バラエティ　いろいろ　★★★★★

太字作品や★★★★★が特におすすめです。

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科学ブームが生んだ一つの奇妙な結果は、新しい異様な「科学」理論が人びとをとらえたことである。疑似科学は、精神や肉体の健康だけでなく、考古学、地質学、物理学など広い分野にわたっている。すぐれた科学解説書からパズル物まで多彩な作品で知られるガードナーが、疑似科学の実態をエピソードをまじえて物語り、「人間のだまされやすさ」にメスを入れる。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
奇妙な論理	1952	主にアメリカの奇人・変人・詐欺師の活躍を集め、論破する。原書の全25章のうちの11章をカバーする。内容としては、・奇人・変人のプロフィール・地球空洞説・ヴェリコフスキーの彗星衝突説・反相対性理論・進化論の否定・人種差別理論・あぶない医療法・あぶない食物・セックスと宇宙エネルギー・前世の記憶・超能力実験。多彩なトンデモ理論が楽しいが、いかんせん古いのが惜しい。

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鬼才マーチン・ガードナーがさまざまな俗説や疑似科学の話題をとり上げ、きびしく小気味よい分析を加えた『奇妙な論理』の続編。ガードナーは現在「超常的と称するものを科学的に調査する委員会」の四人の代表委員の一人として活躍しており、空飛ぶ円盤からユリ・ゲラーまでのトピックを解明する本書でも、その鋭い推理力は縦横に発揮されている。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
奇妙な論理 II	1952	原書の残りを訳出した続編。内容としては、・円盤の大流行・占い棒で地下資源探し・人工生命のいろいろ・ソヴィエトの遺伝学の権威、ルイセンコ・失われたアトランティスとムー・ピラミッドの数学・インチキ医療機械・眼鏡は目を悪くする・セックス理論いろいろ・ちょっとはずれた精神医療・人相、手相などの占いよくも、ここまでインチキが受けるものだと感心する。

酒井潔　悪魔学大全

目次

第1章 淫魔
第2章 黑弥撒
第3章 Sabbat (恶魔の夜宴)
第4章 魔術に対する処刑
第5章 奢霸都 黑弥撒 淫鬼魔
第6章 降靈魔術
第7章 妖幻夜譚
第8章 天狗雜将
第9章 草木 動物 金石の魔法
第10章 護符呪法
第11章 占星術
第12章 聖天秘話
第十三章 鍊金術

論稿集
　沙翁劇に現われた魔薬毒薬の研究
　人造人間第一世ドロズの自働人形
　ラヴァル元帥嬰児の血を持って淫惨なる悪魔の弥撒を修する事
　南方先生訪問記

解説　澁澤龍彦

本書　目次から引用

感想

酒井潔の著書は、悪魔や淫魔についての話や鬼神論についての学者の説をまとめたものである。
仏教の密教や異教の儀式についての説明と、悪魔崇拝や異常な性行為が行われる黒ミサやサバトの描写が含まれる。異なる時代や場所で、魔術や幻術を使う人物たちが登場し、その力や奇術を披露するが、その真偽や効果については疑問が残る。また、妖術者や仙人たちも登場し、彼らの力や誘惑によって人々の生活が変化する様子が描かれている。

本書はキリスト教の、いわゆる悪魔を掘り下げたものではなく、西洋から中国や日本、インドまで、幅広く悪魔的なエピソードを扱う。ややエログロに軸足があるか。奥さんの回想によれば、著者は相当な変人で、儀式・魔法・幻想譚・呪術など々、猟奇的な話を蒐集し著述することが生業だったようだ。最後に紹介されている、怪人・南方熊楠も素晴らしく、著者以上の変人だ。

※南方熊楠（みなかた・くまくす）wikipediaより抜粋
1867年和歌山県生まれの博物学者。多数の論文があるが、粘菌の研究が有名。大英博物館で働いたこともある。

中村浩　糞尿博士・世界漫遊記

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いまや世をあげて、「公害」の不安におびやかされているが、糞尿博士はすでに三十余年も前から「黄害」を指摘し、みんなのイヤがる糞尿を食糧に変化させる方法はないかとひたすらとり組んできた。そして、糞尿を培養基として、緑の高たんぱく質クロレラを培養することに成功した。
地球はいまや、爆発的な人口増加、資源の枯渇、食糧の危機によって破滅の時が目前に迫っている。本書は、博士がその危機をのりきるために「食糧革命」の一大構想をひっさげて、世界中のウンコ学者を訪ねて真剣に話し合い、また単身砂漠でその構想を実践する、ユーモアにあふれた、痛快な旅行記である。

帯、カバー、裏表紙等から引用

感想

前半は中村博士が、
インド、エジプト、スイス、スウェーデン、ドイツ、北アメリカ、ソビエト連邦
と面白おかしく世界のウンコ事情を紹介してくれる。各地にやはり博士のような、真面目なウンコ研究者がいて、意気投合するのが面白い。ソ連の社会主義体制下の生活も、今にしてみれば興味深い。
しかし博士のメイン・テーマはウンコではなく、糞尿を利用してクロレラ（※）を培養し、酸素や食料を生産するという壮大なものであった。

※クロレラ
沼や川で繁殖している、極めて小さい藻。すさまじい速さで細胞分裂し、増殖する。

このクロレラを利用して、将来の食糧危機の解決や、来るべき宇宙時代の食糧候補と考えるなど、実はかなり現実的な挑戦だった。自分のウンコでクロレラを培養し、それを栄養として接種すれば、食物サイクルが完結するではないか！

当時の1970年代には食料が無くなる危機意識が相当強かったが、現在は遺伝子工学の助けがあったりして、なんとか回避できているー遺伝子組み換えの危険性などの新しい問題は別にして。

クロレラの成分は：

タンパク質	45％
脂質	20％
糖質	20％

とバランスが良く、糖質控えめでタンパク質が豊富なため、ダイエットにも使えそうだ。
というわけで、最近では

という形で利用されており、博士の夢は実現したようだ。

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プレーンオムレツを上手につくるミカンの正しいむき方までは知らないでしょ。それに選挙の票を正確に読む法、無線タクシー応答の仕組み、女性の生理の実感なんて、聞いてみなきゃわかんないことって、広い世間にゃ多いじゃない。知りたがり屋の鬼才が、もう夢中になって蒐めた面白い話がいっぱい詰ってるんだ。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
日本世間噺体系	1976	物知りの著者らしい、ちょっとした小噺を集めた。暇つぶしに最適。

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最近の吉行淳之介年譜を見ると、ちょっとした粋な計らいに気づかされる。九連宝燈と天和をやった日付が、ゴシック体で記載されているのである。
雀聖・阿佐田哲也氏によれば、著者の雀風は”宮廷人”のごとく典雅である。著者自身の分類では、麻雀のやり方に「デス・マッチ派」（D派）と「ストレス解消派」（S派）の二つがあり、著者はS派の典型で、仕事疲れを癒しながら楽しむ原点マージャンのタイプだという。
この本は、雀歴30年の著者が、役満を流したりチョンボした時の失敗談から、愛人が麻雀にウツツをぬかして頭にきたH・ミラーの話など、麻雀をめぐるいろいろなエピソードを交えながら語る、絶妙なユーモア・エッセイである。同時に、親しい作家やマンガ家たちとの、愉快な麻雀交遊記でもある。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
麻雀好日	1976	昭和51年度の毎日新聞に毎週連載されたもので、さすがに時の話題は古い。麻雀マニアにはまあまあ楽しめる。挿絵の福地泡介とのバトルが熱い。

