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荒巻義雄

荒巻義雄

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荒巻義雄(あらまき・よしお)
1933年、北海道生まれ。主な著書に『白き日旅立てば不死』『神聖代』『ビッグウォーズ』シリーズなど多数。『紺碧の艦隊』『旭日の艦隊』シリーズは累計750万部の大ベストセラーとなり、現在も継続刊行中。

太字作品や★★★★★が特におすすめです。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第01巻 運命の開戦

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1990年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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荒巻義雄の小説は、幼少の頃に戦時冒険SFに夢中になったことが土台となって血沸き肉躍るような描写は、その経験に負うところが大きいはずである。そしてその根底に流れているのが、平和を愛するやさしさである。もちろん本書も戦略的なおもしろさだけではない感動を与えることは間違いない。

ロシアとの日本海海戦で瀕死の重傷を負った高野五十六《いそろく》は、一命を取りとめたものの、実は別の世に生まれ変わっていた。二度と同じ誤ちを繰り返さないために、秘かに精鋭集団”紺碧《こんべき》会〟を結成し、クーデターを画策する。照和十六年、首相官邸を襲って新政府を樹立した〝紺碧会〟は、アメリカ政府に巧妙な罠を仕掛けた。名将高野の采配はいかに? はたして日本に勝算はあるのか? アメリカを震撼させた〝紺碧艦隊〟のすさまじい破壊力に乞うご期待! 前世経験と最新技術を駆使した〝紺碧〟シリーズ第一弾!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第01巻1990バブル期のイケイケな世相に乗って大ヒットした仮想戦記シリーズ。前世の失敗の記憶を持っているので、ある意味ズルい。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第02巻 帝都初空襲

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1991年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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大好評の〝紺碧シリーズ〟のおもしろさの秘密は、荒巻義雄の秀れた洞察力にある。先のイラン・イラク戦争でもその愚行に嘆くだけでなく、背後に潜むアメリカの世界戦略を訴えることしきり。詳しく知りたい方はぜひ本書をお読みいただきたい。教科書には書いていない真実がきっとわかるはずである。

パナマ運河を攻撃し、アメリカの軍事物資輸送船の遮断に成功した〝紺碧《こんぺき》会〟の次なる目標は、パプア・ニューギニア攻略戦である。極秘のうちに東京へ戻った前原一征《まえばらいっせい》少将は、高野五十六《たかのいそろく》軍令部総長、大高弥三郎《おおたかやさぶろう》首相と密会し、陸軍をパプア・ニューギニアに向けることを決定した。また捕獲済の米戦艦を改装した〝紅玉《こうぎょく》艦隊〟を紅海封に配置する。そして前世のミッドウェー敗戦の遠因となった帝都初空襲に備えて開発したのが、新型局地戦用迎撃機蒼萊《そうらい》である。アメリカを迎え撃つ秘密戦闘機の恐るべき威力に注目せよ!!!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第02巻1991ついに局地戦闘機”震電”の登場か!と思ったら違った。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第03巻 濠州封鎖作戦

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1991年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

宣伝文句

ますます好調の紺碧シリーズ” 少年時代に熱中した戦時冒険SFを再現しようとした荒巻義雄だが、今の心境たるやかなり深刻である。今の日本の状況は太平洋戦争開戦前に酷似している、と氏は分析する。
反響の本書だが、今後の世界情勢を暗示する予言書的な役割も果たしているにちがいない。

高野《たかの》総長より特命を受けた前原一征《まえばらいっせい》少将は、秘かにミクロネシアのヤルート島に潜入した。ここには旧友の九鬼鷹常《くきたかつね》中将率いる海軍特殊師団が駐留していた。ただちに特潜隊を借りて、新たに九〇〇型潜輸で編成された特別輸送船団とともにサモアへ向かった。数日後夜間の奇襲によりサモアはあっけなく陥落し、この報らせを受けた敵将マッカーサーは、驚愕した。「このままでは濠州《ごうしゅう》にも危機が迫る!」。はたして日本はマッカーサーに巧妙な罠を仕掛けた……。そして同時に進行する超丸秘の〝富士〟計画とはいったい…..?

