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ミステリ小説 日本

柄刀一

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柄刀一 (つかとう・はじめ)
一九五九年生まれ。北海道札幌市在住。同市のデザイナー学院卒業後、推理作家を志しながら多数の業種をフリーターとしてこなす。光文社から刊行されている『本格推理』(鮎 川哲也編)シリーズに三作が掲載。

太字作品や★★★★★が特におすすめです。

柄刀一 OZの迷宮 ケンタウロスの殺人

著者:    柄刀一
発表:    1994年 ~ 2003年
発行所:   光文社文庫
カバーアート:盛川和洋
価格:    762円

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被害者は密室にいながらにして矢で殺され、あるいは自らが描いた絵の中で溺れ死ぬ……。犯人は密室に閉じこめられたまま殺人を犯し、足跡を残さずに雪道を歩く……。奇想天外な謎の数々を、名探偵の宿命を受け継ぐ者が、鮮やかに解決してゆく。前代未聞のトリック、水も漏らさぬロジック、衝撃的なラスト———本格推理小説の奇跡的到達点がここにある!迫る、孤高かつ挑戦的な「本格」論理の美しさを見よ!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
密室の矢1994密室を貫通した矢の謎。
逆密室の夕べ199510日間の飢餓状態は、アリバイになるか。
獅子の城2003人参嫌いの容疑者の胃から、人参が。
絵の中で溺れた男2003氾濫した川の絵を描いた画家は毒殺された。
わらの密室2003アメリカの密室を名探偵月下二郎が探る。
イエローロード2003硬貨を持っている死体はなぜ遺棄されたのか。
ケンタウロスの殺人1996半人半獣の遺骨の謎。
美羽の足跡2003心臓移植すると、探偵の資質も受け継がれる。

柄刀一 ゴーレムの檻 三月宇佐見のお茶の会

著者:    柄刀一
発表:    2000年 ~ 2005年
発行所:   光文社文庫
カバーアート:泉沢光雄
価格:    705円

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宇佐見護博士は、サンフランシスコ近郊の研究所に勤める博物学者。紅茶を飲みながら思索を巡らし、ときに幻想の旅に出る。M・C・エッシャーの絵画が現実化した街へ。シュレディンガーの猫の生死の境へ。未だ書かれぬ空白の物語の中へ。そして、神に見捨てられた牢獄へ。「世界」という名のこの檻の謎に迫る、孤高かつ挑戦的な「本格」論理の美しさを見よ!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
エッシャー世界2000騙し絵が犯人を示唆する。
シュレディンガーDOOR2003パスワードがわからないと毒ガスと爆発が発生する緊急事態。
見えない人、宇佐見風2001妻の失踪と、その小説が絡み合う。
ゴーレムの檻2003大昔のゴーレム時代に転生して、迷宮を脱出。
太陽殿のイシス2005幻想的なそれぞれの事件は繋がっており、ここに終結する。

柄刀一 3000年の密室

著者:    柄刀一
       つかとうはじめ
発表:    1998年
発行所:   原書房
カバーアート:栗原裕孝
価格:    1600円

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密室と化した洞窟で発見された片腕のミイラは、3000年前の“殺人事件の被害者だった。しかも腕は明らかに死後に切断されていた。内側から閉ざされた洞窟で、いったい犯人はどうやって消え失せたのか? なぜ死体の腕を切り落としたのか? 一方、多くの謎を持ったミイラの調査がすすめられるなか、発見者の一人が「奇「妙な状態で」死んだ。現場には本人の足跡しかなく、事故にしか見えない状況だったのだが………。はるか過去の殺人と現代の死、時空を超えて開かれた密室の彼方には、いったい何が見えたのか一 新鋭が放つ渾身の書き下ろし本格長編ミステリ。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
3000年の密室1998著者の処女長編なので、内容は推して知るべし。しかし縄文ウンチクは力が入っている。