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√-1と染めぬいた風呂敷を作ってシャレにした数学者の話など、堅物だと思われている数学者の意外な一面をのぞかせてくれる「数学者のユーモア」。一筆描きの秘訣を説き明かした「一筆描き」。難解さをもって知られるアインシュタインの相対性理論を、高校程度の数学だけを使って解説した「相対性理論」など。数学の魅力をさまざまな方向から語りかけるエッセイ集。『数学のたのしさ』姉妹編。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
数学への招待	1977	過去に発表されたエッセイの寄せ集め。前半は数学雑感、後半は偉人伝。たまに気分転換に。

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作家　三浦朱門
天才とは多湖さんのことだなと思うことがある。今から二十何年以前に小生宅に来られて、インド放浪の旅に参加しないかと誘われて以来、この人物のすることを見ていると、非常識というより無常識である。常識の外にいられる人を天才と言うのではあるまいか先年大ベストセラーになった『頭の体操』にしても、この人の無常識に、一億の常識人が手もなくひねられたということだ。今度の本は、常識という一見堂々たるビルの建つ深層心理という地盤が、実はグズグズだということを教えている●つまりこの地盤をつきくずすことによって、他人の本質を知るコツを書いている訳だが、実はこれは単なる対人テクニックの書ではなく、多湖輝氏自身のような、颯爽たる無常識人になる方法を紹介しているものであろう。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
深層心理術	1977	一時期ブームを起こし、庶民に平易に心理学を面白く伝え、著者は心理学の第一人者のようにマスコミに扱われた。

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◆いまどきの女の子の気質を知らないで、一所懸命に下手な口説きでセマっても、そうは問屋がおろさない。戦後に強くなったのは「女と靴下」と言われていても、若い女の子のホンネなんて男の子は知っちゃいないのか。女の子を理解しようとするからキミは女の子がモノにできないのです。理解とか「やさしさ」なんて、女の子から見れば笑い草。そんなことに頓着しないキミ自身の生き方の中に、女が追い求めるホントの「憧れ」というものがある。つまりは、男と女の「関係のありかた」の中味を、キミにわからせたくて、この本を書く気になったのです。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
女の子のだましかた	1980	ナンパに使えるかと下心丸出しで買ってみたら、文才のある女子のエッセイ集だった。

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働く喜びって、なんだろう。毎日、絶望的に続くベルトコンベア作業の苛酷さ。現代の矛盾の集中的表現としての自動車は、労働の無内容と人間の解体を満載し、排気ガス、石油資源などの諸問題を前にして、いま大転換を迫られている。自ら季節工として働いた体験を、生きいきと再現した傑作ルポルタージュ。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
自動車絶望工場	1983	ルポるダージュとしては、かなり古い本ではあるが、期間工の実態はあまり変わってないのではないか？

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最初から楽しいことで金がもらえるか。自分の食いぶちプラスアルファを!　働くのに面白いわけがないーこれは、住友海上が求人用に発行したパンフの文句だが、実は会社の中には、学校では教えないオモロイ事が山ほどある。それをいち早く嗅ぎ分けたとき、アナタは同期に差をつけているハズだ。さあ、この本を読んで少しだけカシコクなりません?

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
KKニッポン就職事情	1984	著者は別に経済学者ではなく、当時の就職ネタをルポ風に取り上げている。

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雑誌『噂の真相』に連載中の人気コラム「タレント文化人筆刀両断」の一〇〇回分が今回の文庫版ではじめて一冊に。
奢り昂ぶるタレント・作家・政治家・財界人などに筆刀が振り下ろされる。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
タレント文化人100人斬り	1998	左翼系評論者の著者が、当時流行っていた人々をこきおろす。しかし、こういう時事ネタは陳腐化が早く、読むにたえない。

アレン・カー　禁煙セラピー

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アレン・カー
ALLEN CARR
33年間、1日100本のチェーンスモーカーだった。さまざまな禁煙方法を試しては失敗したあと、1983年ついに世界中が待ち望んでいた「やさしい禁煙法」を考案。本業の会計士業をたたみ、世界中の喫煙者をやめさせるという野望にのり出した。著者の禁煙セラピーの評判は口伝えで瞬く間に広がり、世界中から喫煙者が集まっている。

すべての喫煙者が
待ち望んでいた
奇跡的禁煙法

精神力はいらない
禁断症状がない
太らない
ヘビースモーカーほど簡単
代用品不要
誰でもすぐにやめられる

帯、カバー、裏表紙等から引用

感想

著者が禁煙を決意し、禁煙コンサルタントとして成功し、禁煙のメリットや難しさを説明し、喫煙者に禁煙を促す本。タバコは健康や人間関係に悪影響を与え、禁煙することで本当のくつろぎや能力を取り戻せる。喫煙者はタバコの害を認識せず、現実を回避しているが、タバコは病気や死亡の主な原因であり、体の機能や抵抗力を低下させる。タバコをやめることは難しく、禁煙には精神力が必要であり、禁煙後も欲望やストレスに苦しむが、禁煙による解放感や喜びは言葉では表現できない。

禁酒の次は禁煙だ！
という訳で、喫煙時代にふと興味を持った古本の紹介です。
著者は、禁煙が間に合わなかったのか、肺ガンで亡くなったのが最大の皮肉だ。

この本はとにかく禁煙の無意味さを、繰り返し繰り返し、口を酸っぱくして、まるで洗脳するように説得するスタイル。対面でコンサルされれば効果があるかもしれないが、文面だけではイマイチという感じですかな。頭では理解しても、しょせん薬物中毒者の体が求めるのは、止めることはできない。したがって効果がある人は限定的では？

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世界中の子供たちを虜にし、わずか900人足らずの人数で日本第三位の利益をあげる、任天堂。その勢いにはコンピュータの巨人IBMもマルチメディアの先駆けアップル・コンピュータも怯えている。京都の一玩具会社にすぎなかった任天堂は、いかにして世界を征服したのか。日本とはことごとく市場の異なるアメリカで、ヨーロッパで大成功をおさめたのはなぜか。ドラマティックなまでの任天堂の成功を、膨大な取材をもとに詳らかにした渾身のノンフィクション。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	訳者	感想
ゲーム・オーバー GAME OVER	1993	篠原慎	初期の任天堂を通じてTVゲームの歴史と苦闘がよくわかるルポ。いまはもう技術が進歩しすぎて、本当に歴史上の話になってしまった。

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世界一やさしい減量法を見つけ出した!

意志の力はいらない
いかなる道具も使わない
特別な運動なしで
自分の大好物を好きなだけ食べて
理想の体重を保つことができる

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	訳者	感想
ダイエット・セラピー	1997	坂本章子	要は食事方法と食品を変えろということ。著者は医者でもなんでもないので、あまり信用しないように。

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目次
強制送還に脅えた日
滞在許可は出たものの
白い箱部屋の日々
ガハハおばさんの養女問題
さよならアメリカ
あとがき

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
アメリカ恥かき一人旅	1987	面白おかしいアメリカ旅行記。まだ渡米したことがなく、憧れを持っている人向け。

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●一人前の男になるために　増田豊
私はこれまで30年以上にわたって、さまざまな人たちの性の悩みの相談にのってきた。その中でも最近ふえてきたのが、男性器に関する悩みで、オナニー、短小包茎、早漏といった悩みをかかえて相談にくる人の数も多くなってきている。また、若い人たちの遅漏、インポテンツといった新たな悩みも生まれてきている●こうした悩みのほとんどは、知識不足か誤った知識のために、悩まなくてもいいことにこだわっていたり、男性機能を十分に発揮できないでいるにすぎない●現代は、性情報が氾濫しているようだが、ほんとうに必要な情報は意外に少ない。また、オナニーひとつをとってみても、昔のような先輩から後輩へという情報の流れがとだえて、やり方さえ知らないという若者が現われてきてもいる。この本では、一人前の男になるために、ほんとうに必要な知識と情報を集めてみた。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
おちんちんに自信がつく本	1988	思春期には誰しも悩みがあるもので、それが他人に相談しにくければ、なおさら悩みは深い。しかし人生経験上から振り返ると、その悩みのほとんどは自然に解決するか、どうでもよくなる。