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第03巻1991前世の失敗をもとに着々と修正に成功しつつあるが、まだ大きなまだ大きな歴史の流れは同じ。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第04巻 原爆阻止作戦

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1991年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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「日本はなぜ戦争に負けたのか?」本書は、氏の長年のテーマが結実している-太平洋戦争を賛美するわけではない、しかしすべてを否定しようとも思わない。過去の誤ちを認め、世界中に友好国をつくることが日本の安全保障になる。〈紺碧>シリーズには、氏の平和への熱い願いがこめられているのである。

高杉艦隊は、ハワイ~ライン~サモア戦略ライン完成のために、敵地クリスマス島へ接近していた。途中、敵機ムスタングの来襲を一蹴した矢先、特殊仕様B3のデビル・チームに遭遇した。戦艦比叡の活躍で何とか難を逃れたものの、同じ頃、パールハーバーの日本海軍太平洋艦隊根拠地爆撃に成功したB3大編隊が給油のためにクリスマス島に向かっていることがわかり……。ついにアメリカは原爆使用を決定し、本領を発揮しはじめたそれでも日本に勝算はあるのか?人気沸騰の究極の海戦シミュレーション第4弾!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第04巻1991長い目で見ると、原爆がなくても物量の差で米国には敵わないので、なんとかしなくてはいけない。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第05巻 空中戦艦富士出撃

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1992年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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〈紺碧〉シリーズの本当の狙いは、小説世界の中で読者に戦争を疑似体験させること悲惨だからいやだ、では戦争はなくならない。平和であろうとすれば、戦争そのものの冷厳な構造をよく知る必要がある。氏の熱いメッセージは、国内はもちろん海外のマスコミにもとりあげられるまでに広がっている。

照和十九年、大高首相は画期的新戦略を断行した。南樺太をユダヤ人に提供し、〝東方エルサレム共和国〟を建国させ、アメリカ国内をはじめ世界中のユダヤ勢力を味方につけたのである。しかも対ドイツ戦に劣勢のソ連に、食糧と医薬品の無償援助をするかわりに、ユダヤ系ソ連人の国外脱出を認めさせた。急激な日本の動きに影の政府〟は驚愕した。ヒトラーを台頭させてヨーロッパに戦争を起こすことを目論んでいたからである。それどころか日本はドイツに宣戦布告した!ついに恐るべき天極作戦の全貌が明らかに……。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第05巻1992震電にしろ富岳にしろ、対戦末期に開発されていた兵器が実用化されているのは嬉しい。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第06巻 風雲マダガスカル

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1992年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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「もう戦争はたくさんだ」たとえ小説であっても戦争は疲れる。しかし現実世界には終わりはなく、過去の戦争の債務を引きずっている。〈紺碧〉シリーズを書き続けることが作家としての使命、と奮闘中の氏に拍手を送りたい。

照和二十年八月十五日、後世世界は前世敗戦日より新たな局面に突入した。巨大化した独逸第三帝国は石油資源の豊富な中東支配を目論んでいた。中東が陥ちれば、必ず印度が狙われ、日英同盟は崩壊――アジアが脅威にさらされる。印度洋西端に位置し、中東、印度、アフリカ東部を威圧できるマダガスカル島獲得こそが、独逸攻略の第一歩である。大胆な戦略で壮大なテーマに挑む急展開の第二部スタート! ヒトラーの恐るべき野望を阻止せよ!! 大改装を終えて増強された紺碧艦隊の驚異的破壊力がいま明らかに……。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第06巻1992日本の右傾化を指摘されているせいか、いろいろ言い訳もしているようだ。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第07巻 紅海電撃作戦

