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ミステリ小説 海外

ジョン・ディクスン・カー ★★★★★

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著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
カー,ジョン・ディクスン
1905~77。米国ペンシルヴェニア州生まれ。政治家の息子として生まれ、幼少時より早熟ぶりを発揮。1927年に中編「グラン・ギニョール」を匿名で発表し、30年にその作品を元にした長編『夜歩く』でデビュー。アンリ・バンコラン、ギデオン・フェル博士、H・M卿といったシリーズ探偵を創出し、不可能犯罪物の巨匠と称された。代表作に『三つの棺』(35)、『火刑法廷』(37)、『ユダの窓』(38)など。小説の他に、ラジオ・ドラマの脚本や書評などでも活躍した。

太字作品や★★★★★が特におすすめです。

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パリ警視庁を一手に握る名探偵アンリ・バンコランたちが見張るクラブの中で,新婚初夜の公爵が無惨な首なし死体となって発見された。しかも、現場からは犯人の姿が忽然と消えていた!夜歩く人狼がパリの街中に出現したのだろうか。不気味な犯人の魔の手は,さらに第二の犠牲者を求めて,差しのべられる……!本格推理の巨匠ディクスン・カーが自信満々,この一作をさげて登場した記念すべき処女作。その怪奇趣味をもっともよく伝える密室ものの巨編。完訳決定版。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
夜歩く1930井上一夫 バンコランもの。すでに怪奇趣味や密室などの個性は確立しているが、翻訳物は訳者によって大きく印象が変わるので要注意。

ジョン・ディクスン・カー 帽子収集狂事件

原題:    THE MAD HATTER MYSTERY
著者:    ジョン・ディクスン・カー
       John Dickson Car
発表:    1933年
発行所:   創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格:    360円

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夜霧たちこめるロンドン塔逆賊門の階段で,ひとりの男が屍体となって発見された。その頭には、およそ服装とはちぐはぐなシルクハットがのっており,いっぽロンドン市内には帽子収集狂が跳梁して帽子盗難の被害届が続出する。帽子,帽子,帽子。終始,帽子の謎につきまとわれた怪事件は,ロンドン塔を舞台にエドガー・アラン・ポオの貴重な未発表原稿へとつながっていく。不可能興味において、恐怖と怪奇において極端をねらう作家カーが、密室以上のトリックを考案して全世界の読者をうならせた代表作!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
帽子収集狂事件1933田中西二郎フェル博士もの。博士のモデルはチェスタトンか。著者はアメリカ人のくせに英国ぶっているのは、当時は英国の方がミステリの本場だったせいかもしれない。

ジョン・ディクスン・カー 魔女の隠れ家

原題:    HUG’S NOOK
著者:    ジョン・ディクスン・カー
       John Dickson Car
発表:    1933年
発行所:   創元推理文庫
価格:    320円

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チャターハム監獄の長官を数代にわたってつとめてきたスタバース家では,これまで幾人となく首の骨を折って死んでいった。先代の老人も,〈魔女の隠れ家〉と呼ばれる絞首台の近くで首の骨を折って怪死をとげたが,彼は臨終の床で秘密の遺書を書き綴っていた……。それから二年、監獄の〈長官室〉で相続の行事が行なわれた夜,嗣子マーティンとそのいとこハーバート青年とが,またまた謎の死をとげる。初代長官アンソニーの奇怪な日記と謎の詩篇。苦悩と疑惑と死の影が,あまたの囚人たちの命を断った絞首台〈魔女の隠れ家〉に不気味に漂う……

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
魔女の隠れ家1933高見浩フェル博士もの。絞首台の呪いという怪奇現象も、合理的に解決できる。

ジョン・ディクスン・カー 盲目の理髪師

原題:    THE BLIND BARBER
著者:    ジョン・ディクスン・カー
       John Dickson Car
発表:    1934年
発行所:   創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格:    360円

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大西洋をイギリスに向かう豪華船の中で二つの大きな盗難事件が、そして引き続き奇怪な殺人事件が発生する。なくなった宝石が持ち主の手にもどったり、死体が消えたあとに、血まみれのカミソリが残っていたり……すれちがいと酔っぱらいのどんちゃん騒ぎのうちに、不気味なサスペンスと不可能犯罪のトリックが折りこまれている。カーの作品中でも、もっともファースの味の濃い本格篇!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
盲目の理髪師1934井上一夫フェル博士もの。船上のドタバタが、いつもらしくない。

ジョン・ディクスン・カー 三つの棺

原題:    THE THREE COFFINS
著者:    ジョン・ディクスン・カー
       John Dickson Car
発表:    1935年
発行所:   ハヤカワ・ミステリ文庫
カバーアート:山田維史
価格:    680円

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生命に関わる重要な話があるので後日訪問したい突然現われた黒装束の男の言葉に、酒場で吸血鬼談議をしていたグリモー教授は蒼ざめた。三日後の雪の夜、謎の人物が教授を訪れた。やがて教授の部屋から銃声が聞こえ、居合わせたフェル博士たちがかけつけると、胸を撃ちぬかれた教授が血まみれで倒れていた。しかも密室状態の部屋から、客の姿は煙のごとく消えていた… 史上名高い〈密室講義〉を含むカー不朽の名作!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
三つの棺1935三田村裕フェル博士もの。著者は不可能犯罪としての密室にもこだわっている。

ジョン・ディクスン・カー 赤後家の殺人

原題:    THE RED WIDOW MURDERS
著者:    ジョン・ディクスン・カー
       John Dickson Car
発表:    1935年
発行所:   創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格:    380円