邦山照彦　アル中地獄（クライシス）

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アルコール依存症の不思議なデフォルメ世界

著者紹介　邦山照彦
1938年,飛騨高山に生まれる。20代のとき神奈川県ではじめた貸しカメラ商法が大当たりし青年実業家として成功するが,アルコールの泥沼に溺れ事業に失敗,アル中になる。以後,アル中で精神病院入退院36回の日本最多記録を達成、日本一のアル中男となる。現在,断酒に成功し、故郷で自営業を営む。

帯、カバー、裏表紙等から引用

感想

アルコール依存症に苦しむ主人公が、家庭の破綻や幻覚症状を経て断酒を決意するまでの苦悩と奮闘を描いた物語。主人公のアルコール依存症による生活の破綻と、アメリカでの酒に溺れた後の人生の崩壊を描く。アル中の患者たちの苦悩と困難な生活を通じて、アルコール依存症と社会の偏見についても問題提起される。

普通の人が不運が重なってアルコール中毒に堕ちていく自伝。
この場合はアルコールだが、薬物に依存した症状や渇望する様子は、タバコでも酒でも覚醒剤でも、何でも同じだ。とにかくどんな嘘ををついてでも酒を手に入れ、酔って現実から目をそむけ、そして後悔する。つらい断酒が続いても完治するわけではないので、ささいな誘惑でアル中に戻る。本人にも家族にも、そうした地獄が続く。中川一郎（政治家）、石原裕次郎（俳優）などの有名人にも隠れアル中は多かったようだ。
安易な快楽に逃避しない自らの戒めのために、機会があれば一読して下さい。

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内容紹介（「BOOK」データベースより）
１９９１年から９６年にかけてアダルト・ビデオの世界で息をしていた少女たちへのインタビュー集。昨日のことのようで遠い昔のあの頃、一人の女の子が傷つき苦しみながらようやく辿り着いた場所。それがＡＶ。一人の女の子が軽やかに笑いながら駆け抜けて行った場所。それがＡＶ。そんな彼女たちの姿を炙り出した記録集である。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
AV女優	1991	風俗系ルポライターの著者が、ちょっと前のAV女優を掘り下げる。彼女らは、絵に描いたように不幸から堕ちて（？）いったわけではなく、事情はさまざま。育った家庭環境の影響は少しあるかもしれない。

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内容紹介（「BOOK」データベースより）
人びとの歓びと哀しみが交差する「風俗」の世界。バブル末期には、異常に盛り上がり、やがてバブルが崩壊し、エイズの恐怖が喧伝されるにしたがって、冬の時代を迎える。人々は、あの手この手のアイデア商法をひねりだしていった。平成日本の性風俗とそこに生きる人たちをユーモラスな筆致でとらえた異色のルポルタージュ。『ＡＶ女優』の永沢光雄、待望の第二作。
目次（「BOOK」データベースより）
テレクラ-１９９０年４月／ＳＭクラブ-日暮里・１９９０年５月／美療マッサージ-池袋・１９９０年６月／本番ストリップ-１９９０年７月／女装プレイ-池袋・秋葉原・１９９０年８月／ロリコン-高田馬場・１９９０年９月／ダッチワイフ-上野・１９９０年１０月／ホテトル-渋谷・１９９０年１１月／ニューハーフ-入谷・１９９０年１２月／幼児プレイ-六本木・１９９１年１月〔ほか〕

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
風俗の人たち	1997	風俗系ルポライターの著者が、ありとあらゆる風俗店を面白おかしく紹介する。このエロに対する情熱と創造性が、日本人を特殊にしている。

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愛だけが、唯一、人生において価値あることなのです。私は、愛の味方です。
心が動かなければ、少しも恋ではありません。いくら素敵な男性がデートに誘ってくれても、
一緒にいて楽しくないなら、そんな恋は捨ててしまいなさい。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
恋愛論2	1991	恋愛漫画がヒットした著者が語る恋愛論は、至極真っ当なことしか言っていない。若干、時代の変化に対応する処方箋もあり。

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人生は甘くはないがそうひどくもない
五年苦しんで、半年幸せ。十年つらくて、一年幸福。どん欲に幸福を求めすぎるから、ささいな不幸に悩み、苦しむのだ。
何年かの低迷ののち、突然、幸運は巡ってくる。実力以上の幸運が次から次に降ってわいてくる。こうなると、強い。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
幸福論	1992	人生の浮き沈みを経験した著者が、結局、”足るを知る者は富む”という教訓を悟ることで幸福に近づくという、やや控え目かつ真面なエッセイ。

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内容（「BOOK」データベースより）
明るく幸せなイメージの『サザエさん』一家の意外な事実。磯野家の28年間こそ戦後を歩んだわれわれ日本人の縮図だ。

目次より：
磯野家は東京に来る前、どこでどんな生活をしていたのだろうか?
サザエとマスオはどこで知り合い、結婚することになったのだろうか?
磯野家にトイレがたくさんあるという噂は本当だろうか?　
磯野家の人々の年齢はいったいいくつなのだろうか?　サザエは本当にフネの娘か?

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
磯野家の謎	1992	誰でも知っている国民的マンガには、未解決の謎がたくさんあった。

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内容紹介（「BOOK」データベースより）
日本はどう進めばよいのか。政治家や言論人・文化人の責任は問わなくていいのか。
目次（「BOOK」データベースより）
２０世紀最大の嘘／「あの方」亡きあと／大新聞は狼少年か／「親米家」名乗りいでよ／アメリカへの恩義／西園寺公望の識見／変な国に憧れるな／もういっぺんアメリカと戦争しますか？／算盤球にのる愛国心／あげまんの国〔ほか〕

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
国を思えば腹が立つ	1992	元海軍軍人が語る、義憤と憂国の書。しかし大江健三郎とのケンカが一番おもしろい。

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がん治療の進歩は目覚ましいものがある。外科手術、放射線治療という直接がんを叩くものから、化学療法、免疫療法などの全身的な療法まで、がんを克服するために現在行われているさまざまな方法を語り、これからの新しい治療方法や夢の治療法なども紹介する。告知やホスピスなど、がん治療における医療者と患者の関係についても説き及ぶ。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
がんの治療	1993	確かに最先端治療法が紹介されているが、素人にはやや難解。著者本人は癌の研究者であって、治療者でないので、やや重みに欠けるか。なんにしても、癌を宣告されたからといって、絶望する時代ではなさそうだ。

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内容紹介（「BOOK」データベースより）
田中闇将軍と同じ政治手法を使う小沢氏は細川連立政権の陰の総理ともいわれている。その彼は日本をどこへ持っていこうとしているのか。この危険な政治家の真の狙いを追求する。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
日本改造計画	1993	政治家が理念を語り、ヒット作とはなったが、その後、どれだけの政策が実現されたか。長年の経験で、もう政治家の口上には何も期待しない。

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目次（「BOOK」データベースより）
お化け学入門ー鬼太郎を読む基礎知識／お化けグルメはいかが？-お化けと社会問題／鬼太郎、墓場からゆりかごまでー鬼太郎誕生秘話／どうすれば鬼太郎は来てくれるか？-連絡の方法／戦え！ちゃんちゃんこー鬼太郎必殺の武器百科／カマボコにされた鬼太郎ー鬼太郎のさまざまなピンチ／鬼太郎と国家権力／ゲゲゲの経済学／鬼太郎いろいろ人生／燃える商百魂！ねずみ男／ねずみ男という名の影武者／目玉おやじの秘められた悲しみ／おばけ大行進ー鬼太郎の愛すべき仲間たち