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1992年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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「百点満点よりは六十五点に価値がある」
大高首相の弁を借りれば、完全を目指すと必ずそれにそぐわぬものを疎外するのが政治の世界。〈紺碧〉シリーズの人気の秘密は、主義主張をはっきり言いながらも選択の余地を残す氏の姿勢に読者が共感するからであろう。

世界戦略上の重要拠点マダガスカル島は、独逸軍のねばり強い抵抗にあい、依然、陥ちなかった。しかもヒトラーは、その隙にペルシア湾への進出、さらに印度亜大陸への侵攻を狙っていた。着々と進むヒトラーの全世界征服計画から亜細亜を守るため、大高首相は南樺太開放に続く第二の英断を下した。全亜細亜団結にむけて、敵対する人民中国と中華中国両政権の和平交渉に乗り出したのだ。一方、ヒトラーの魔の手は目前に迫っていた。突如独空軍の誇る超重爆撃機ヨルムンガンドが日本本土に侵入し……。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第07巻1992冷静に考えてみると、確かに大和などの建造を止めたとはいえ、全世界で戦うほどの国力は日本にあるのか。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第08巻 海中要塞鳴門出撃

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1992年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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本書で著作刊行百冊目の偉業を成し遂げた氏の執筆活動に対する情熱には頭が下がる。先日も超多忙なスケジュールの合間を縫って、取材旅行で台湾を訪れたほど。その精力的な行動力から、関係者は〈紺碧〉シリーズが二十一世紀まで続くのでは、と期待している!

照和二十一年三月三日-後世は雛《ひな》祭り。大高首相は高野五十六とともに、無事帰還した前原一征と再会し、ついにパナマ第二運河を完成して再び危険な存在となったアメリカへの対処の仕方を検討していた。そこへ突然、マダガスカル島が陥落したとの朗報が入った。一時局の変化に大高首相の決断は早かった。米大陸西部沿岸に進出する龍宮作戦を発令し、前原を千島列島の宇志知島秘密基地へ派遣した……。日本の誇る驚異の海中移動要塞鳴門とはいったい何か? ますますパワーアップした超人気の〈紺碧〉シリーズ第8弾!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第08巻1992現世の真珠湾攻撃で航空機の時代が始まったが、この作品はその先を行って、潜水艦の時代になっている。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第09巻 新憲法発布

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1993年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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シミュレーション小説とは何か? 「もしも」よりもむしろ大事なのは問題解決意識であるにちがいない。歴史の改変に挑む点で歴史小説とは明らかにちがう。歴史に対して受け身ではなく、主体的に挑む氏の姿勢が〈紺碧〉ファンの熱い支持を得たのであろう。

照和二十一年八月末、箱根強羅の静養先から帝都に戻った大高首相は、大胆な政治改革に乗り出した。政党政治の監視役を目的とする賢議院の権限を強め、不正議員に対する告発権、審査権を与えたのだ。同時に、マスコミ各社に議員や公務員の不正の追及を要請し、政治腐敗の阻止に努めた。さらに開かれた政治〟を目指すため、国会議事堂を大改装し、審議中は誰でも見学できるように、何百もの観覧席を設けた。国民の興味を政治に向けさせることに成功した矢先、英国のキィストン・チャーチル元首相の来日が決定し……。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第09巻1993政治改革も、より自由で開かれた方向に、という理想的な展開。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第10巻 暗雲印度戦線

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1993年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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本書で〈紺碧〉シリーズは早くも第十巻目に突入その勢いは衰えるどころか、ますます盛んになるばかりである。前人未踏の同一連作大河長篇に挑む氏の快挙はそれだけではない。今春より某女子大国際文化学科専任教授として文芸論を講義する立場になったのだ。

