著者紹介 今邑彩(いまむらあや) 一九五五年(昭和三〇)、長野県生まれ。都留文科大学英文科卒。会社勤務を経て、フリーに。一九八九年(平成元)鮎川哲也賞の前身である「鮎川哲也と十三の謎」に応募し〈十三番目の椅子〉を『卍の殺人』で受賞。以降、推理小説を中心にホラーなどを手がける。著書に『七人の中にいる』『「裏窓」殺人事件』『金雀枝荘の殺人』『そして誰もいなくなる』『赤いベベ着せよ……』『少女Aの殺人』『つきまとわれて』『ルームメイト』『よもつひらさか』『双頭の蛇』『暗黒祭』『いつもの朝に』『鬼』などがある。
太字作品や★★★★★が特におすすめです。
今邑彩 i(アイ)鏡に消えた殺人者
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作家・砂村悦子が殺された密室状態の部屋には、鏡の前で途絶える足跡の血痕が。遺された原稿には、「鏡」にまつわる作家自身の恐怖が自伝的小説として書かれていた。鏡のなかから見つめているのは、死んだはずの「アイ」―!!!貴島刑事が鏡に消えた殺人者に挑む、傑作本格ミステリ。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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i(アイ)鏡に消えた殺人者 | 1990 | 著者も嫌いな鏡の恐怖。女性作家らしく、心理描写が巧みで、読みやすい文章だ。 |
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三鷹《みたか》で起こった、自殺らしき女性の墜落死《ついらくし》と、中野《なかの》で起きた殴殺《おうさつ》事件は、同時刻に起きた。そして、墜落死を目撃した少女がいた。飛び降り直後は密室だった女性の部屋に、男がいたことを少女が証言したことから、警察は同一人物の犯行と見なす。犯人は現場を瞬間移動したのか?少女に迫る魔手……。衝撃の密室トリック!本格推理にサスペンスを加味した傑作!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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「裏窓」殺人事件 | 1991 | たまたま事件を目撃するという、ヒッチコック映画「裏窓」参照。 |
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東京駅で拾った客を世田谷《せたがや》の家に届けたが、「金を取ってくる」と言ったまま戻ってこない。痺《しび》れを切らし中に入ったタクシー運転手が目撃したのは、2人の男の死体だった。警察は直《ただ》ちに捜査を開始。1階の和室の床下が掘られており、2階の寝室には、泥まみれの女の死体が……。その上、現場は密室状態で……。大胆・斬新なトリックが光る、長編本格推理小説の秀作。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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「死霊」殺人事件 | 1994 | 絶妙に事件が絡まる。しかしトリックが厳しいかも。 |
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日比野功一の妹・ゆかりは帰宅途中に何者かに誘拐された。同時期に、チェーンのかかっ密室状態のマンション一室からの転落死事件が発生。捜査にあたった貴島刑事は六年前のある事件に辿り着く。事件の真相は、そして誘拐の行方は…?傑作本格ミステリシリーズ第四作。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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繭の密室 | 1995 | ホラー色はなく、普通のミステリーであっさりシリーズが終わってしまった。勿体ない。 |
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