柄刀一 サタンの僧院

著者:    柄刀一
       つかとうはじめ
発表:    1999年
発行所:   原書房
カバーアート:栗原裕孝
価格:    1800円

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誰も近づけなかったはずの時鐘塔には、死後数時間を経た死体がぶら下がり、あやしげな自称〝聖者〟は衆人環視の下、誰もいないはずの背後から刺されて死んだ…。また、七百年前に惨殺された〝龍に魅入られた、美姉妹の伝説…。一人は誰も立ち入ることのできない塔の窓から巨人につまみ出されて墜落死、もう一人は巨人の指に突かれて圧死したという。巨大な謎の迷宮の影を手繰るのは、神の奇跡に挑戦し復活を予言して首を落とされた〝緑の僧正〟なのか。気鋭が問う、奇想と論理極まる長編本格ミステリ!!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
サタンの僧院1999ウンベルト・エーコに刺激されたのか、今度は中世の神学談義。

柄刀一 400年の遺言

著者:    柄刀一
       つかとうはじめ
発表:    2000年
発行所:   角川書店
カバーアート:斎藤多聞
価格:    1700円

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内容紹介(「BOOK」データベースより)
400年の歴史を持つ浄土真宗妙見派の京都・龍遠寺。天空の星を写しとるとされるその庭園で、庭師の親子が殺される事件が起こった。父・泉繁竹は首にノギスを刺されて、息子・真太郎は溺死させられた。繁竹を看取った蔭山は、「この子を、頼む…」という最期の言葉に違和感を抱きながら、二人の死の謎を追いかける。その先に待っていたのは、庭園の400年の歴史に隠された驚愕の事実だった…。本格長編ミステリー。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
400年の遺言2000今度は宗教のウンチクが豊富で、ミステリの質も上がってきた。

柄刀一 ifの迷宮

著者:    柄刀一
       つかとうはじめ
発表:    2000年
発行所:   光文社文庫
カバーアート:盛川和洋
価格:    819円

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とっくに死んだはずの人物の遺伝子が、殺人事件現場から発見されたら!?遺伝子治療や体細胞移植を手がける最先端医療企業SOMONグループ。その中枢を担う宗門家で、顔と手足が焼かれた女性の死体が発見された。現場のDNA鑑定が示したのは、“死者の甦り、という肯きがたい事実だった…。読者を謎の迷宮へ誘う本格推理の真骨頂! 解説・宮部みゆき

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
ifの迷宮2000オカルトと最先端技術(DNA解析)の融合を目指した。

柄刀一 時を巡る肖像

著者:    柄刀一
発表:    2006年
発行所:   実業之日本社
カバーアート:IMAGEMORE/amanaimages
価格:    857円

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柄刀マジック、人間の業を描く!
世界の文化遺産ともいうべき名画に、そっと秘められた犯罪。傷つき変質した絵を、絵画修復士・御倉瞬介が丁寧に復元していくうちに、哀しい人間の業が陰画のように浮き彫りにされてくる。傷つけられた絵にまつわる因縁とは……!?ピカソ、フェルメール、モネ、安井曾太郎、デューラーなどの肖像画が語りかけてくるものとは……!?キャンバス地の裏まで見透かすような鑑賞眼と、人間への思慮深い観察が、確かに思えていた世界を見事に反転させる、本格ミステリー連作短編集。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
ピカソの空白不明天才画家で探偵が持つ「天眼」の秘密。アートからみのシリーズ。
『金蓉』の前の二人不明「悔い」が恋愛の原動力。
遺影、『デルフトの眺望』不明絵に遺骨を混ぜると、位牌になる。
モネの赤い睡蓮不明絵の呪いで、服毒自殺したのはウソ。
デューラーの瞳不明修復した肖像画には、またも秘密のメッセージが。
時を巡る肖像不明記憶障害の画家を安心させるため、同じ風景を毎日くりかえす。

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