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太字作品や★★★★★が特におすすめです。

サブウェイ・パニック(映画) ★★★★★

原題:    THE TAKING OF PELHAM ONE TWO THREE
       ペラム123号の乗っ取り
原作:    ジョン・ゴーディ John Godey 同名小説
配給:    ユナイテッド・アーティスツ アメリカ
公開:    1974年
監督:    ジョゼフ・サージェント Joseph Sergent
出演:    ウォルター・マッソー Walter Matthau
       ロバート・ショウ Robert Shaw
       マーティン・バルサム Martin Balsam

ギャラリー

当時のパンフレットから引用

関連地図

ニューヨーク市地下鉄マップ。

劇中でも説明されているように、ペラム123(Pelham One Two Three)とは、ぺラム駅を1時23分に発車した便を指す。ちなみにアメリカでは、東西にストリート(Street)、南北にアヴェニュー(Avenue)が走り、非常にわかりやすい。

こうして見ると、犯行はとても短い時間に、とても短い距離で行われており、しかも身代金の引き渡しまで1時間しかなく、それで100万ドルだから、きわめて効率的だ。


東京の地下鉄で例えると:
地下鉄銀座線
  1. 浅草
  2. 三越前
  3. 京橋
  4. 日本橋
  5. 銀座
   …
  9. 渋谷
といった感じですか。

サウンドトラック

音楽担当のデヴィッド・シャイア(David Shire)は、完全に作品にフィットする音楽を作ってくれる、職人気質の作曲家だ。ぜひ聴いてみて下さい。

The Punch Lines(決め台詞)

“Why don’t you go grab a goddamn aeroplane like everybody else?”
    「なんで飛行機をハイジャックしないんだ、他の奴らみたいに!」
“‘Cause we’re afraid of flyin’!”
    「高所恐怖症なんだ!」

“Achoo!”(Sneezes)
    「ハックション!」(くしゃみ)
“Gesundheit!”
    「お大事に」
※ Gesundheitはドイツ語で「健康」の意味で、くしゃみした人に使う慣用表現。

感想

ロバート・ショウがカッコいい! ウォルター・マッソーの素っとぼけがいい! 
とにかく無駄がない演出で、女なんかおばちゃんしか出ない。昔ながらの映画なので、人種差別、女性差別なんでもアリで、Political Correctness(※)なんか関係ない。緊迫感あるストーリーのくせに、アホな市長や変な日本人など笑えるシーンが多数ある。
とにかくギャーギャー騒ぐアメリカ人が本当にリアルだ。私は米国に留学する前は、これは映画だから大げさにやっているのだろうと考えていたが、行ってみると、マジでこの通りだった。
惜しむらくは、当時流行していてパニック映画(ポセイドン・アドベンチャーなど)の影響で配給会社が、犯罪映画にもかかわらずパニック映画みたいな邦題をつけたことで、優れた犯罪映画として認知されにくいことだ。

(※)Political Correctness
通称”ポリコレ”、略してPC。少数派の人たち(人種、性向、文化など)への偏見を失くして、もっと配慮せよ、という政治的主張や運動。

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