神戸空襲で戦争孤児となる。焼跡闇市派。
太字作品や★★★★★が特におすすめです。
野坂昭如 エロトピア 2
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著者みずからの数奇な体験とアウトサイダーの視点から、大胆に旧来のタブーに挑戦し、巷間伝えられる現代の性の虚飾をはぎとってその真実に迫る体当りエッセイ集完結編。「ここで心配なのは、未成年女性が読者である点、この場合、エロトピアは……危険な薬ということになる」(本文より)
帯、カバー、裏表紙等から引用
イラストレーション・山藤章二
タイトル | 発表 | 感想 |
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エロトピア 2 | 1971 | げに奥深きは色の道、というと著者がその道の達人のように聞こえるが、著者自身はもてるわけでもなく、四十過ぎて衰えぎみだ。むしろ美人局にひっかかったような情けない話がおもしろい。山藤章二との挿絵バトルも楽しめる。 |
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80年代のある日、妻子を事故で失った商社マン堂内玄三が取り込まれた極秘のプロジェクト・チームは、恐ろるべき戦略(オペレーション・ノア)を研究するためのものだった。狭い国土に爆発する人口、欠乏してゆく資源、せまりくる国家存亡の危機に、日本が生き残るべく人口半減をめざす政府の意志を受けてチームは孤島に籠った。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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オペレーション・ノア 上 | 1981 | ソ連は消滅したものの、この作品で提起されている多数の問題が、現代にもあまりにもあてはまる、つまり、さっぱり問題が解決されていない、という点に驚く。そういう意味で今でも楽しめる(?)作品。 |
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プロジェクト・チームの進言にそってマスコミ始め国民意識の統制に成功した首相は、自らの強大な権力に酔い、日本は軍備拡張路線を走りはじめる。そしてソ連、アメリカを相手に強硬な交渉を展開するが——。現在の禁忌に挑んで執筆されたこの”近未来小説”は、いま、多くの部分で現実のものとなりつつある。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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オペレーション・ノア 下 | 1981 | まるで小説のとおりに、徐々に右傾化する日本。破局に至る過程を見るとそら恐ろしくなってくる。 |
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