太字作品や★★★★★が特におすすめです。
ロマン・ロラン ベートーヴェンの生涯
原題: VIE DE BEETHOVEN
著者: ロマン・ロラン
Romain Rolland
発表: 1927年
発行所: 岩波文庫
価格: 660円
宣伝文句
少年時代からベートーヴェンの音楽を生活の友とし,その生き方を自らの生の戦いの中で支えとしてきたロマン・ロラン(1866-1944)によるベートーヴェン賛歌。二十世紀の初頭にあって,来るべき大戦の予感の中で自らの理想精神が抑圧されているのを感じていた世代にとってもまた彼の音楽は解放の言葉であった。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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ベートーヴェンの生涯 VIE DE BEETHOVEN | 1927 | 片山敏彦 | 数々の困難を乗り越えて傑作を創り出したベートーヴェンへの伝記やエッセイ。かなり崇拝の方にバイアスがかかっている。 |
チャールズ・チャップリン チャップリン自伝 ★★★★★
原題: MY AUTOBIOGRAPHY
著者: チャールズ・チャップリン
Charles Chaplin
発表: 1964年
発行所: 新潮社
価格: 5800円
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内容紹介(出版社より)
帯、カバー、裏表紙等から引用
ロンドンの薄汚れた劇場で、母の代役として五歳で初舞台を踏んだチャップリン。母の精神病院収容、継母の虐待、アル中の父の死……度重なる苦難に襲われながら、救貧院・孤児院を転々とした少年は旅回りの一座で子役にありつく。やがてコメディアンの才能を見出され渡米すると、草創期の映画界に引き抜かれ、夢のような日々が始まった。大スターまでの階段を一気に登りつめた「喜劇王」の前半生。
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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チャップリン自伝 MY AUTOBIOGRAPHY | 1964 | 中野好夫 | 父はアル中、母は発狂という悲惨な少年時代で、笑いを渇望するようになったのか。黎明期のハリウッドの様子が興味深い。しかし70代で10代の少女と結婚するなど、やっぱり変人でもあった。 |
リチャード・プレストン ホット・ゾーン 上巻
原題: THE HOT ZONE 1
著者: リチャード・プレストン
Richard Preston
発表: 1994年
発行所: 飛鳥新社
価格: 1700円
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『ホット・ゾーン』の第一章は、私が生まれてこのかた読んだ最も恐ろしいものの一つであるしかも、その恐怖は章を追うにつれて深まってくる。感嘆すべきはその点だ。恐怖はいや増す一方なのだから。実際、なんと希有なノン・フィクションだろう。貪るように読み終わったいま、ここに描かれた事実はこの先長く自分の脳裡から離れないだろうという予感がしている。
帯、カバー、裏表紙等から引用
スティーヴン・キング
いかなる映画も、ここに描かれた現実の恐怖に迫ることはできまい。
『タイム』誌
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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ホット・ゾーン 上巻 THE HOT ZONE 1 | 1994 | 高見浩 | 全身から出血して死ぬ”エボラ出血熱”の恐怖! それがアメリカで発生した! |
リチャード・プレストン ホット・ゾーン 下巻
原題: THE HOT ZONE 2
著者: リチャード・プレストン
Richard Preston
発表: 1994年
発行所: 飛鳥新社
価格: 1700円
宣伝文句
これまで読んだ本のなかで最高に恐怖を感じた1冊。これにはスティーヴン・キングやマイケル・クライトンも歯が立つまい。この恐怖は現実に、首都ワシントンの近くを襲ったのだから。しかもそれは、いつまた再来するかもしれないのだ。
帯、カバー、裏表紙等から引用
アーサー・C・クラーク
こんなウイルスが実在するのかと、だれしも慄然とすることだろう。恐怖の中に詩情さえ漂わせるプレストンの描写は見事。本書『ホット・ゾーン」の伝染力はエボラにも劣るまい。
『ロスアンゼルス・タイムズ』紙
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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ホット・ゾーン 下巻 THE HOT ZONE 2 | 1994 | 高見浩 | あまりにも強力で致死率が高いウィルスは、宿主が早く死んでしまうので、感染が広がるのが遅い。というのが不幸中の幸い。 |
ロバート・K・レスラー&トム・シャットマン FBI心理分析官
原題: WHOEVER FIGHTS MONSTERS
著者: ロバート・K・レスラー&トム・シャットマン
Robert K. Ressler&Tom Shachtman
発表: 1992年
発行所: 早川書房
カバーアート:桜田晴義
価格: 1800円