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
ゲゲゲの鬼太郎の秘密	1993	水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」についての、よくある解説本。ファンは当にすべて知っている。

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フリープログラマーはあなたの後ろにもいる、かも。こんな人、本当にいるの?ハイテク社会に暗躍するフリープログラマーの生態をあますところなく笑いと笑いと笑いで綴るスーパードキュメント!プログラマーもそうじゃない人も、プログラマーに関わりたい人もまっぴらごめんの人も、必読必笑、笑劇の一冊。これを読めばあなたの人生観は360度変わって、もとにもどる?
菅昭美がはじめて正直に書いた抱腹絶倒エッセイ第一弾。堂々登場

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
吾輩はフリープログラマー妻も子もあり猫もいる	1994	パソコンがオフィスに浸透しはじめた黎明期、業務アプリの不足から、一部のプログラマは大儲けすることが出来た。技術はかなり古い話。

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内容（「MARC」データベースより）
イヤになったら逃げろ! 誰の手も借りずに、計画の準備から失踪後の生活までを行うための方法や注意点を網羅した。本書のポイントを押さえるだけで、「完全失踪」ができることを堅く約束する。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
完全失踪マニュアル	1994	元探偵が伝授する、期間１か月から永久まで、自分の痕跡を消す方法のいろいろ。失踪の様々な手口の紹介が面白い。

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人はみな必ず死ぬ。死なないわけにはいかない。それなら、人間らしい死を迎えるために、深刻ぶらずに、もっと気楽に「老い」「病い」、そして「死」を語りあおう。本書は、全国津々浦々を旅するなかで聞いた、心にしみる庶民のホンネやす言をちりばめつつ、自在に書き綴られた人生の知恵。死への確かなまなざしが、生の尊さを照らし出す。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
大往生	1994	高齢に達して死が身近になった著者が示す、死についての考え方。心の平安のために、死ぬ間近に読んでおきたい本。

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あと30年で日本という国家は消滅する。迫真の近未来シミュレーション。
1996年1月
新日本保守党、国際化進歩党成立
1997年1月
新日本保守党、改憲を訴えて選挙で大勝利
2000年1月
国民投票で憲法改正案が可決される
2007年12月
日米安保条約失効
2013年10月
防衛庁長官、クーデターを起こし政府転覆
2016年2月
北海道の核開発施設に中国のミサイル命中
2016年3月
独裁政権総辞職。左翼政権成立
2020年3月
円、1ドル540円まで下落
2023年5月
琉球、日本から独立
そして、2025年…。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
2025年 日本の死	1994	確固たるビジョンもなく、なりゆきまかせで、ずるずる問題を先送りするとこうなるよという警告。今(2000年2月)の時点で、この小説よりも進歩(?)がなく、停滞していることに愕然とする。多少予測をはずしているが、大きな流れは当たっているようで不安。

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お見合いには新鮮な出会いがある。
毎日の行動の中からは、知り合えそうもない別世界の他人と向き合うことを可能にする伝統的な儀式のスタイルが、日本にはある。今まで「お見合いなんて自分とは関係ない」と思っていたあなたも、考え直してみてほしい。お見合いは怖くない。ときめきを与えてくれる。でも、癖にならないようにしたいものである。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
お見合いの法則	1994	300回以上もお見合いすれば、もはやこれは趣味か、生き甲斐か。なお本書の発行時点で、まだ結婚に至っていない。

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「投書が今度たくさんくるんだけれども『あれは一体何だ』というんだよね。『あすこでどうして涙が出てくるのか』と。あれは何だと言われても、ぼくも説明できない。要するにあれが映画なんだよね」(本文より)
いまなお若々しい精神を揺らしつづける映画監督・黒澤明。その創造の根源を語り尽くすロングインタビュー。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
黒澤明語る	1995	インタビュアーの原田も映画人なので、ジャーナリズム的な質問ではなく、わりと深い話が続く。巨匠のものの見方、考え方が聞けるので重要。

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多摩川に近いある自動車工場。その組立ラインで、南米から帰ってきた日系人たちと一緒に働いていた著者は、奇妙な噂を耳にした。どこかに「ニセの日系人」がいるというのである。彼らは戸籍を偽造して日系人になりすまし、日本にやって来て働いているらしい。そのニセ者とやらはどこにいるのか? 関心をもった著者は、噂をたよりに彼らを探しはじめた。ところが、話は思いがけない方向へと向かっていったのである……。
平成二年の入国管理法改正によって日本に帰ってきた南米日系人たち。はるか遠くの異国の地で生まれ育った彼らと母国との再会は、「日本人」であることの意識をめぐる微妙な問題をもたらしている。独特のアプローチで日系人の本音に迫った異色ノンフィクション。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
にせニッポン人探訪記	1995	日系人の中へ潜入取材したルポ。テレビの30分番組もの並で、特に深くもない。一口に日系人といっても、いろいろあり、なかでもペルーのケースはかなり悲惨だったようだ。

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離婚に至る大きな原因の一つは、男女の意識のズレ。女たちは自分の離婚をしゃべることによって乗り越えようとするが、男たちは離婚を心の奥にしまって忘れようとする。そのとき彼らはどんな思いを胸に秘めていたのだろうか?企業戦士の離婚、セックスレスの弊害。離婚によって大切なものを得る人もいれば、何も変わらず離婚を繰り返す人もいる。ベストセラー『メーの女たち』に続く、好評『バツイチ』シリーズ第2弾、男たちが語る離婚の現実。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
×一の男たち	1995	自らバツイチである著者が、まるで自分探しかのように同類の人々を取材するシリーズ。

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「遊びこそ、時代を映す鏡だ」(セガ・中山隼雄社長)―今や全世界をマーケットに、そしてバブル崩壊後も勢いの衰えないゲーム業界。その奇跡的ともいえる成長の裏には、各社間によるデッドヒートと、それを支える男たちの情熱があった・・。この変化の激しい世の中でいかに時代を先取りする目を持てるか?そして勝者の条件とは!?　数多くの示唆に富む必読の書。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
ゲーム戦争	1996	戦争といってもソニーは関係なく、任天堂と今は亡きセガの争いだ。進歩の速い産業では栄枯盛衰も激しく、懐かしさよりもその古臭さ、陳腐さが目立つ。

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脳をチューニングして、楽チンに生きよう
クスリ、洗脳、サイコセラピー、電気ショック……、精神科医は教えたがらないが、本当は誰でも簡単に別人になれる!! 『完全自殺マニュアル』の著者が、3年間の徹底調査を経て書き下ろす、待望の、自殺をせずに生きるための大脳コントロール法。
誰かがガラリと「人が変わる」のを目のあたりにすると、たいていの人は気味悪く思う。心のどこかで、「人格というものは本来一貫したものであるはずだ」と思っているせいだ。そんなとこから「自分の一生はこうなんだ」という重苦しさが生まれる。大切なのは変わることを恐れることではない。変わるのに慣れることだ。誰でも脳をちょっといじれば、簡単に変われる。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
人格改造マニュアル	1996	脳をちょっと刺激するだけで性格は劇的に変わることを、著者の体験も交えて、考察する興味深いレポート。覚醒剤を礼賛しているのでは、当局ににらまれるか。合法的なクスリは自分で試してみるのも一興。

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ハッカーによる事件が立て続けに発生している。中央省庁のホームページを攻撃したり、一般企業のコンピュータに不正にアクセスしたり。むろん、これは日本だけの現象ではない。本書は、世界各国で起きた30件のサイバー犯罪を集めたもの。ハッカーとはいったい何者なのか? そしてどんな目的でこうした犯罪に走ったのか?

