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経済小説

経済小説 いろいろ

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太字作品や★★★★★が特におすすめです。

宣伝文句

日本はいま、膨大な余剰資本を背景に、生産者の国から消費者の国へ、ワーカホリックの国からレジャー大国へ、貯蓄国家から投機家の国へ、若者の国から年金生活者の国へと、驚くべき変貌をとげつつある。もはや日本の神話は根底から崩れかけており、この傾向がいずれ日本の繁栄に終止符を打ち、資本大国日本がはかなくも短命に終わる可能性が高いことを、英「エコノミスト」誌の東京支局長だった著者が、自らの体験と冷静なデータ分析にもとづき、世界に向けて報告した問題の書。大国ブームに浮かれがちな昨今の風潮にたいする時宜をえた解熱剤であると同時に、欧米のジャパン・バッシング、とくに「日本異質論」に真っ向から対立する話題作である。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
日はまた沈む1989ベルリンの壁の崩壊前、ソ連の解体前の、飛ぶ鳥と落す勢いだった頃の日本の様子が、いまではタメ息とともに懐かしく思い出される。奇しくも現実は著者の予想よりも早くバブル崩壊へと向かったのだった。

MIT産業生産性調査委員会 Made in America

著者:    MIT産業生産性調査委員会
       MITさんぎょうせいさんせいちょうさいいんかい
発表:    1989年
発行所:   草思社
カバーアート:トーイズ
価格:    2500円

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MadeinAmerica
アメリカ再生のための米日欧産業比較
MIT產業生産性調查委員会
マイケル・L・ダートウジス
リチャード・K・レスター
ロバート・M・ソロー

本書にその報告書としてまとめられたプロジェクトは、マサチューセッツ工科大学のポール・グレイ総長の問題提起、すなわち、「アメリカ産業の業績に生じた異変は何か」、「事態の打開と改変のためにアメリカができることは何か」という点を起点とし、各分野にわたる第一線級の専門家三十数名からなる特別委員会によって進められた。2年という時間をかけ、アメリカ・日本・ヨーロッパにおよぶ200社の企業を訪問調査し、経営者および労働組合幹部への数百回におよぶインタビューを実施して、詳細な調査データをベースとした緻密な調査研究が行われたのである。その結果は、日本と西ドイツ等のヨーロッパ諸国との比較対照という方法によって、マクロ的分析から労働環境・教育システムにまでおよぶ13章の総論と、8つの産業別の詳細な分析、さらに十数項目にわたる具体的な政策提言をも加えた貴重な報告書としてまとめ上げられている。多くの点で、日本的方法の評価がなされているが、ここに明らかになったアメリカ産業の根底に横たわる病巣は、ひとりアメリカだけのものではなく、すべての産業国家がややもすると陥るかもしれない問題と言うべきである。むろん日本とて例外ではなく、その意味において本書は非常に重大な報告書であると言えよう。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
Made in America1990依田直也 バブル期の日本がイケイケで、米国がダメダメだった頃、米国の有識者たちはちゃんと問題を認識し解決策を提言していた。日本がダメダメな今、役に立つかも。

岩田規久男 嘘ばっかりの「経済常識」

著者:    岩田規久男
発表:    1991年
発行所:   講談社+α文庫
カバーアート:サトウサンペイ
価格:    880円

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ホテルのコーヒーが高いのは土地代が高いからだとあきらめたり、渋滞がひどいのに高速料金は高すぎると怒ったり、私たちが当たり前と考えている経済常識は、実はマッカな嘘!? 経済学者や日経新聞までもが信じ込んでいる間違っている知識を、ユーモアたっぷりに引っくり返してくれる”目からウロコ”のやさしく正しい経済学!!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
嘘ばっかりの「経済常識」1991サラリーマンの学君と経済学の何野教授が、小料理屋でたたかわす経済論議。確かに常識を裏切る説は興味深いものの、なんせバブル期の話なので、今あまり役に立たない。

ピーター・タスカ メルトダウン 日米同時崩壊 Melt Down

原題:    Melt Down
著者:    ピーター・タスカ
       Peter Tasker
発表:    1991年
発行所:   講談社
カバーアート:
価格:    1700円

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英語版が全米で話題沸騰!
これは『ライジング・サン突き付けたへ』日本の回答だ。——ニューヨーク・タイムズ
政官財、巨大銀行、そして暴力団——日本の暗部を抉り出すピーター・タスカ衝撃のリアル・ノベル!