照和二十二年七月、大高首相は、首相官邸で高野軍令部総長、木戸外相と今後の展望について検討した。先に濠州ケアンズで行なわれ秘密会談─アイゼンハワー元帥、マッカーサー元将軍、リーガン元提督の米側三首脳によるクーデター計画を確認。一方、印度洋の情勢は、ますます切迫しており、危機に瀕する紅玉艦隊を支援するため、至急、紺碧艦隊の印度洋への派遣を決定した。ただちに大高首相は印度政府の諒解を取ると、アラビア海のラカディヴ諸島の無人島に第二紺碧島建設計画を推進し……。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第10巻1993上手く時代の波に乗ったとはいえ、著者本人もこんなに受けるとは思わなかったろう。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第11巻 電撃ロンメル軍団

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1993年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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作家としてはもちろんのこと、大学教授、社経営者等、多彩な顔を持つ”大高首相〟の激務はますます増えるばかりである。一日の時間は万人に平等のはずなのに、それらをすべて見事に成し遂げる氏の才能と驚異的なスタミナにはただ感嘆するばかりである。

照和二十二年八月初頭、前原一征は、デカン要塞の視察を終え、ナグプールからコーチンに向かった。入院中の紅玉艦隊司令長官川崎中将を訪ねた矢先、ついに独逸軍が英国本土上陸作戦を開始した、との報らせが入り、戦局は一気に急展開。一方、不敗の名将ロンメメル率いる装甲機械化軍団も、いっせいに南進を始め、印度戦線に緊張が走る!これを受け、わが紺碧艦隊および紅玉艦隊は、海上よりアーメダバードを防衛するために、全速力で印度西岸を北上し……。かくして、陸海ともに白熱の印度戦線、佳境に突入す!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第11巻1993後世日本のメインの敵はナチスドイツで、もう三国枢軸同盟なんてない。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第12巻 日米講和なる

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1993年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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過日、札幌で開催されたバーチャル・フォーラム『紺碧の艦隊』で講演を依頼された氏は、観衆が見守る中、「艦隊シリーズの今後の行方」について熱心に語った。その威風堂々たる話しっぷりはまさに大高首相そのものでファンは大喜びだったにちがいない。

照和二十二年九月末、大高首相は土地取引所開設三周年を祝う講演会の席上で記念すべき朗報をキャッチした。ついに米国で三将軍クーデターが成功日米両国は本格的に停戦、和睦への道を歩むことになったのである。これにより、世界戦局は大転換期を迎え、日米双方の戦力が、すべて独逸第三帝国に向けられた。一方、ヒトラも戦局の急変に対抗し、印度戦線への新たなる兵力の派遣を決定した。かくしてシーパワー対ランドパワーが正面から激突する日独一大決戦の火蓋が切って落とされた! 急展開の第三部スタート!!!
カバーイラスト・安田忠幸

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第12巻1993真珠湾を奇襲された米国がこんなに簡単に和平に応じるとは思えない。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第13巻 印度洋地政学

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1994年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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早くもシリーズ合計三百万部を突破し、新作を待ち望むファンは拡がる一方だが、それに応える忙しさも増すばかりだ。しかも、大学教授と会社経営者でもあるのだから、その殺人的スケジュールといったら想像を絶する。氏の手腕はやはり並大抵ではないのである。

現在、印度戦線は、一気に錯綜しつつあった。虎狩作戦実施の電文を受けた紅玉艦隊から発進した新型奇襲機・鮫龍が、ロンメル控えるデリー司令部の空襲に大成功。見事に中枢を麻痺させたことにより、敵前線部隊は情報的に完全に孤立化した。今こそ、秘本兵法『三十六計』の第六計〝声東撃西〟の策の出番である。東に声《さけ》んで西を撃つー 敵を攪乱《かくらん》し、錯覚させるために、後世日本陸軍が仕掛けた妙手とは……?ますます激化する日独攻防戦、ついに陸上戦に突入す!超人気の〈紺碧〉シリーズ第13弾!!:

