スポンサーリンク
スポンサーリンク
忍者漫画

白土三平 忍者武芸帳 ★★★★★

スポンサーリンク

画家・岡本唐貴の長男。
貸本漫画時代から、忍者漫画で日本を代表する漫画家。骨太で大人向きの本格時代活劇。
かなりプロレタリアートの視点で、権力者に虐げられる民衆の問題を見ている。
山田風太郎の忍者物の影響を受けたのか、X-MEN並みに超絶能力を発揮する忍者たちの活躍を描く。
現在は漁師をしているらしい。

太字作品や★★★★★が特におすすめです。

白土三平 忍者武芸帳 1 <影丸伝>=無風道人= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1959年
発行所:   小学館文庫
価格:    360円

宣伝文句

永禄年間—群雄割拠する戦国の世、奥州最上領から物語は始まる。家老坂上主膳の謀反で非業の最期をとげた伏影城城主結城隼人光春。幽閉中の土牢から救出された光春の一子重太郎は、父の仇討を心に誓い、敵中主膳の居城へ。そこで、謎の男と出合い九死に一生を得る。主膳に挑む重太郎の前途には…!?

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 1 <影丸伝>=無風道人=」より引用
タイトル     発表 感想
疾風編1959主要な登場人物がしだいに紹介され、序盤は重太郎を中心に進む。賢明なる読者はもうおわかりのことと思うが、この大河活劇は、諸国を放浪し、より強い敵を倒し、新しい技を覚え経験を積んでいく、まるでRPGのような剣豪物語の部分と、超人的な技を駆使する忍者物語がミックスされている。
落城編 一1959真の主人公、影丸の策略が徐々に明らかになるが、読者にはまだ本当の目的がわからない。人間関係もまだ不明で、謎が読者を引き付け続ける。

白土三平 忍者武芸帳 2 <影丸伝>=土一揆= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1960年
発行所:   小学館文庫
価格:    330円

宣伝文句

大飢饉が各地をおそう。地割れした田畑と枯れはてた稲。餓死者の屍は、むなしく烏の餌食となった。だが、領主の苛政は続き、年貢のとりたてはきびしくおこなわれた。逃亡もできない百姓のとった道——、それは土一揆だった。影丸の指揮する土一揆にまきこまれた重太郎が見たものは…!?

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 2 <影丸伝>=土一揆=」より引用
タイトル     発表 感想
落城編 二1960影丸の計略で、伏影城は炎につつまれ落城し、主膳は命からがら逃げ出す。野盗の雷雲党(いかずちとう)も影丸に利用されただけだった。
放浪編 一1960一転して、大和の国では謎の剣士が柳生道場を訪れていた。

白土三平 忍者武芸帳 3 <影丸伝>=陰の流れ= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1960年
発行所:   小学館文庫
価格:    330円

宣伝文句

伏影城の落城も知らず、父の仇・主膳を追う結城重太郎。自分とうり二つの明智光秀にでくわし、影武者になりすました主膳。剣聖・上泉信綱、主膳を父の仇とねらう林崎甚助の登場によって、明かになっていく影丸の正体。戦乱の世をおおしく生きていく、主人公たちの行く手にあるのは…!?

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 3 <影丸伝>=陰の流れ=」より引用
タイトル     発表 感想
放浪編 二1960主膳は、重太郎に追いつかれそうになりつつも、すりぬけていくのは、悪役の真骨頂だ。肺病やみの甚助は、どうも重太郎とかぶってわかりにくい。
放浪編 三1960無風道人、影丸の忍法は、剣の陰の流れの邪法であった。やはり光あるところに陰があるのだ。

白土三平 忍者武芸帳 4 <影丸伝>=八つ身= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1960年
発行所:   小学館文庫
価格:    330円

宣伝文句

山城国におきた土民の蜂起。徳政を要求して、将軍足利義輝をも屈服せしめた巨大な力と馬借を合体させたのは、なぞの忍者・影丸だった。
闘いに傷ついた重太郎を救う、かれんな美少女・明美の献身。彼女の愛が重太郎の心にとどくのは、いつの日か!?

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 4 <影丸伝>=八つ身=」より引用
タイトル     発表 感想
放浪編 四1960一揆の首領として影丸は捕らえられ、殺されたに見えたが…。
放浪編 五1960暗殺屋としての無風道人の活躍。
放浪編 六1960所かわって、重太郎は明美に助けられ、つかの間の再会を楽しむ。

白土三平 忍者武芸帳 5 <影丸伝>=地走り= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1960年 ~ 1963年
発行所:   小学館文庫
価格:    300円

宣伝文句

重太郎と主膳の戦いを中断させ、無敵の影丸をも恐怖させたもの!! それはネズミの大群の地走りだった。全生物を根絶する自然の驚異。その猛威の去ったあとの静けさの中から、うごめいたものは何か?
自然と権力の激流の中に直立する、忍者・影丸の雄姿!!