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
世界ハッカー犯罪白書	1996	コンピュータ犯罪を軽い読み物風にした事例集。ケビン・ミトニック事件など初期の有名な例を紹介しているが、いかんせん、日進月歩のこの世界において内容が古い。今のセキュリティ対策の参考にはあまりならない。

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網走番外地のヤクザにして、ひめゆりの塔の傷病兵、と同時にショッカーの幹部でもあった男——それが潮健児である。古川ロッパの弟子として出発し、1949年に映画デビュー。名脇役として、若山富三郎、高倉健、鶴田浩二といったスターたちを支えた。その後『悪魔くん』『仮面ライダー』などのテレビ作品にも出演、新たな人気を獲得する——痛快無比な撮影所裏話と涙腺を刺激してやまないエピソード満載の、役者馬鹿一代記。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
星を喰った男	1996	ご存知、「悪魔くん」のメフィスト役で有名な潮健児氏の自伝。昔の映画時代の滅茶苦茶さが凄い。

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内容紹介（「BOOK」データベースより）
ハリウッドと日本オタク文化が繰り広げてきた熾烈なパクリ合戦、インターネットもコミケ化している今、日本史上かつてない世界的繁殖力を持つオタク文化とは何か。映像の時代に鍛えられた視力を持ち、情報を読み、発信するオタクの快感とは。知られざるオタク情報を楽しみながら、その極意を学ぶ、フツーの人のためのオタク学入門書。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
オタク学入門	1996	オタクの帝王により、マンガや映画をオタク的視点から掘り下げて議論する。その（役に立つかは別にして）広範な知識は素晴らしい。

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ゴジラは生まれた瞬間、即死する!?
特撮怪獣映画には、学会を追われ、洋館で密かに怪獣の研究を続けるマッドな博士がしばしば登場する。空想科学研究所は、彼の夢見る姿勢を断固支持したい!科学は、人間の想像力を追いかけてこそ進歩するものだからだ。
特撮番組やアニメなど、最も身近な空想科学世界には、いつの間にか「常識」になっている設定やアイテムがいくつもある。変身、巨大化、超音速飛行、光線、バリア……。しかし、これらは科学的にどこまで正しいのだろうか?無理やり実現したら、いったいどんなことが起こるのだろうか?　本書は、夢の世界のできごとを科学で計るというタブーに敢えて挑戦し、空想科学世界の魅力を再確認するために書かれた。アトムやウルトラマンに胸踊らせた経験を持つ、すべての「科学の子」に贈る驚嘆と爆笑と感動の書!

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
空想科学読本	1996	空想科学の絵空事を科学的につっこむ。今回はゴジラ、仮面ライダー、ウルトラシリーズ、マジンガーZなど。

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マジンガーZは、必殺技で身を滅ぼす!?」
空想科学世界の宇宙戦争では、秒速数百kmで迫りくる敵を目視確認しながら戦っている。非現実的ではあるけれど、自分の目で確かめたいのは、人間として当然だ。科学は、感覚的に納得できてこそ進歩するのだと信じたい。
空想科学の世界には、途方もなく大きい数値が平気で登場する。年齢2万歳のヒーロー、マッハ2で泳ぐ怪獣。マッハ5で走る宇宙人。桁外れに広大なスケールの世界であると言いたいのだろうが、それがいかに凄まじいことか、実感するのは難しいそこで、ウルトラマンやマジンガーZや怪獣たちが生きる世界に科学の視点を携えて訪れてみよう。驚くべき現象が、爆笑の結末が、そこには待っている!　あなたは、ヒーローや怪獣のすごさと魅力を再確認し、そして思うだろう。人間の夢とは、かくも巨大で逞しいものであったのか、と。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
空想科学読本2	1997	まだまだ続く爆笑の特撮突っ込み。

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人の心をロボットやモンスターに移植する。空想科学の世界で、マッドサイエンティストがしばしば試みる暴挙である。そんなことをして、彼らは何が嬉しいのだろう?常人の理解は及ばない。しかし、わからないことを理由に、彼らの世界を頭から否定していいものだろうか?未来につながる新しい発想の萌芽が、そこにないとは言い切れないはずだ。夢の第一歩。それは必ず、人間の想像力と強い意志から始まる。
これまでと少々趣向を変えて、空想科学の世界で行われてきた様々な「行為」を科学的に検証してみたのが本書である。これによって、具体的な数値の設定が明らかでない事象についても、大いに研究が進むこととなった。その結果、純粋無垢な少女は、実はトンデモない野生児であり、東京を救ったヒーローの善行が、代わりに千葉に滅亡をもたらし、快適そのものに見える宇宙鉄道は、本当は凄まじく迷惑な存在だったなどなど、驚愕の新事実が次々に判明する!あまりにも意外な空想科学世界の実態が、目からウロコの感動を呼ぶ爆笑必至のシリーズ第3弾!!

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
空想科学読本3	2000	まだまだ続く爆笑の特撮突っ込み。

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誰もが気になる心の悩みに、リカちゃん先生が、やさしくお答えする“サイコのお部屋II”。愛の悩み、家族の悩み、人づき合いの悩み、暮らしの
悩み、自己の悩み、頭の中の悩み、の6つに分けた60題。「悩んでいるのは、あなただけじゃない。」

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
ココロのクスリ	1996	人気の精神科医である著者がありとあらゆる悩みに対応する。軽いので暇つぶし向き。

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筒井康隆断筆宣言、多重人格ブーム、阪神大震災、オウム真理教事件、宮崎被告の精神鑑定、君島ファミリー、薬害エイズ、ジミ婚、インターネット、援助交際、ストーカー、『新世紀エヴァンゲリオン』1994年から96年にかけて起こった出来事を、精神科医はいかに見つめ、どう考えたのか。時代の深部に耳をすませ、そこから聞こえる微かな音を明晰に読み解き、あなたの中にある不安を取り除く文庫オリジナル・エッセイ集

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
あなたのココロはダイジョーブ！！	1997	精神科医の視点で時事ネタを語るエッセイ。1994-1996年を振り返りたい時だけ有効。

夏樹静子　椅子がこわい　私の腰痛放浪記

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「私は、一九九三年一月から約三年間、原因不明の激しい腰痛と、それに伴う奇怪とさえ感じられるほどの異様な症状や障害に悩まされた。(中略)私は心身共に苦しみ抜き、疲れ果て、不治の恐怖に脅かされて、時には死を頭に浮かべた」(「まえがき」より)。突然、腰痛に襲われ、三年間あらゆる治療を受けた末に完治した感動の闘病記。

帯、カバー、裏表紙等から引用

感想

著者が原因不明の激しい腰痛とそれに伴う異様な症状に悩まされ、治療法が効かず症状が悪化していることを記録している。主人公は腰痛の治療を試みるも効果がなく、さまざまな治療法を試す中で絶望感に苦しむ。主人公は心身症と診断され、自律訓練法を試しながらも疑念を抱きながら日常を送るが、先生とのやりとりが救いとなり、友人の優しさに感動しながら痛みに耐えながら本を読む日々を送っている。

誰しも経験のある腰痛が、常に止まなくなったらどうするか？
社長夫人としての務めを果たしながら、作家としても活躍している、スーパーレディの著者が、ある日突然に椅子に座れなくなる。それは物理的な障害ではなく、「無理しすぎだから、もう休んでくれ」という無意識からの心の叫びであった。なので整形外科的治療、針灸、椅子の交換などの処置はまったく効かず、人のいい森村誠一氏の助言も役に立たない。最後には妙にスピリチュアルな雰囲気になって、悟りを開くように寛解していく。
したがって腰痛持ちの皆さんの万人に当てはまるわけでもなく、個人的には、やはり地道に筋トレや体操を続けるのをお勧めします。