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第13巻1994地政学的に、ランドパワーの代表がドイツで、シーパワーの代表が日本だ。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第14巻 史上最強内閣

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1994年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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六月中旬に、ドイツ・フランス・オーストリア・ルクセンブルクの四か国にわたる短期集中海外取材を敢行-レンタカーで走破したその距離、実に一〇〇〇キロ余り。実り多き取材の成果は、今後の艦隊シリーズの厚みをますます広げるにちがいない。

照和二三年五月三日—後世日本では、再び総選挙が実施された。任期を残してのこの国政選挙は、大高首相の決断によるものである。長期安定化した政権にもかかわらず、あえて衆議院を解散したのは、日米講和成立により、後世世界大戦の戦局が第三段階に突入した、と判断したからである。根本的な世界構造の大変革の到来を皮膚で感じた大高は、来るべき新局面に備えるために、国家の再構築を行なおうというのである。数日後、国民の圧倒的支持を得て選挙に大勝利し、発足した史上最強の新内閣の全貌とは……?

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第14巻1994戦争が一段落したところで、国内向けに政治改革の時。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第15巻 印度南方要塞

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1994年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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本書でついに南印度の戦いは終結。独逸第三帝国に歴史的な大勝利を収めたが、大高首相の心中は複雑だ。一方、現実世界においても資本主義ですら末期的状況にあると分析する氏は、今や物質的繁栄を抑えた印度的な精神世界に見倣う時期に来ている、と提言する。

照和二十三年七月激務の疲れを癒《いや》すために箱根の別荘に来てい大高首相は、太正五年に発行された『日本征服」という独逸の翻訳書に見入っていた。四半世紀以上前に書かれた奇書の予言が、現在の後世世界に酷似していたのである。しかも独逸がいずれソ連と同盟する可能性があることすら示唆していた。さらに深まる戦局の難解さと世界平和への道のりの遠さを実感していた矢先、ロンメルが直接、指揮をとるため、デリーからバンガロールに到着したとの報らせが入り……。ついに南印度で日独大激突、勝敗はいかに?

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第15巻1994地政学だけでなく、孫氏の兵法、老荘思想、インド哲学まで守備範囲が広い。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第16巻 敗戦の予想

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1995年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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ファン待望の本書は実に半年ぶりの登場。それもそのはず、今年はあまりに異常な事件が発生し過ぎて、先行きはまったく見通せない状況。さらに不透明な時代に突入し、解決すべき問題が山積している。大高首相の英断と選択に国民の期待はつのるばかりである。

照和二十四年六月大高首相は日本の負ける夢を見た。このところ、頻繁に同じ夢を見ていた。正夢か、逆夢か?願わくは逆夢であってほしいが、先のことはわからない。国内・国外ともに問題が山積しており、解決への道は程遠い。いずれにせよ、近いうちに国民国家の時代は終わるというのが、大高の見通しであった。国民国家が歴史のある発展段階で終わらざるをえないのは、国民国家の宿命でそれが戦争の原因になるからである。時代は急速に暗雲たちこめり先行きがまったく見えない状況大高の選択はいかに?

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第16巻1995後世日本の最終目標は世界征服ではない。どのように大戦を終わらせるのがベストか?

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第17巻 ウラル要塞崩壊

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1995年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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北欧取材でスウェーデンに立ち寄った氏の心境は複雑だ。理想国家のはずなのにあまり活力を感じなかったとのこと。同様に、日本もアジアから取り残されるのではと危惧している。もはや世界の注目は日本以外の台頭するアジア諸国に移行しつつあるからである。

「実は、日本は負けるのです、いったんは……」-大高首相はウランウデから蘇蒙鉄道でウランバートルへ向かう途中、同行する前原たちを前に敗戦を予感させる謎めいた発言をした!今やソ連が崩壊するのは時間の問題である。そうなれば、独ソ二つのランド・パワー国家はまちがいなく連合する。その強大な力に対抗できるのはもはやシー・パワー国家の雄、日本しかいなくなる。まさにランド・パワーとシー・パワーの一騎討ち迫り来る蒙古決戦を前に起死回生の極秘計画が進行する……。大高首相の真意と戦略とは?