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
メルトダウン19911990年代初頭の日本経済を背景としたフィクション。私立探偵物としてはいまいち。大陰謀の詳細もはっきりしない。「ライジング・サン」というよりは、クランシーの「日米開戦」か。

レスター・C・サロー 大接戦

原題:    Head To Head
著者:    レスター・C・サロー
       Lester C Thurow
発表:    1992年
発行所:   講談社
カバーアート:
価格:    2000円

タイトル     発表 感想
大接戦1992ソ連崩壊後の世界は、日米欧の三極の経済大競争の時代となる。それぞれに問題と利点をもつが、最終的には21世紀は統合するヨーロッパがリードすると著者は見る。21世紀になった今からみると、たった10年で大きく様変りしていて、これほどに強く、恐れられていた頃の日本が遥か昔のことのようだ。無為無策がじり貧を招くと、改めて痛感。

ロバート・A・フェルドマン 日本の衰弱 

著者:    ロバート・A・フェルドマン
       Robert A. Feldman
発表:    1996年
発行所:   東洋経済新報社
カバーアート:堀部哲郎
価格:    1600円

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内容(「BOOK」データベースより)
インスティテューショナル・インベスター誌人気ランキング第1位の気鋭エコノミストが書く!「若肉老食」の未来を避けるための処方箋。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
日本の衰弱1996 バブル崩壊後の反省モードになった日本では、西洋人の著作が多数、出てきた。本書のその一つで、ソロモン・ブラザースのエコノミストである著者が、日本人には気づきにくい問題点を指摘する。

アラン・マクファーレン イギリスと日本 マルサスの罠から近代への跳躍 The Savage Wars of Peace

原題:    The Savage Wars of Peace
著者:    アラン・マクファーレン
       Alan Maclarlane
発表:    1997年
発行所:   新曜社
カバーアート:ランカシャーの紡績工場
価格:    5500円

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なぜ、ヨーロッパではイギリス、
アジアでは日本が
近代化の先頭を切ったのか?
これはまさに大河小説だ! ケンブリッジ有数の歴史人類学者が
両国の生態的条件、民衆文化、微細な生活史的事実の徹底的な
比較研究をとおして、この世界史最大の謎を解く。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
イギリスと日本1997イギリスと日本の近代的発展の歴史は、他の文明とは大きく異なりながら、この両国では実によく似ている。「人口増加の激しい農業経済の国では困窮のままだ」というマルサスの罠を、両国はどうやって抜け出すことができたのか、自然環境、国際環境、疾病と衛生、社会環境、習慣の面から検証する。通俗的な宣伝文句だが、実は非常に高い学術書。よほど興味のある人のみ読むべし。

レスター・C・サロー 日本は必ず復活する

著者:    レスター・C・サロー
       Lester C Thurow
発表:    1998年
発行所:   TBSブリタニカ
カバーアート:
価格:    1400円

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緊急出版! 日本経済は不況から脱出し、再び成長する! その潜在的パワーが日本にはある。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
日本は必ず復活する1998日本経済の現状と周辺のロシア、中国、南北朝鮮の状況を考察する。長期の不況に喘ぐ日本には充分回復できる潜在(つまり行使できていない)能力がまだあると著者は言う。その障害はやはり三流の政治のようだ。結局、無能な政治家を選んでいる限り進歩はない。

榊東行 三本の矢 上巻

著者:    榊東行
       さかきとうこう
発表:    1998年
発行所:   早川書房
カバーアート:ハヤカワ・デザイン
価格:    1600円

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すべては大蔵大臣の失言が発端だった。国会の予算委員会において、蔵相の瑞田が、かねてより経営難が噂されていた日本不動産金融銀行の状態が「極めて危険なレベルに達しつつある」と発言したのだ。議場は騒然とし、記者たちはニュースを社へ報ずべく出口へ殺到する―まさしく、〈昭和金融恐慌〉の再現だった。日本不動産金融銀行は倒産へと追い込まれ、未曾有の金融パニックが日本全土に波及する。大蔵省は対応策を策定すべく、緊急チームを編成、事態収拾に向けて動きはじめる。その一方で、驚くべき事実が判明する。瑞田が読み上げた答弁書の中身は、何者かの手によって差し替えられていたのだ。となれば、蔵相の問題発言は「失言」などではなく、周到に仕組まれた陰謀だったことになる。いったい誰が、何の目的で?現実の日本を襲う「危機」を現在進行形でシミュレートする、驚愕の金融経済サスペンス巨篇。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
三本の矢 上巻1998さすがに現職の官僚が書いただけあって、非常にリアルな政治・金融小説。ただし時代的にはちょっと古い。

