかいどうれいと
発表:    1996年
発行所:   講談社NOVELS
カバーアート:辰巳四郎
価格:    1200円

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《人狼城》は独仏の国境の峻嶮な渓谷の上に屹立する古城。城主を〈人狼〉に惨殺されたという言い伝えのある曰く付きの城だ。1970年西独の製薬会社が10名の客をこの城に招待した。長い間、人が近づくのを峻拒してきた城に滞在しはじめた人々の上に、伝説を地でいくような、身の毛もよだつ殺人事件が起きた一

著者のことば
最初に考えたたった一つのトリックから、状況を設定し、場景を組み立て、人物を配置し、枝葉を盛って、最後に途轍もなく巨大な物語を構築する。これこそ、推理小説家にのみ与えられた最高の楽しみです。そして、その楽しみを、謎解きという思考遊戯によって、読者の皆さんにもぜひ一緒に味わっていただきたいと思います。なお、この「人狼城の恐怖」は、《ドイツ編》、《フランス編》《完結編》から構成される予定です。まぎれもなく、名探偵二階堂蘭子シリーズの長編第五弾なので、御安心を。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
人狼城の恐怖 第1部 ドイツ編1996ギネスブックにも載っている世界最長のミステリは、とにかく長い。

二階堂黎人 人狼城の恐怖 第2部 フランス編

著者:    二階堂黎人
       にかいどうれいと
発表:    1997年
発行所:   講談社NOVELS
カバーアート:辰巳四郎
価格:    1200円

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独仏国境の峻険な山岳地帯に屹立する二つの古城。フランス側の「青の狼城」でも、凄惨極まりない殺戮事件が起きた。ナチスが遺した「星気体兵団」の亡霊を追って古城に踏み入った「アルザス独立サロン」のメンバーが残した日記には、驚愕の事実が記されていた!――すべての謎、そして事件解決の手がかりはすべて読者に提示された。「第一部」「第二部」どちらから読みはじめてもかまわない。「完結編」を待たずに、あなたは真相にたどりつくことができるか!?

著者のことば
「ドイツ編」と「フランス編」が出揃い、『人狼城の恐怖』における神秘的な謎の数々がすべて提示されました。もちろん、それらを解き明かすための手がかりもです。「ハーメルンの笛吹き男」の真相、古城の伝説の謎、人間消失、死体消失、次々と起こる密室殺人、衆人環視の毒殺、被害者の共通項、秘宝捜し《人狼》の怪奇、そして、残虐な殺人者の正体は?なお、この物語では、「ドイツ編」と「フランス編」のどちらから読み始めてもかまわない構成になっています。この「フランス編」を先に手にされた方は、迷わず、ここから恐怖の世界へ進んでください。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
人狼城の恐怖 第2部 フランス編1997もう、長くて、退屈して飽きてくる。

二階堂黎人 人狼城の恐怖 第3部 探偵編

著者:    二階堂黎人
       にかいどうれいと
発表:    1998年
発行所:   講談社NOVELS
カバーアート:辰巳四郎
価格:    1000円

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十数人に及ぶ人命が易々と奪われた、あの怪奇的で残虐な、血みどろの「人狼城殺人事件」―背後には悪魔以上に怪物的な犯人が必ずいる! 美貌と無類の知性で難事件を解明する名探偵二階堂蘭子は、義兄黎人とともに、この超絶的事件解決のため一路欧州へ。幽鬼のごとき殺戮者の魔手は、蘭子にまで伸びるか!?

著者のことば
《完結編》が当初予定していた以上に長くなってしまったことと、ホームズ・蘭子嬢及びワトソン・黎人君が早く自分たちを活躍させろと作者をせっつくので、これを二分割し、前半を《探偵編》として先に上梓することにしました。《完結編》を全部一気に読みたいと思っていた読者の皆様には、深くお詫び致します。謎と怪奇に満ちたこの『人狼城殺人事件』は、名探偵二階堂蘭子にとっても、作者にとっても、実に容易ならざるものです。どうやら、生涯最大の難事件になってしまいました。という訳で、『人狼城の恐怖』は、三部構成ではなく、《ドイツ編》、《フランス編》、《探偵編》、《完結編》の四部構成に変更になりました。ご了承ください。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
人狼城の恐怖 第3部 探偵編1998ようやく蘭子が動き出す。

二階堂黎人 人狼城の恐怖 第4部 完結編

著者:    二階堂黎人
       にかいどうれいと
発表:    1998年
発行所:   講談社NOVELS
カバーアート:辰巳四郎
価格:    1100円

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ゲルケン弁護士の日記に書かれていたワイン醸造所の調査中二階堂蘭子たちは、リッベントロープ伯爵の部下に拉致された。行き先は、あの《人狼城》。阿鼻叫喚の地獄絵図《人狼城殺人事件》の犯人は!? 〈ハーメルンの笛吹き男》の真相は!?すべての謎が今、蘭子の名推理で解明される。本格推理の金字塔、ついに完結。

著者のことば
たいへん長らくお待たせしました。作者にとっても名探偵・二階堂蘭子にとっても(たぶん、読者の皆さんにとっても)非常に長い道のりでしたが、《人狼城殺人事件》も、ようやく「第四部完結編」までたどり着きました。この本の中では、ほぼ全頁が、推理と犯人告発と謎の解明に費やされています。読者の皆さんは、先行する三冊を読んで、どれだけ真相に肉薄することができましたでしょうか。原稿用紙換算で四千枚強。現時点で、世界最長の本格推理小説である『人狼城の恐怖』を、どうか心行くまでお楽しみください。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
人狼城の恐怖 第4部 完結編1998この城の内部構造だったらすぐ感づかれるような気がするのだが。

二階堂黎人 悪魔のラビリンス

著者:    二階堂黎人
       にかいどうれいと
発表:    2001年
発行所:   講談社NOVELS
カバーアート:辰巳四郎
価格:    760円

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三重密室殺人と人体消失。寝台特急《あさかぜ》の個室で起こった、世にも怪奇な事件。さらに、若い男性の全裸死体が氷柱の中に陳列されたガラス御殿の謎。悪夢、混沌、泥沼……。「殺人の美学」を纏った魔王ラビリンスの全てに、蘭子は「純粋論理」を楯に推理の槍を突きつける。怪人対名探偵の対決は、果たして……!?

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
悪魔のラビリンス2001乱歩の怪人二十面相みたいなライバルが登場し、蘭子に挑戦する。

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