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内容紹介（「BOOK」データベースより）
祝「マイブーム」１９９７年度日本流行語大賞受賞語！仏像ブーム！怪獣ブーム！谷ナオミブーム！！ベストなテーマを満載して、マイブーム時代に放つシリーズ第２弾。
目次（「BOOK」データベースより）
「仏像」ブーム（マイベスト仏像！／Ｏｈ　Ｍｙブッダ！／カッコええやんけ仏像／なぜ、仏像をＣＭに起用しないのか？　ほか）／「怪獣」ブーム（怪獣映画ベスト１『フランケンシュタイン対地底怪獣（バラゴン）』／日本に怪獣の現れない自衛隊の不幸／ゴジラの運搬／ゴジラの返還　ほか）／「谷ナオミ」ブーム（一筋縄でいかない亀甲縛りの似合う女、それが谷ナオミ！／ＳＭは谷ナオミに尽きる！／あぁ、万博少年を悩ませたエロの女神たち／さらばボンデージ！谷ナオミブーム到来！！　ほか）

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
マイブームの狼	1997	著者が興味を持つ、主にB級物件を熱く語る。ツボにはまれば面白い。

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内容紹介（「BOOK」データベースより）
日本映画界の野茂英雄になるーの決意も固く、映画先進国アメリカに乗り込んだ周防監督。ハリウッド流儀を蹴散らし、契約至上主義ビジネスの罠をかいくぐり、米国アカデミー賞に異議を申し立て、前代見聞、満身創痍の悪戦苦闘の末に勝ち取ったのは、「中年の危機」に悩めるアメリカ人の大喝采と、日本映画初の全米大ヒット。強いアメリカに押されっぱなしの日本人のうっぷんを晴らす、痛快ノンフィクション。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
Shall We ダンス？ アメリカを行く	1998	日本でヒットしたこの映画は、リチャード・ギアのハリウッド・リメイク版が作られる前に、日本版が公開された。そのプロモーションに監督自らが同行して…というドキュメンタリー。

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日本経済のバブル期、その“あぶく銭経済”にわきたっていたヤクザ集団。経済破綻、つづく暴対新法を受けて彼らはその後どのように生きつないでいるのだろうか。外からは窺い知れない闇社会に生きるヤクザたちそれぞれの、シノギ女掟博打、抗争の実体を山口組ウォッチャーの第一人者が明らかにする。稲川会前会長・石井進、山口組五代目・渡辺芳則のナマ証言も収録。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
現代ヤクザのウラ知識	1998	宝島社らしく、ヤバいテーマを深堀りする。ヤクザの歴史と現状（ちょっと古い）を知るには便利。役に立つかどうかは知らないが。

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-『秀れた「作家」手塚治虫は、それ以前に秀れた
「漫画家」手塚治虫であった』(本文「あとがき」より)
巨匠の作品世界の魅力をユーモラスな語り口でエッセイ風に綴った面白研究本。アトム、レオ、サファイア、火の鳥、どろろ、ブラック・ジャック、ヒゲオヤジ、お茶の水博土、ロック、アセチレン・ランプ、ヒョウタンツギetc。キャラクター論を中心に映画やSFとの関係、時代背景などをマニアックに分析。リアルタイムで手塚漫画を楽しみ、時代に対して、いち早く本格的、積極的に評価した著者の愛情が伝わってくる評論集。
「100スター名鑑」「異生物図鑑」他の付録つき。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
手塚治虫の奇妙な世界	1998	手塚治虫の関係者ではない、いちファンがその魅力を語りまくる。軽さが取柄。

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本書の内容
日本マンガを深く愛するアメリカのノンフィクション作家が、マジメに、ときには熱く、ときには厳しく、現代の日本マンガを語り、世界に紹介した本格的マンガ論。その背後には、現代日本社会の姿が見え隠れする。
近年海外でも人気が高まっているという日本マンガ。それは実際にどのように受けとめられているのか。世界的傾向ともいわれる「オタク」現象などもふまえ、国際的視野から、文化としてのマンガを考えた、現代日本人必読の一冊!

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	訳者	感想
ニッポンマンガ論	1998	樋口あやこ	今は世界中を席巻している日本マンガが世界で人気を得る前にも、通の間では盛り上がっていた。その時のマンガが「ビューティペア」など、メインストリームから遠いのが興味深い。

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内容紹介（「BOOK」データベースより）
キャリア＆ノンキャリ４名の激白。テリー伊藤が再び彼らの本心に肉迫！ベストセラー第２弾。
目次（「BOOK」データベースより）
第１章　ノンキャリ　武内茂夫（仮名）の怒り-「私はノンキャリではない！」（「お父さんてノンキャリなの？」／政策を間違ったのは全部キャリアの連中だ　ほか）／第２章　キャリア　徳元正太郎（仮名）の誇り-「大蔵官僚は古武士だ」（徴税権は我々にとっての究極兵器／行政改革とは“真の人件費”を減らすこと　ほか）／第３章　ノンキャリ　野原健一（仮名）の嘆き-「私たちはいま自己崩壊している」（主計局は大量処分をほとんど免れた聖域／ノンキャリはキャリアの机に近づいちゃいけない　ほか）／第４章　キャリア　白川格（仮名）の憂い-「検察はファッショだ」（涌井主計局長は歩くリトマス試験紙／ミスターＹＥＮの軽すぎる言葉　ほか）

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
大蔵官僚の復讐	1998	珍しく旧大蔵省の官僚の本音が聞ける。すべてが本当とは限らないが。

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内容紹介（「BOOK」データベースより）
『デトロイト・メタル・シティ』と『ドグラ・マグラ』をあわせて読めば社会が引きこした矛盾が浮び上がり、『やる気まんまん』と『好色一代男』から艶話という大衆娯楽の形が見えてくる。雑誌『ダ・ヴィンチ』の長寿連載『マンガ狂につける薬』の単行本、第四弾。評論家・呉智英がつなぐ、マンガと活字の懸け橋。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
マンガ狂につける薬	1998	マンガを深読みして、独自の文化論を展開する。オタクとしては、非常に強力な知識で武装しているが、それで面白いわけでもない。

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「オープンソース」というこんな常識はずれのパラダイムを武器に、ソフトウェアを支配する帝国の牙城に戦いを挑むレジスタンスたちが現れた。合言葉はLINUX。インターネット世界の片隅で野火のように発生した運動は、やがて巨大企業インテルやIBMを巻き込む一大潮流へと発展していく。このまったく新しいビジネスモデルは、はたして21世紀の主役たりえるのだろうか?
ハイテクジャーナリストのウェンディ・ゴールドマン・ローム(世界的ベストセラー「マイクロソフト帝国-「裁かれる闇」の著者)と、LINUXの風雲児ロバート・ヤング(レッドハット社CEO)が、コンピュータ業界で繰り広げられる水面下の攻防を、臨場感あふれるタッチで描き出したビジネスノンフィクションの超話題作!

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	訳者	感想
OS戦線異変あり	1999	倉骨彰	有料のウィンドウズとは違い、無料で使用できるコンピュータのOSであるLINUX(この場合はRed Hat)とは何かを紹介する。LINUXといってもいろいろあり、Red Hatのように保守料金名義で金を取る場合もあるので、必ずしもタダではない。

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これが、噂のだめ連的人生だ!
朝日、日経、NHK、現代思想、SPA!、東スポも注目する、全く新しい若者のライフスタイルの全貌!! 職なし、貧困、おんぼろアパート、ボロ着、もてなくたって、だめ!的に生きてみれば、人生はこんなにも素晴らしいのだ!
だめ!でいいのだ。だめ!がいいのだ。
だめ!は日本を救うかも!?
滅ぼすかも!?