榊東行 三本の矢 下巻

著者:    榊東行
       さかきとうこう
発表:    1998年
発行所:   早川書房
カバーアート:ハヤカワ・デザイン
価格:    1600円

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大蔵省銀行局の紀村隆之は、大蔵大臣の失言があった翌日、突然官房長に呼び出され、主計局への異動を言い渡される。異動を隠れ蓑に、「蔵相失言事件」を仕組んだ犯人を調査しろというのだ。しかし、紀村に許された時間はあまりにも少なかった。一両日中には、失言に端を発した金融パニックへの対応案が政府から発表になる。その前に犯人をつきとめ、犯行の目的を明らかにしなければならない。残された証拠から犯人を特定することは無理だと判断した紀村は、反対に動機面から事件を探っていく。だが、これほどの金融パニックを引き起こして、いったい誰が得をするというのか? やがて事件の裏に、謎の人物による経済クーデター計画が浮かび上がるが一 膨大な情報と最新の政治・経済理論を駆使して描く、空前の金融経済ミステリ。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
三本の矢 下巻1998官僚世界の知識に慣れてくると、だんだん面白くなってくる。おそらく現実にはあり得ないが、フィクションとして秀逸だ。

産経新聞編 未来史閲覧 技術革新・歴史編 

著者:    産経新聞編
       さんけいしんぶんへん
発表:    1999年
発行所:   扶桑社文庫
価格:    714円

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阪神大震災に際し、一週間前に明石市の上空で異様に光る雲を見たという複数の証言があった。空中の電磁波の変化を観察している尾池和夫(京都大学理学部教授)は、「地中のイオンが地震で放電されることが証明されれば、何らかの形で地震発生のパターンを知ることができるかもしれない」と話す。かように、科学の新生面は、発想の新生面から切り開かれる。本書には、あと一歩のところで止まっていた技術の詰めをもたらす新発想が満ち満ちている。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
未来史閲覧 技術革新・歴史編1999けっこう夢がある最先端(当時)のテクノロジーを紹介する。歴史から宇宙まで幅広く、興味深い。

エーモン・フィングルトン 製造業が国を救う

原題:    In Praise of Hard Industries
著者:    エーモン・フィングルトン
       Eamonn Fingleton
発表:    1999年
発行所:   早川書房
カバーアート:
価格:    1900円

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21世紀はインターネット、コンピュータ・ソフトウェア、金融など「ポスト工業化産業」の時代だと言われている。そして、これらの分野で世界をリードするアメリカの時代だと。たしかに、脱工業化したアメリカ経済が繁栄する一方で、製造業に経済基盤をおく日本は不況に苦しんでいる。日本もアメリカに倣って製造業を切り捨て、ポスト工業化産業に命運を託するべきなのか? いや、そうではない——ロンドン、NY、東京でジャーナリストとして活躍してきた著者は、ポスト工業化産業が内包する重大な弱点をあばくとともに、ハイテクの固まりと化した今日の製造業がもつ大きな可能性を、豊富な事例をまじえて徹底検証する。21世紀のグローバル経済は、日本人が最も得意とする「モノ作り」の時代になる! 前作『見えない繁栄システム』で、日本人自身も気づかない日本経済システムの優秀性を指摘して大きな話題を呼んだ著者が、技術立国・日本の隠れた底力を明かにする注目の書。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
製造業が国を救う1999じり貧の日本経済もまだまだ捨てたものではない、という元気がでる本。IT革命によってアメリカ経済は発展し続けるという、いわゆる”ニュー・エコノミー”論に対する痛烈な反論にもなっている。日本の製造業の最も進んだ分野にスポットが当たっているので、発展途上国なみの農業などを抱えている現状をみると、未来は必ずしもバラ色ではない。

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