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京極夏彦

京極夏彦

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小説家、意匠家。1963年北海道生まれ。94年、かねてよりアイデアを温めていた妖怪小説『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞を受賞。他に『死ねばいいのに』『豆腐小僧双六道中おやすみ』『眩談』など。様々なジャンルで読者を魅了し続けている。

太字作品や★★★★★が特におすすめです。

京極夏彦 嗤う伊右衛門

著者:    京極夏彦
       きょうごく・なつひこ
発表:    1999年
発行所:   角川文庫
カバーアート:FISCO
価格:    552円

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疱瘡を病み、姿崩れても、なお凜として正しさを失わぬ女、岩。娘・岩を不憫に思うと共に、お家断絶を憂う父・民谷又左衛門。そして、その民谷家へ婿入りすることになった、ついぞ笑ったことなぞない生真面目な浪人・伊右衛門ー。渦巻く数々の陰惨な事件の果てに明らかになる、全てを飲み込むほどの情念とは? 愛と憎、美と醜、正気と狂気、此岸と彼岸の間に滲む江戸の闇を切り取り、お岩と伊右衛門の物語を、怪しく美しく蘇らせる。四世鶴屋南北『東海道四谷怪談』に並ぶ、著者渾身の傑作怪談!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
嗤う伊右衛門1999他作品のようなミステリを期待すると、ちょっと違う、むしろ恋愛小説?

京極夏彦 旧怪談

著者:    京極夏彦
発表:    2007年
発行所:   メディアファクトリー
カバーアート:吉田健
価格:    952円

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内容紹介(「BOOK」データベースより)
江戸時代に聞き集めた、怪しい話、奇妙な話。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
旧怪談不明江戸時代の奇談集「耳嚢」の著書による現代語訳。「新耳袋」の原点として。

京極夏彦 幽談

著者:    京極夏彦
発表:    2006年 ~ 2008年
発行所:   メディアファクトリー
カバーアート:有山達也
価格:    380円

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内容紹介(「BOOK」データベースより)
怖いものとは何だろう。本当に怖いものを知るため、とある屋敷を訪れた男は、通された座敷で思案する。完全な暗闇の世界、思いもよらない異形のモノ、殺意を持った猛獣や殺人鬼、己が死ぬこと、幽霊ー。不安でも嫌悪でも驚きでも不思議でもなく、純粋な怖いものを。恐怖に似たものではない、真実の“こわいもの”を知るという屋敷の老人が、男にさし示したものとは。「こわいもの」を含む、妖しく美しい、幽き8つの物語を収録。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
手首を拾う2006京極堂シリーズに出てくるような、ちょっと変態的な怖い話シリーズ。よほどのファン向け。拾ったのは、生きている手首。
ともだち2007子供の頃の友達が死んで、久しぶりに再訪した街に、やはり出た。全般的に、ホラーのわりに非常に淡泊で、さっぱり怖くない。
下の人2007ベッドの下にくっついている、変な女。
成人2008女の肌のように、すべすべした丸いものが、布団に入ってくる。
逃げよう2008醜く汚いばあちゃんは見たくない。
十万年2008空を泳いでいる、巨大な魚の幽霊。
知らないこと2008狂っているのは、果たして誰か。全体的に怖いというより、気持ち悪い。
こわいもの2008箱の中に入っている、とてつもなく怖いものとは?

京極夏彦 厭な小説

著者:    京極夏彦
発表:    1999年 ~ 2009年
発行所:   祥伝社
カバーアート:松昭教デザイン事務所
価格:    1800円

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内容紹介(「BOOK」データベースより)
「厭で厭で厭で堪らなくって、それでみんな逃げ出したんだ。会社から、人生から、日常から、人間からー」職場と家庭の人間関係に苦悩する私の家に現れた、巨大な顔に山羊のような瞳を持つ子供らしきもの。永遠の幸福をくれるというホテルで、安全な殺人を行うことととなったホームレスの男。何故か僕が厭だと思うことだけを繰り返す、異常な彼女ー。あなたに擦り寄る戦慄と驚愕。世にも奇妙な、7つの物語。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
厭な子供1999妻を犯す変な奴は、死んだ子供ではない。怖いというより、ただただ後味の悪い作品集。
厭な老人1999祖母を引き取ることを提案したそうだが、記憶がない。
厭な扉1999ホテルに泊まって散弾銃を撃てば、幸せになれる。
厭な先祖2002仏壇から興奮した祖父さんが出てくる。
厭な彼女2008なんでもしてくれる彼女は、かえって恐ろしい。
厭な家2009どうにも運が悪い家では、何度も殺されかける。
厭な小説2009小説の中の厭な状況が再現し、繰り返す。

京極夏彦 冥談

著者:    京極夏彦
発表:    2008年 ~ 2010年
発行所:   メディアファクトリー
カバーアート:坂野公一
価格:    380円

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僕は小山内君に頼まれて留守居をすることになった。襖を隔てた隣室に横たわっている、妹の佐弥子さんの死体とともに。「庭のある家」を含む8篇を収録。生と死のあわいとゆく、ほの瞑(ぐら)い旅路。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
庭のある家2008ホラーっぽい、幻想的作品集。やはり京極的な心理描写が好きなファン向け。留守番はいつまで?
2008穴から除く少女の顔。
〓(かぜ)の橋2008先へ進むには、亡者が非難する、その橋を渡らなければならない。
遠野物語より2008あくまでも幽霊を冷静に否定する男。
2008真っ黒い柿から出てくるのは、お祖父さん。
空き地のおんな2010空地で見てくる女のせいで、いがみ合う二人。
予感2010廃墟に住んで、あくまで幽霊を否定する男。
先輩の話2010先祖が見えるということは、記憶ではない。

京極夏彦 死ねばいいのに

著者:    京極夏彦
発表:    2010年
発行所:   講談社
カバーアート:坂野公一
価格:    1700円

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「人の心ほど深く昏いものはない」
京極夏彦が紡ぐ究極の謎(ミステリー)。

死んだ女のことを教えてくれないかーー。
無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実……。人は何のために生きるのか。
この世に不思議なことなど何もない。ただ1つあるとすれば、それはーー

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
死ねばいいのに不明ホラー? これでもミステリ? 京極風の異常心理が好きなファン向けの連作集。

京極夏彦 虚実妖怪百物語 序破急

著者:    京極夏彦
発表:    2016年
発行所:   角川文庫
カバーアート:荒井良
価格:    1980円

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シリアの砂漠に現れた男。
旧日本兵らしき軍服に、五芒星が染め付けられた白手袋。
その男は、古今東西の呪術と魔術を極めた魔人・加藤保憲に、よく似ているように見えたーー。
妖怪専門誌『怪』の編集長と共に水木プロを訪れたアルバイトの榎木津平太郎は、水木しげる氏の叫びを聞いた。妖怪や目に見えないモノが、ニッポンから消えている!」と。だがその言葉とは逆に、妖怪が次々と姿を現し、日本は大混乱に陥ってゆく。窮地に立たされた榎木津平太郎、荒俣宏、京極夏彦らの命運は!? 驚異の実名小説、ここに開幕!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
虚実妖怪百物語 序破急不明「帝都物語」の加藤が復活、日本の妖怪を消していく騒動を軸に描く、実名、ドタバタ、ユーモア小説。まったく怖くはない。

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