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 5 <影丸伝>=地走り=」より引用
タイトル     発表 感想
激流編 一1960主膳と明智光秀を間違えた重太郎は、いきがかり上、蛍火(ほたるび)いか明智十人衆と対決するが、突然の地走りに九死に一生を得る。
忍法秘話 シジマ1963知らぬ者のない、凄腕の忍び「シジマ」の正体は!

白土三平 忍者武芸帳 6 <影丸伝>=しびれ= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1960年 ~ 1963年
発行所:   小学館文庫
価格:    300円

宣伝文句

群雄割拠する戦国の世。地走りにつづく嵐と洪水の渦中に人びとのうめき声が乱れ交う。飢餓に苦しむ百姓に施しを重ねる僧形のの忍者無風道人と、仇・主膳を討ち果たすことのみを唯一目的と定めて生きる林崎甚助——。だが、自分を救ってくれた心やさしい少女・おふりの惨殺を目のあたりにした甚助は…!?

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 6 <影丸伝>=しびれ=」より引用
タイトル     発表 感想
激流編 二1960仇討ちしか頭にない甚助も、無風道人にさとされ、はじめて百姓の悲惨さを理解する。影一族・しびれはちょっと紹介されるだけ。
忍法秘話 妙活1963忍術としての催眠術の罠。

白土三平 忍者武芸帳 7 <影丸伝>=顕形= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1960年 ~ 1964年
発行所:   小学館文庫
価格:    330円

宣伝文句

信長の天下統一への歴史の流れの中で、影丸、重太郎、主膳、蛍火、無風道人ら、もろもろの主人公たちが激しく憎み合い、相争い消えていく——。いままた、影丸の不死身の謎をにぎる影一族の相つぐ登場によって、戦国の世を生きぬく怪人物・影丸を中心に、物語はいよいよ核心に迫る!!

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 7 <影丸伝>=顕形=」より引用
タイトル     発表 感想
怪異編1960影丸率いる一揆軍に手こずる信長は無風道人に影丸の暗殺を依頼する。明美はまたも重太郎とはぐれるが…。
忍法秘話 犬万1964忍犬シジマの最後の仕事。なぜかここのシジマは黒い。
忍法秘話 大咬1964忍犬を装う忍者と、本物の忍犬。

白土三平 忍者武芸帳 8 <影丸伝>=波の鼓= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1961年 ~ 1963年
発行所:   小学館文庫
価格:    330円

宣伝文句

暴虐無道の戦国の世に、始動するものは何か!? 民衆の屈辱と飢えの行為は、破竹の勢いで国土を覆い、騒擾は一揆へと収斂していく。一方、惨殺された影丸は、再び甦ることができたのであろうか? そして、大洪水の危機から逃れた重太郎と、主膳に陥れられた明美の行く手に立ちはだかるものは!?

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 8 <影丸伝>=波の鼓=」より引用
タイトル     発表 感想
不死鳥編 一1961さらし首にされて死んだはずの影丸がまだ生きているのか? 一向衆もまた信長軍を大いに悩ませていた。
不死鳥編 二1961洪水に流された重太郎は、孤島で謎の唐人忍者から新しい剣技を習得していた。そのころ、蛍火らは明美を囮にするため罠にかけて捕える。
忍法秘話 四貫目1963今度は忍猿だ!

白土三平 忍者武芸帳 9 <影丸伝>=影一族= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1961年 ~ 1963年
発行所:   小学館文庫
価格:    300円

宣伝文句

影一族の忍者、くされとしびれ!! くされは特有な臭気を、しびれは電気を発する特異体質から、他者にはおよそ発揮できぬ力を持っていた!! 影丸不死身の秘密は、この者らの超人的な結束と忍者の飽くなき術の琢磨に因るのか……!?
点滅する影一族にいま照明があたる……!!

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 9 <影丸伝>=影一族=」より引用
タイトル     発表 感想
影一族編 一1961穴熊に育てられたくされは、穴掘りの特殊能力を持ち、しびれは放電の能力を持つ。いずれも影丸に拾われ影一族の一員として行動を共にするようになる。いくら忍者とはいえ、だんだん技が人間離れしてくる。
忍法秘話 一本やぐら19631対1の決闘のはずが…。卑劣な策略をどう破る?

白土三平 忍者武芸帳 10 <影丸伝>=岩魚= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1961年 ~ 1962年
発行所:   小学館文庫
価格:    260円

宣伝文句

沼に八人の土左衛門があがった。これは村人の噂どおり、人食い女のたたりか、水魔のしわざか!? 偶然、影丸は村人は恐れる水魔と出会う。この半魚人的は若者は、水中で他人に発揮できぬ力をもっていた!! 彼の力は、その特異なおいたちのせいなのか…!?
影一族の三人め、岩魚の誕生を描く!