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
だめ!	1999	自ら”だめ”と開き直る、貧乏でも自由な生活を営む人々。こんなんでいいのかと思う反面、ちょっとうらやましい感じもする。

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＜だめ連＞とは何か?
モテない、職がない、うだつが上がらない……。
自薦他薦を問わず、”だめ”な人たちが集まり、孤立して”だめ”をこじらせないように、傷を舐めあうための交流の場を創ろうと、92年活動開始。月1回の交流会、機関誌発行、各種イベントを通じて、交流・トーク活動を行っている。溜まり場のカフェでは、様々な”だめ”模様を抱えた人々が集まり、毎夜のように色とりどりの人生トークが行きかう。
”ハク”や”うだつ”といったプレッシャーから解放された「新ライフスタイル」を実践・提唱している異色のムーブメントとして、注目を集めている。合言葉は「だめをこじらせる前に連絡を!」
わたしたちも”だめ系”です
だめ連は、高失業時代を豊かに生きる戦略! 小倉利丸（富山大学教授）
だめ連は、他人と比べない生き方! 上野千鶴子（東京大学大学院教授）
だめ連は、21世紀の当たり前! 田中美津（女性運動家、鍼灸師）
だめ連は、心の「シェルター」です! 香山リカ（精神科医）
だめ連は、グローバル・スタンダードだ! 上野俊哉（和光大学教授）
日韓のだめ系は連帯する! 朱徳漢（韓国版”だめ連”「全国ペクス連合」）

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
だめ連宣言!	1999	肩肘を張って社会に反抗しているような人も中にはいるが、だいたい、なんとなくだめな人たちが、仕事、結婚、家族、性を語る。常識に固まっている人は、目からウロコが落ちる思いだろう。

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等身大のゲイツは
こんなにも人間臭い!　ハイテクの寵児、世界一の大富豪、法廷闘争を戦い抜くリーダー　こうした、華やかに作り上げられたイメージを踏み越えて、ゲイツとマイクロソフトのほんとうのストーリーを追体験させてくれるのは、内部の人間が書いたこの本が初めてであろう。この本の語り手は、背広族でも宣伝屋でもない。実際にマイクロソフトでソフトウェアを設計し、コードを書いてきた人間なのである。　なぜマイクロソフトはインターネットに乗り遅れ、　ブラウザ市場におけるネットスケープの覇権を許したのか?　ウィンドウズ・インターフェイスの設計において、　マッキントッシュを盗用したあるいは、しなかったのはなぜか?マイクロソフトがペン・コンピューティングの分野に食い込み、GOコーポレーションを撃退したことの真相
-GO社のCEOジェリー・カプラン自身の著作からも抜け落ちている事実とは何か?　真実はプレスリリースや裁判資料よりもはるかに奇妙である。この本に現れるゲイツとマイクロソフトの実像は、賞賛者たちが見たがる技術革新への賛美でもなく、ライバルたちが見たがる「悪の帝国」の暴露でもない。実際、この本はどちらかといえばギャグ漫画のような味わいがある。
(原書カバーより抜粋)

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	訳者	感想
ビル・ゲイツの罪と罰	1999	三浦明美	ネットスケープなんて言っているほど内容は古いけれども、マイクロソフトの成長の歴史とゲイツの人柄が興味深い。告発本ではない。

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姑獲鳥と絡新婦の関係とは? 魍魎と火車はなぜ同一視されたのか? 陰摩羅鬼とはどんな妖怪なのか? 『姑獲鳥の夏』からはじまる京極夏彦「妖怪シリーズ」に登場した全ての妖怪を、該博な知識で「妖怪博士」多田克己が解読。妖怪初心者にも研究家にとっても必読の一冊。京極夏彦オリジナル妖怪画全42点収録!

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
百鬼解読	1999	京極ブームに乗った、便乗本か。確に他の研究者の説は勉強しているようだが、京極堂の蘊蓄に比べて、いまいち面白くない。

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「B級学」とは、大衆文化のフィールドから、記憶に埋もれる時代の種子を掬い、歴史的・社会的に正しく発芽させようとする極めて、現代的な学問である。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
B級学　マンガ編	1999	一級品ではなく、歴史に埋もれた秀作を、トンデモ視点で紹介する。

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内容紹介（「BOOK」データベースより）
あのゾマホンさんの素顔、大きな夢、そして、本当に日本人に伝えたいこと。
目次（「BOOK」データベースより）
１　ゾマホンってどんなヒト？（ベナンって、どこにあるの？／少年ゾマホン）／対談　テリー伊藤ＶＳゾマホン-テリー、ゾマホン、どっちが変？／２　人生は甘くない（ゾマホン苦学する／ゾマホンの日本生活）／３　ここがヘンだよ日本人（ここが好きだよ、日本人／ゾマホンの夢）

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
ゾマホンのほん	1999	TV番組で人気がでたアフリカ人が日本を語るエッセイ。

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内容紹介（「BOOK」データベースより）
パリ、ロンドン、アムステルダム、ニューヨーク、ロサンゼルスの１６日間世界一周スシの旅。いま世界の人に愛されはじめたスシを手がかりに、日本スタイルのグローバルな受容の可能性を探る。
目次（「BOOK」データベースより）
パリに回転スシを食べに行く理由または、私はなぜ痛烈な後悔の念に駆られたか／サーモンとマグロが好きなフランス人はハシを使ってスシを食べるのがとてもうまい／回転スシのカウンターに集まる人が恋しい現代のパリジャンたち／スシは誰もが食べるもの、フランス人でも握るもの　思い込みでしかなかった文化障壁／ランチタイムを席捲するサンドイッチ伯爵のこれがニューブリティッシュ回転スシだ／名門ハロッズはスシのショーウィンドウ　英国版マッサージつき居酒屋に未来はあるか？／空腹ビジネスは我らが仕事　中巻国人シェフが繰り出す必殺ドラゴンロール／ジャパノロジストも日本企業も参戦してもう引き返せないスシ・ブーム／英仏海峡を越えるユーロスターでオシボリとスシの国際性を考える／スシを制する者がＥＵを制す　次はバルセロナと狙いをつけるニルスの真面目な旅〔ほか〕

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
回転スシ世界一周	2000	回転する寿司は日本だけでなく、すでに何年も前から海外に進出していた。昔は話のネタになるほどの貴重さがあったとしても、現在はもう普通の風景になってしまった。

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たかが模型、されど模型。戦車のプラモデルのために東西冷戦下のソ連大使館と直談判し、車の模型を作ろうと実物のポルシェを解体してしまう。そんな本気がタミヤを世界一の模型メーカーにした!　自らリンゴ箱の上で模型の図面を描いた現社長が綴る涙と笑いの奮戦記。親本に新原稿を大幅追加した増補決定版。解説・リチャード・クー

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
田宮模型の仕事	2000	上場もしていないのに世界中で知られている代表的日本企業の奮闘記。プラモデルだけでも行き詰まって、ミニ４輪などにふれたこともある。

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男にとって必要なことは全て、
『ゴルゴ13』から学んだ。
司馬遼太郎が左右の学生運動に影響を与えたという人がいるが、
本当は『ゴルゴ13』の方が影響が大きかった。
劇画に影響を受けたというと恥ずかしいから言わなかっただけだ。
鈴木邦男(本書ロングインタビューより)

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
ザ・ゴルゴ学	2000	・Gのプロファイリング。・奇跡の狙撃テクニック。・依頼人や協力者たち。・Gのライバルたち。・Gと寝た女たち。・さいとう・たかを氏や、スタッフのインタビュー。など、これまでのシリーズ全作品(本誌発表398話＋増刊63話)を通じて、ゴルゴ13を総合的に分析する。ファンなら余計に楽しめる。

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妖怪馬鹿─妖怪のことばかり考えている人のこと。本書は、あやかしの都に三馬鹿が集い、行われた座談会の記録である。京極夏彦書下ろし漫画も満載!