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第17巻1995百歩譲って、後世日本海軍がこれほど活躍したとしても、陸軍はやっぱりドイツやソ連に敵わないのでは?

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第18巻 東シベリア共和国

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1996年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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小説がその価値を芸術性のみに置く限り、あと一〇〇年ぐらいで滅びるのではないか、と氏は警告する。伝統的な技法・価値観に従属していては先に進めず、情報量でも映像の方が小説に優る。故に言葉の貫通力を強化するシミュレーション小説をあえて執筆するのだ。

照和二十五年五月—大高弥三郎はハバロフスクにいた。トロツキ―新首相率いる東シベリア共和国発足の記念式典に出席したのも束の間、亜細亜各国代表との会談を精力的にこなした。さらに超長距離特急列車アジアン・エキスプレス、アジア号と乗り継いで訪れた大連で満洲鉄道首脳と会談、「国境なき亜細亜」の実現を訴えた。帰国後、極秘に国賓として迎えたロンメルのために、満洲の地に新国家樹立の用意があることを伝えた。大高の秘策はそれだけでなかった。何と自らの退陣を決意していたのである!いったいなぜ?

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第18巻1996”ははッ”という変な笑い方は、わざとか。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第19巻 赤道大海戦

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1996年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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〈紺碧〉シリーズも第一部完結は秒読み段階に入った。第1弾の本書では、来る蒙古決戦につながる日独一大艦隊決戦の火蓋が切って落とされた。第二部の構想を練る荒巻義雄氏の目下の悩みはその足がかりとなるモンゴル取材に行く時間がなかなかとれないことだ。

独第三帝国の地中海大艦隊第二、第三艦隊は、カリブ海より出撃した米機動部隊要撃のため、アセンション島経由で南米リオデジャネイロ方面に向かいつつあった。これを阻止すべく紺碧艦隊は、新高杉艦隊と協同し、セントヘレナ島へ針路を向けた。前原の搭乗する司令艦・亀天号と紺碧艦隊攻撃主力は、敵航空機動艦隊、地中海大艦隊第二艦隊をいっきに殲滅すべく、セントヘレナ島北西西四五〇キロメートルの海域で息をひそめていた。日独一大艦隊決戦、いよいよ佳境に突入!世紀の戦いの勝敗はいずこに……?
カバーイラスト・安田忠幸

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第19巻1996転生した人間はドイツにもいただろうに、原爆が開発されていてもおかしくないぞ。

荒巻義雄 紺碧の艦隊 第20巻 亜細亜の曙

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1996年
発行所:   徳間ノベルス
カバーアート:安田忠幸
価格:    750円

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七月中旬、念願のモンゴル取材のため、荒巻義雄氏は、いまだ社会主義国の匂いを残す首都ウランバートルと広大な南ゴビ砂漠のゲルに一週間滞在した。現地で〈紺碧〉シリーズの最終巻となる本書の構想を練り上げ、ついに感動のフィナーレを迎える運びとなった。

照和二十五年七月、大高弥三郎は首都ウランバートルの大地を踏みしめていた。ただちに美しい大草原をバスで疾走し、南ゴビ要塞司令部に到着した。間近に迫る蒙古決戦への大戦略を通達し終えると北京に向かい、周恩来と密会し、「庫倫《ウランバートル》無防備都市宣言」を提案し、亜細亜国連を調停機関とすることにより亜細亜の秩序を守る環境整備を万全にした。さらに蒙古方面防衛軍本部を訪れ、秘策「カンガルー作戦」の詳細を伝達し、ついに、ヒトラー率いる第三帝国との最後の戦いを待つのみとなった!最終巻の行方はいかに?