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世界史の中でももっとも狂乱と背徳と悲惨な時代,フランス革命当時に端を発して,百五十年間に四人が謎の死をとげた神秘の部屋の扉が,いまや開けられようとしている。この息づまるような瞬間をひかえて,さらに新しい惨事が突発した。その部屋で眠れば、かならず毒死するという赤後家,ギロチンの間である。事件発生の前から関係していたヘンリ・メリヴェル卿ですら、なにひとつ手を打つことはできなかったと,とほうにくれるほどの怪事件。密室の不可能犯罪,しかも関係者全員にはアリバイがある。その謎がやっとほぐれだした時に……。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
赤後家の殺人1935宇野利泰ヘンリー・メリヴェール卿もの。呪われた開かずの間の謎を解く。

ジョン・ディクスン・カー ユダの窓

原題:    THE JUDAS WINDOW
著者:    ジョン・ディクスン・カー
       John Dickson Car
発表:    1938年
発行所:   ハヤカワ・ミステリ文庫
カバーアート:依光隆
価格:    440円

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アンズウェルは、結婚の許しを乞うため恋人の父親を訪ねた。勧められるままに飲物を口にした彼は、喉に異様な感触を覚え意識を失ってじまった。20分ほど経ったであろうか、眼を醒ました彼が見た光景は、完全な密室と化した部屋で、胸に矢を射ち込まれて事切れている将来の義父の姿だった……当然のごとく彼は殺人の容疑に問われ、ロンドン中央刑事裁判所で裁かれることとなった。訴追者側の厳しい追及に対し、アンズウェルの無罪を信じるHM卿は〈ユダの窓〉の存在を主張し敢然と立ち上った!巧妙なトリックを駆使して綴る密室ものの名作。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
ユダの窓1938砧一郎ヘンリー・メリヴェール卿もの。現代のすれっからしのミステリ・マニアなら、この窓の可能性に思いつくだろう。

ジョン・ディクスン・カー 連続殺人事件

原題:    THE CASE OF CONSTANT SUICIDES
著者:    ジョン・ディクスン・カー
       John Dickson Car
発表:    1941年
発行所:   創元推理文庫
価格:    300円

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妖気ただようスコットランドの古城に起謎の死妖怪伝説か、保険金目当ての自殺か、殺人か?密室の死に興味をそそられて乗りこんだフェル博士の目前で、またもや起こる密室の死。伝説と駄洒落,ウイスキーとチェックの国スコットランド。――怪奇と笑いのどたばた騒ぎのうちにフェル博士の解いた謎は、意外な密室トリックと、意外な動機、さらに事件そのものも意外なものだった。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
連続殺人事件1941井上一夫フェル博士もの。原題は「連続自殺事件」なので、かなり意味が変わっている。著者は味付けとしてのロマンスも、けっこう多い。

ジョン・ディクスン・カー 仮面荘の怪事件

原題:    THE GILDED MAN
著者:    ジョン・ディクスン・カー
       John Dickson Car
発表:    1942年
発行所:   創元推理文庫
カバーアート:山田維史
価格:    680円

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数多くの名画が飾られたロンドン郊外の邸宅〈仮面荘〉。ある晩、不審な物音に気づいた屋敷の者たちが駆けつけると、夜盗とおぼしき覆面の男が瀕死の状態で倒れていた。だが、この男の正体は、なんと屋敷の当主スタナップ氏その人であったのだ。なぜ、自分の家に盗みに入らねばならなかったのか?そして、彼を刺したのは誰なのか?この奇妙な謎の解明に、HM卿が挑戦する。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
仮面荘の怪事件1942厚木淳ヘンリー・メリヴェール卿もの。笑いを狙う要素もかなり多い。

ジョン・ディクスン・カー 皇帝のかぎ煙草入れ ★★★★★

原題:    THE EMPEROR’S SNUFF-BOX
著者:    ジョン・ディクスン・カー
       John Dickson Car
発表:    1942年
発行所:   創元推理文庫
カバーアート:松田正久
価格:    280円

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向かいの家で婚約者の父親が殺されたのを、寝室の窓から目撃した女性。だが,彼女の部屋には別れた前夫が忍びこんでいた。思いがけず彼女が容疑者にされるが,彼女は被害者の部屋で動いたものを見たと届けるわけにはいかなかった。アリバイに前夫を出すわけにもいかい…。物理的には完全な状況証拠がそろってしまっているのだ。このトリックにはさすがの私も脱帽すると,アガサ・クリスティを賛嘆せしめた不朽の本格編!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
皇帝のかぎ煙草入れ1942井上一夫刑事コロンボみたいに、犯人が見逃した心理的盲点を突く!

ジョン・ディクスン・カー 爬虫類館の殺人

原題:    HE WOULDN’T KILL PATIENCE
著者:    ジョン・ディクスン・カー
       John Dickson Car
発表:    1944年
発行所:   創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格:    300円

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第二次大戦中さまざまな毒蛇や蛛蜘など熱帯産の爬虫類を集めたロンドンの爬虫類館で,ふかしぎな密室殺人が発生した。厚いゴム引きの紙で目張りした部屋のなかでは,死体のそばでボルネオ産の蛇が運命をともにし,殺人手段にはキング・コブラが一役かっていた。けんらんたる原色の世界を背景に、幾重にも蛇のからんだ密室殺人に取り組むH・Mは,手品師の協力を得て謎をとく。結末の意外性は密室の王者カーの力作でも抜群である。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
爬虫類館の殺人1944井上一夫 ヘンリー・メリヴェール卿もの。そもそも蜘蛛は爬虫類ではないが、蛇は足がなくても爬虫類だ。

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