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名探偵巨勢(こせ)博士
太字作品や★★★★★が特におすすめです。
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終戦後間のない、ある夏、詩人歌川一馬の招待で、山奥の豪邸に集まった、さまざまな男と女たち。
帯、カバー、裏表紙等から引用
作家、文学者、詩人、画家、劇作家、女優など、いずれ劣らぬ変人・奇人ぞろい。邸内に異常な愛と憎しみが交錯するうちに血は血を呼んで、世にも恐るべき、八つの殺人が生まれた。
<不連続殺人事件>——その裏に秘められた、悪魔の意図は何か?
鬼才安吾が読者に挑む、不滅のトリック! すべての推理作家が絶賛する、日本推理小説史上最高の傑作。第二回探偵作家クラブ賞受賞。(ATG映画化)
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
不連続殺人事件 | 1947 | クリスティの名作をパクったかどうか、はっきりしない。けれども犯人たちの関係はクリスティ「ナイルに死す」(参照)、事件の構造はクリスティ「ABC殺人事件」(参照)に似ている。 |
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「酔ってアンマをとるうちには変な心も起きやすいから、その壁にかかった鬼女の面をかぶってもらおう」
帯、カバー、裏表紙等から引用
メクラのオツネは、客の大川から、いつものようにそう言われ、鬼女の面を顔につけてアンマを終えたが、その夜、旅館が火事となった。焼け跡から発見された大川の変死体。
過失死か、他殺か?
事件の謎は、ただ無気味な鬼だけが面の女知っていた。……
表題作ほか七篇を収録。鬼才安吾が、知的パズルの面白さを存分に駆使した、傑作推理小説集。
タイトル | 発表 | 感想 |
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投手殺人事件 | 1950 | アリバイ工作もの。 |
南京虫殺人事件 | 1953 | 南京虫といっても時計のことのようだ。 |
選挙殺人事件 | 1953 | なぜ、出たくもない選挙に出たのか? |
山の神殺人事件 | 1953 | 宗教団体は昔からあやしい。 |
正午の殺人 | 1953 | 現代では通用しにくいアリバイ工作。 |
影のない犯人 | 1953 | あいまいな結末。 |
心霊殺人事件 | 1954 | なぜ降霊実験をしたのか。 |
能面の秘密 | 1955 | 盲人はもっと音に鋭いと思うが? |
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