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
妖怪馬鹿	2001	妖怪のエキスパートたちがだべる、オタク談義の企画本。好きな人ほど楽しめる。

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自動車修理工から身を起こし、「世界のホンダ」を一代で築いた日本のビジネスヒーロー、本田宗一郎。彼が自らの前半生を回顧した「私の履歴書」を中心に、人間的魅力に満ちたその生涯をたどる。後半部には、彼が社内報等に寄せた文章をもとにまとめた「本田宗一郎語録」も収録。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
夢を力に	2001	世界のHONDAを一代で築き上げたオヤジさんは、型破りでカリスマ性がある。これでは社員も発奮するだろう。

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戦争の世紀を総括する問題作!
20の国と地域に見る兵器と軍隊の実力。
本音で語る平和のための戦争論!
二度の世界大戦をふくめて
戦争・紛争の絶えなかった「戦争の世紀」——
20世紀の各国軍隊の戦いぶりや兵器の質を
詳細なデータと多彩なエピソードで評価・分析し、
そこに隠された国や民族の特質・文化を浮き彫りにする
新たな視点からの試み。
戦争を忘れた国に贈る異色の戦争論!

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
どの民族が戦争に強いのか?	2001	内容的には余り専門的でなく軽い。特に強い軍隊、弱い軍隊というのはなく、状況によって変わる。まとめとして、イギリス…戦争の数が多いわりに、大敗北はない。他国を利用するのがうまい。フランス…ナポレオンのような強力な指導者のもとでは強い。ドイツ……20世紀では、最強にして勇敢。イタリア…負けっぷりの見事さ。アメリカ…力は強いが小回りがきかない。ロシア……帝政時代の戦意のなさ。赤軍時代の防衛戦でのねばり強さ。中国………人民解放軍になってはじめて強くなった。日本………無駄に消耗した戦いが多い。勇敢とは別。など。

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「B・J症例検討会」とは、『ブラック・ジャック』に影響を受け、医学の道に進んだ30〜40代の現役の医師により結成された、日本医師会未公認組織である。主な活動は、B・Jが関わり施術した症例について検討評価し、報告書を提出すること。会員は、北は北海道から南は九州、さらにニューヨークまで広がり、現在会員数は27名。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
ブラック・ジャック・ザ・カルテ	2001	「第1部 症例カルテ」心臓外科、内科、整形外科、外科、耳鼻科、皮膚科、脳外科、小児科、産婦人科、その他の専門医師が、ブラック・ジャックの処方について真面目に検討する。漫画を読んでいるときにはわからなかったが、結構いいかげんな部分もあったようだ。第2部 架空症例対談」人間鳥、木の芽、人面瘡など、実際にはない奇病の可能性をさぐる。第3部 オマージュ」ブラック・ジャック論、ピノコの体の実際など3編。

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手塚治虫、水木しげるから宮崎駿、エヴァンゲリオンヘマンガは「戦争」をいかに描いてきたか。日本人の戦争観に迫る画期的マンガ論!
マンガと「戦争」
●手塚マンガと戦争
●戦記物ブームと「紫電改のタカ」
●水木しげると戦記マンガ
●戦記物とSF
●ガロとCOMの「戦争」
●戦後世代の「戦争」マンガと「ゴルゴ13」終末としての「戦争」
●大友克洋と『AKIRA』●神話とシミュレーション
●「戦争」と身体
『ゴルゴ13』の「戦争」ゴルゴの、重く厚い眉に上から抑えられた細い目と、薄く下を開けた三白眼の瞳、また堅く閉じられたロやタフそうな顎は、ほとんど劇的な表情をもたない。おまけに主人公としては異様に寡黙で、吹きだしのなかに「」しか入っていないことが多い。……これは、手塚マンガが大げさな表情や饒舌さで心理表現をつくりあげたのと、ちょうど逆の打ち消し作用をもたらす。ゴルゴの内面や自意識は意味をなさず、そのぶんだけ悲劇は軽くなる。表立っては表明しにくい脱倫理的な場所からみる相対化された「戦争」。これがゴルゴにとっての戦争であり、同時にいくぶんか読者の欲求を反映していた。全世界を相手にできる有能な個人の場所と、戦争体験に色づけられた重い倫理的戦争観の相対化の欲求である。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
マンガと「戦争」	1997	マンガにおける戦争の表現の歴史を振り返る。非常に分析的なので漫画好きには参考になる。

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どうする日本マンガ
夏目房之介が世界各地で見た
「国際化」にとまどう
マンガ・アニメの現状

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
マンガ世界戦略	2001	日本漫画の世界での現状の最近の状況を紹介する。内容は各地での見聞、講演をまとめたような軽いものが主だ。 近年のアジア、ヨーロッパ、アメリカでのマンガ・アニメの人気は目をみはるばかりだが、そのビジネスとしてのやり方は未熟で、需要に比例した利益を確保しておらず、国内のマンガ産業に充分に還元されていない。そこで、危機感を持つ著者は、版権ビジネスとして産業化をもっと強力に押し進めるべきと、強く提言している。ビジネスとして確立したとき初めて、ハリウッド映画に伍するようなソフト産業として、世界を制覇するだろう。

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内容紹介（「BOOK」データベースより）
イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人は、なぜ互いに話が通じないのか。そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。いつの間にか私たちは様々な「壁」に囲まれている。それを知ることで気が楽になる。世界の見方が分かってくる。人生でぶつかる諸問題について、「共同体」「無意識」「身体」「個性」「脳」など、多様な角度から考えるためのヒントを提示する。

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
バカの壁	2003	解剖学者である著者が語る視点は、別段、医学由来である訳でもないが、やはり他とはちょっと違う。

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ワイドショーも小説もぶっとぶほどリアルで面白いのがナマの裁判だ。しかもタダで誰でも傍聴できる。殺人、DV、詐欺、強姦……。突っ込みどころ満載の弁明や、外見からは想像できない性癖、傍聴席の女子高生にハッスルする裁判官。「こいつ、絶対やってるよ!」と心の中で叫びつつ足繁く通った傑作裁判傍聴記。解説・角田光代

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
裁判長！ここは懲役4年でどうすか	2006	裁判の傍聴好きが語る、救いようのないアホな被告たち。このような視点で、ふつうの裁判も娯楽として楽しむことができる。

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内容紹介（出版社より）
妻と娘を何よりも愛する平凡な会社員は、突然医者から「余命三か月」を宣告されることになる。狼狽する彼の元に、ガネーシャが降臨！　家族の将来を守るため三か月で大金を手に入れようと、藁にもすがる思いでガネーシャのアドバイスを聞き始めるがーー。夢の「かなえ方」だけでなく「手放し方」も学べる、シリーズ第四弾、待望の文庫化！

帯、カバー、裏表紙等から引用

タイトル	発表	感想
夢をかなえるゾウ	2007	大ベストセラーとなった、成功するための軽め指南書。いちおう物語になっているので読みやすい。身だしなみに気をつけるなど、言われてみれば至極真っ当な話ばかりなので、逆に現代はここまで指導しなければならなくなった。