江戸に実在した愉快な仲間たちの、人情ミステリ。
太字作品や★★★★★が特におすすめです。
高橋克彦 京伝怪異帖
著者: 高橋克彦
発表: 1999年 ~ 2000年
発行所: 文春文庫
カバーアート:小泉英里砂
価格: 781円
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伝蔵こと、稀代の人気戯作者・山東京伝が、風来山人・平賀源内、安兵衛、蘭陽らの仲間とともに、奇怪な事件に挑む。源内秘蔵の天狗髑髏にまつわる奇談、生きては帰れぬ地獄宿、恋女房に取り憑いた悪霊、そして背後に見え隠れする権力者の陰謀。多彩なキャラクターが縦横無尽に活躍する、痛快時代ミステリー。解説・ペリー荻野
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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天狗髑髏 | 1999 | 江戸の作家の、ちょっとホラーよりのシリーズ。この世のものとは思えないしゃれこうべ。 |
地獄宿 | 1999 | 山中の不思議な集落は、なんのためにある? |
生霊変化 | 2000 | 蝋中の松平定信に祟る、田沼意次の生霊か。 |
悪魂 | 2000 | 祟る幽霊を諭す平賀源内。 |
神隠し | 2000 | いちおう史実では、源内は人殺しの罪で、牢屋で死んだことになっている。 |
高橋克彦 おこう紅絵暦
著者: 高橋克彦
発表: 2000年 ~ 2002年
発行所: 文春文庫
カバーアート:小泉英里砂
価格: 514円
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幼い花売り娘が人殺しの咎で奉行所に捕えられた。娘はなぜ口を閉ざすのか(「願い鈴」)。北町奉行所筆頭与力の妻にして元柳橋芸者のおこうが、嫁に優しい舅の左門と力をあわせ、江戸の巷を騒がせる難事件に挑む。巧みなプロットと心あたたまる読後感は、まさに捕物帖の真骨頂。大好評『だましゑ歌麿』の姉妹篇。解説・諸田玲子
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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願い鈴 | 2000 | 艶っぽい、元芸者で同心の嫁シリーズ。金を盗んだ娘の真意は? |
神懸かり | 2000 | ご隠居と息子で、押し込み強盗を防げるか? |
猫清 | 2000 | 春朗(北斎)が美人画のモデルを申し込む。 |
ばくれん | 2001 | 子堕ろしの証文ばかり盗む強盗。 |
迷い道 | 2001 | 生き様こそが武士の証し。 |
人喰い | 2001 | 本箱の死骸は鬼の仕業か? |
退屈連 | 2001 | 蝦蟇の祟りと化け物娘。 |
熊娘 | 2002 | 見世物小屋の巨大な娘。 |
片腕 | 2002 | 妹分になったその剛腕の娘は、用心棒としても役に立つ。 |
耳打ち | 2002 | 口の利けない娘はなぜ殺された? |
一人心中 | 2002 | 前出のスリ娘の母親か? キャラが増えていって、物語がふくらむのが素晴らしい。 |
古傷 | 2002 | だれにでも明日があり、やり直すことができる。 |
高橋克彦 蘭陽きらら舞
著者: 高橋克彦
発表: 2006年 ~ 2008年
発行所: 文春文庫
カバーアート:小泉英里砂
価格: 648円
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白い着物の裾からのぞく、赤い襦袢の艶やかさ。義理のためなら命も捨てるが、化け物だけはご勘弁。女と見紛う美貌と、役者仕込みの軽業でならす蘭陽が、相棒の春朗(葛飾北斎)とともに江戸の怪事件に挑む。俵蔵(鶴屋南北)、おこう、源内先生、お馴染みのキャラクターも活躍する、大好評シリーズ第五弾。解説・ペリー荻野
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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きらら舞 | 2006 | 元役者で、陰間茶屋の男娼の冒険シリーズ。大役者の隠し子。 |