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1978年1月23日月曜の夜、カリフォルニア州サクラメント郊外で若い女性の惨殺死体が発見された。全身をめった切りにされ、内臓を取りだされ、口に排泄物を詰めこまれた遺体のそばには、犯人が被害者の血液を入れて飲んだと思われるヨーグルトの空き容器がころがっていた。あまりに奇怪な事件に捜査は難航し、やがて第二の犠牲者が……。当時、FBI行動科学課の特別捜査官だった著者レスラーは、心理学的プロファイリング(人物素描)と呼ばれる捜査技術を用いて犯人逮捕に乗りだした。これは、連続殺人犯の動機や行動パターンを精神科医の協力のもとに推理し、犯人像を割り出す方法である。プロファイリング技術を完成させるために、レスラーは長年にわたって各地の刑務所を訪れ、百人以上の凶悪犯を面接調査した。被害者の体の一部を噛み切る殺人鬼、バラバラにした死体で性行為にふける倒錯者彼らを駆り立てるのは何か?
帯、カバー、裏表紙等から引用
異常殺人者たちの心理を追い、著者自らが捜査にたずさわったアメリカの猟奇殺人事件の細部と、その心理分析的犯人割り出しのプロセスを克明に再現する衝撃のノンフィクション!
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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FBI心理分析官 WHOEVER FIGHTS MONSTERS | 1992 | 相原真理子 | 身の毛もよだつ連続殺人犯たちの事例紹介。それぞれのケーズは並のホラー小説のレベルを超える。グロ注意。 |
杉山隆男 兵士に聞け
著者: 杉山隆男
すぎやまたかお
発表: 1995年
発行所: 新潮文庫
カバーアート:三島正
価格: 819円
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まぎれもない「兵士」の集団でありながら軍隊とは呼ばれない、いまだに国民の拒否反応も根強い。そんな「日蔭者」の存在、自衛隊の隊員たちは、何を思って日夜、厳しい訓練に耐えているのか。護衛艦やレンジャー訓練への同行など徹底した密着取材により、彼らの素顔を浮き彫りにする。日本人が直視してこなかった「戦後」を敢えて問うた渾身のノンフィクション。新潮学芸賞受賞。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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兵士に聞け | 1995 | 自衛隊員たちの日常と心境を、インタビューをもとに描く。知られざる本音が貴重。 |
ロバート・K・レスラー&アン・W・バージェス&ジョン・E・ダグラス 快楽殺人の心理
原題: SEXUAL HOMICIDE: PATTERNS AND MOTIVES
著者: ロバート・K・レスラー&アン・W・バージェス&ジョン・E・ダグラス
Robert K. Ressler&Ann W. BurgessJ&ohn E. Douglas
発表: 1995年
発行所: 講談社
カバーアート:石山博司
価格: 1600円
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犯罪学者を悩ませ続けてきたテーマのひこつが快楽殺人である。殺人が快楽ごなり得るのはなぜか?いかなる成育状況が性こ死こを結びつけるのか。その鍵は「支配の空想」であるこ著者はいう。本書は犯罪学の専門書でありながら、第一級のミステリーして読むこともできるだろう。
帯、カバー、裏表紙等から引用
【科学警察研究所環境研究室長】田村雅幸
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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快楽殺人の心理 SEXUAL HOMICIDE: PATTERNS AND MOTIVES | 1995 | 狩野秀之 | FBIのプロファイラーが、犯人分析の理論と実践を解説する。実在する連続殺人犯のおぞましい実態が次から次へと紹介されるので、グロ注意。 |
ジム・ラベル&ジェフリー・クルーガー アポロ13
原題: LOST MOON
著者: ジム・ラベル&ジェフリー・クルーガー
Jim Lovell&Jeffrey Kluger
発表: 1995年
発行所: 新潮文庫
カバーアート:UIP映画
価格: 800円
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「ヒューストン、トラブル発生だ」 1970年4月13日、アポロ13号は月まであと一歩という段階で考えられない大事故を起こした。酸素タンク、燃料電池、電力ラインが爆発破損し、3名のパイロットが宇宙に取り残される危機に陥ったのだ。唯一の希望の糸は33万キロ離れた地上NASAクルーとの無線交信。絶望の淵から懸命の帰還を開始した船長ジム・ラベル自身が描いた迫真の実録ドラマ。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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アポロ13 LOST MOON | 1995 | 河合裕 | 絶体絶命の危機的状況を、NASAとアポロ13号乗組員はどうやって切り抜けて、全員生還したか。絶望しない人々の挑戦を描く感動のドラマ。 |
ジェフ・グッデル ハッカーを撃て!