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
紺碧の艦隊 第20巻1996大戦は終結したわけでもなく、なんとなくスッキリせず、シリーズ終了。

荒巻義雄 新紺碧の艦隊 第00巻 偽りの平和

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1997年
発行所:   徳間書店
カバーアート:安田忠幸
価格:    800円

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照和二十六年、うららかな春の日差しの中、大高弥三郎は西郷南州首相と会談する。「三年以内に第三次世界大戦勃発」との見通しを聞かされた大高は、夜ごと夢に現れる太古の島スンダランドに思いを馳せる。色鮮やかな鳥たちが日長囀るこの楽園こそが、亜細亜統合体実現の鍵を握っているのか。大高を被告とするクーデター裁判も、刻一刻と近づく。「偽りの平和」の中、迫り来る第三次世界大の不気味な足音。大高弥三郎の戦略はいかに?超ベストセラー『紺碧の艦隊』、待望の新シリーズがついに始動!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
新紺碧の艦隊 第00巻1997 好評につき再開したシリーズは、もちろん元シリーズを超えられない。よほどのファン向け。

荒巻義雄 「新説邪馬台国の謎」殺人事件

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1989年
発行所:   講談社文庫
カバーアート:石川勝
価格:    500円

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古代史マニアの老画家が、「マ」という文字の記された紙片を遺して殺された。事件を追う作家が、そこに、古代史最大の謎といわれる邪馬台国の真のありかを暗示するメッセージを読みとった! 彼が、殺人事件を追及しつつ到達した、その斬新かつ説得力あふれた「新・邪馬台国解読法」と殺人事件の真相は?
講談社ノベルス版『「マ」の邪馬台国殺紀行』改題

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
「新説邪馬台国の謎」殺人事件1989北海道で老画家の遺体が見つかり、捜査が始まる。被害者の野々宮太郎は熊野神宮を描くために紀伊半島に行っていたが、殺害時期や運搬手段が判明し、新たな壁が現れる。岩都さんの兄が警察庁の長官官房審議官であり、邪馬台国の謎が浮かび上がる。「マ」という文字が邪馬台国探しでは重要な意味と持つ。九州の邪馬台国ゆかりの名所のトラベル・ミステリーという殺人事件の謎と、邪馬台国はどこか?という調査が同時進行する、よくある古代と現代の事件をリンクさせる作品。著者のオリジナルな邪馬台国への考察がけっこう興味深い。

荒巻義雄 帝国の光 ベンチャー2025年

著者:    荒巻義雄
       あらまき・よしお
発表:    1997年
発行所:   徳間書店
カバーアート:田島照久
価格:    800円

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西暦2025年春、神々の郷、出雲国の瑞穂ポリスの市長・大国君房が、午前9時、執務机に着いてメイン・スイッチを入れると、いっせいに市長室の端末が立ち上がり、市庁舎のホストコンピュータに接続された。前世紀では時間のかかることを意味していた「お役所仕事」は今や「迅速」を意味する。さらにいかなる情報も世界中からいつでも入手できる。社会システムそのものが完全に変貌を遂げている光の世紀の実像が今明らかに……。

作者のことば●
本主義から知本主義社会へ、ピラミッド型からネットワーク社会へ、今やパラダイム変換しはじめた世界。本作は、来るべき2世紀世界の傾向と対策を伝えるために書かれた。「光世紀」とはなにを意味するか。出雲の山中に建設された謎の超電脳都市、瑞穂ポリスを舞台に物語は始まる。従来の近未来物の枠組みを画期的に超える、実用的かつ革新的シミュレーション小説の確立を目指す試み。近未来対策用新知識満載。乞う、必読!_

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
帝国の光1997技術、社会学が中心。もう十分近づいた近未来の、夢の技術の数々は現実には程遠いのには悲しくなる。

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