はぎ格子 | 2006 | 派手な着物をバラバラにして、継ぎ接ぎにすれば売れるのでは? |
化物屋舗 | 2007 | 幽霊だの死骸だの、いかにも人を寄せ付けたくない、怪しい屋敷。 |
出で湯の怪 | 2007 | 目が見えなくなった温泉の主人の死に方が怪しい。 |
西瓜小僧 | 2007 | スイカを盗む子供のおっかさんはどこだ? |
連れトンボ | 2007 | 蘭陽と同様に、トンボ返りの上手い少年。 |
たたり | 2007 | 川に落ちて死んだのは、死んだ妾の呪いか? |
つばめ | 2007 | 一座のスターを怪我させた疑いをかけられる。 |
隠れ唄 | 2008 | 牡丹の刺青をしている美女の正体。 |
さかだち幽霊 | 2008 | その寺では、逆立ちして怪談を降りる幽霊が出る。 |
追い込み | 2008 | 思い当たりもないのに、怪しい連中に命を狙われる。 |
こうもり | 2008 | 牡丹の極悪美女が再登場。 |
高橋克彦 かげゑ歌麿
著者: 高橋克彦
発表: 2011年 ~ 2013年
発行所: 文藝春秋
カバーアート:小泉英里砂
価格: 1600円
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内容紹介(「BOOK」データベースより)
帯、カバー、裏表紙等から引用
殺し屋・月影を追う北町奉行所筆頭与力・仙波一之進・仙波は平賀源内に依頼して、事件のカギを握る記憶喪失の娘をエレキテルで治療するが、娘が思いだしたのはただひとつ、「おとっつぁんは歌麿」!?表題作などテレビドラマ「だましゑ歌麿」シリーズの原作2篇を含む中篇集。
タイトル | 発表 | 感想 |
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さやゑ歌麿 | 2011 | 久しぶりに歌麿シリーズ。極悪盗賊、葵小僧の登場。 |
かげゑ歌麿 | 2012 | 彼の娘も当然、絵が上手い。 |
判じゑ歌麿 | 2013 | そして、その娘とやっと和解することができた。 |
高橋克彦 源内なかま講
著者: 高橋克彦
発表: 2009年 ~ 2010年
発行所: 文春文庫
カバーアート:小泉英里砂
価格: 590円
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平賀源内がその昔、故郷の讃岐で拵えさせた源内焼。その稀少な焼き物千個、額にして二万両分が土中に埋蔵された儘になっている!このお宝を掘り出さんと、自由の身となった源内は、春朗(葛飾北斎)、蘭陽と海を渡り、一路、讃岐へ。道中降りかかる怪事件も何のその、痛快なる探索行を描く、大好評だましゑシリーズ。解説 門井慶喜
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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打ち水 | 2009 | 死んだことになって自由になった奇人発明家の平賀源内シリーズ。己の不祥事で弟子が死んだ。せめてその女に詫びを。むしろ連作で、一話完結ではない。 |
源内焼 | 2009 | 偽物の焼き物を探しに讃岐への旅に。 |
船幽霊 | 2009 | 海で殺された盗人の亡霊を、独自のやり方で鎮める。 |
鬼ヶ島 | 2009 | もちろん、そこには隠された宝がある。 |
でれすけ | 2009 | 目をそらすために、インチキ芝居を打つことに。 |
香具若衆 | 2010 | そんな闇興行をしているから香具師連中に目をつけられた。 |
玉櫛笥 | 2010 | やっと着いた讃岐は源内の生まれ故郷だ。またも泣かせる隠し子のパターン。 |
屋島のたぬき | 2010 | お狸さまに願をかけたせいで、宝探しばバレる。 |
手長 | 2010 | 幽霊宿で商売する方法。 |
厄介講 | 2010 | エレキテルで生かされていた、フランケンシュタインンの怪物のような娘。 |
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