原題: THE CYBERTHIEF AND THE SAMURAI
著者: ジェフ・グッデル
Jeff Goodell
発表: 1996年
発行所: TBSブリタニカ
価格: 1600円
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内容紹介(「BOOK」データベースより)
帯、カバー、裏表紙等から引用
下村努(コンピュータ保安システムの専門家)が電脳泥棒、K・ミトニックを追いつめた。スリル満点のサイバー・ドキュメント。
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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ハッカーを撃て! THE CYBERTHIEF AND THE SAMURAI | 1996 | 杉浦茂樹 | ノーベル賞を受賞したクラゲの先生の息子はコンピュータ・セキュリティの専門家だ。彼とチームがFBIに協力して、伝説のハッカー、ケヴィン・ミトウィックを罠にかける。実録ながらサスペンス映画のように楽しめる。 |
宮崎学 突破者 戦後史の陰を駆け抜けた五〇年
著者: 宮崎学
みやざきまなぶ
発表: 1997年
発行所: 南風社
カバーアート:五味太郎
価格: 1800円
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内容(「BOOK」データベースより)
帯、カバー、裏表紙等から引用
これは快男児・宮崎学の半生記である。一九八四年、グリコ事件が起きた時、警察は真先に彼を疑った。あれだけのことができる男は日本中でも宮崎学以外に考えられなかったからだ。容疑は真か偽か。そして、宮崎学が駆け抜けた戦後という時代は、何だったのか。
タイトル | 発表 | 感想 |
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突破者 | 1997 | グリコ・森永事件の犯人、”キツネ目の男”と疑われた著者が、自分の半生と歴史的背景を示す。かなり犯罪との境界のグレーな話が多いにも関わらず痛快なのは、著者の力量だ。 |
村上春樹 アンダーグラウンド ★★★★★
著者: 村上春樹
むらかみはるき
発表: 1997年
発行所: 講談社
価格: 2575円
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内容紹介(出版社より)
帯、カバー、裏表紙等から引用
1995年3月20日の朝、東京の地下でほんとうに何が起こったのか。同年1月の阪神大震災につづいて日本中を震撼させたオウム真理教団による地下鉄サリン事件。この事件を境に日本人はどこへ行こうとしているのか、62人の関係者にインタビューを重ね、村上春樹が真相に迫るノンフィクション書き下ろし。
タイトル | 発表 | 感想 |
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アンダーグラウンド | 1997 | 社会正義に目覚めた著者が、オウム真理教の地下鉄サリン事件に迫る。淡々と事実を並べるスタイルで、記録として一読の価値あり。 |
平野昭 ベートーヴェン
著者: 平野昭
ひらのあきら
発表: 2012年
発行所: 音楽之友社
価格: 2000円
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内容(「BOOK」データベースより)
帯、カバー、裏表紙等から引用
貴族社会が最後の栄華を極めた19世紀初頭、ウィーンの音楽界に登場した男。皮肉屋で意外と純情…。現代へと通じる「芸術音楽」の幹を作り上げた56年、その生涯と作品の全貌が凝縮された1冊。
タイトル | 発表 | 感想 |
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ベートーヴェン | 2012 | 楽聖の生涯と作品解説を網羅的に扱っているが、伝記としても作品集としても軽くて、わりと初心者向きか。 |
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