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 10 <影丸伝>=岩魚=」より引用
タイトル     発表 感想
影一族編 二1961水棲人間も仲間に加わる。いくら適応能力といっても、エラはないでしょう。
忍法秘話 神かくし1962人質の幼子が病で死んだ。替わりを探しに出た間抜けな忍者たち。

白土三平 忍者武芸帳 11 <影丸伝>=蔵六= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1961年 ~ 1963年
発行所:   小学館文庫
価格:    310円

宣伝文句

影一族!? 火の如く、水の如くの変幻自在の謎! そして、ここに蔵六、三つの正体が明らかにされる。四本しめじから八本しめじへ!! 分身にあって分身ではく、変身にあって変身でなし? 奇怪! 不敗の陰の流れ!!
何処へ…影丸は何処より何処へと向かうのであろう——?

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 11 <影丸伝>=蔵六=」より引用
タイトル     発表 感想
影一族編 三1961首をひっこめる異常能力を持ち、亀を操る蔵六は、盗賊夜叉姫に見出され、忍術をしこまれる。その蔵六が、影丸から三つ子を奪い、鼻をあかすことになる。
忍法秘話 夢幻1963メビウスの帯を発見した忍者。

白土三平 忍者武芸帳 12 <影丸伝>=残骸= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1961年 ~ 1963年
発行所:   小学館文庫
価格:    300円

宣伝文句

壮絶無惨!! 重太郎の子を宿しながら蛍火ら明智十人衆の手にかかって果てた化性の女明美の最期!! 長島城にたてこもったすえに信長軍の根切りによって惨殺された老若男女二万の一揆百姓衆!!
いよいよ対峙の間をつめる信長と影丸をめぐって戦乱の歴史は急展開していく……!!

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 12 <影丸伝>=残骸=」より引用
タイトル     発表 感想
無慚編1961影丸に手を焼く信長の前で、主膳を狙う重太郎と甚助が八合わせをし、信長は影丸を倒すことを条件に仇討ちを許す。さらに影丸に罪を着せるため明美を惨殺する。作中もっとも情け無用の描写だ。
忍法秘話 たまかぜ1963誰も見たことがないという秘技は、一介の老下忍のみが知っていた。

白土三平 忍者武芸帳 13 <影丸伝>=群狼= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1961年 ~ 1963年
発行所:   小学館文庫
価格:    300円

宣伝文句

天下統一へと邁進する信長の前に、敢然とその行く手を阻む怪忍者・影丸!! 盛衰の方位にはあまねく人々の流血と悲惨な運命が投影されている。そのような中に、明美の斬殺はどのような意味を持っているのだろうか? 無情な戦国の世に生きる宿命の此岸で、重太郎と影丸、甚助と影丸の出会いは、如何に!?

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 13 <影丸伝>=群狼=」より引用
タイトル     発表 感想
群狼編1961重太郎は山中で負傷するが、北畑具教(きたばたけ・とものり)に救われ、謎のおばばに治療される。一方、無風道人は、その北畑の首とひきかえに、浮浪児たちが自立するのを助けようとするが…。
忍法秘話 陽忍1963姿を現したまま、時期が来るまで潜伏している忍者。スパイ用語でいうsleeperだ。

白土三平 忍者武芸帳 14 <影丸伝>=葉隠れ= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1962年
発行所:   小学館文庫
価格:    290円

宣伝文句

信長の天下統一は目前か!? だが越前支配のゆるみをついて猛然と起こった一向一揆、百姓一揆の勢力は、ついに加賀とならんで越前において勝利を収めた!!
農民一揆を指導して信長の前に立ちはだかる男・影丸に対する信長の斬首指令によって明智十人衆と影一族との死闘がいまここに!!

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 14 <影丸伝>=葉隠れ=」より引用
タイトル     発表 感想
壊滅編 一1962甚助は影丸に出会うが斬ることができず、京で本物の坂上主膳と対決する。浮浪児たちの砦は内部抗争から滅んでしまう。一揆が拡大する中、影丸たちに明智十人衆が迫る。

白土三平 忍者武芸帳 15 <影丸伝>=影の地帯= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1962年 ~ 1963年
発行所:   小学館文庫
価格:    340円

宣伝文句

“赤いとうさん、十人孫つれて……”蛍火の口ずさむ謡が、たちまち明智十人衆と影一族との熾烈な闘いの主旋律へと変わっていく!!
鍛えぬかれた技と技、磨きぬかれた術と術との応酬のうちに、忍者どうしの惨絶な死闘が展開する終局前の一大忍者武闘劇!! 果してこの死闘の後に残るものは!? 蛍火は…!?

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 15 <影丸伝>=影の地帯=」より引用
タイトル     発表 感想
壊滅編 二1962影丸たちの前に、明智十人衆は次々と倒されてゆく。一人残った蛍火は最後の勝負に出る。奇想天外な術合戦! 後半最大の山場だ。
忍法秘話 無名1963世を忍ぶ仮の姿で、ばかし合う忍者たち。

白土三平 忍者武芸帳 16 <影丸伝>=血の代償= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1960年 ~ 1962年
発行所:   小学館文庫
価格:    290円

宣伝文句

陰々と続いた影の地帯での明智十人衆と影一族との凄絶な死闘は終焉をみた!! だがこの闘いのあとに残されたものは、ことごとく術に死んだ両者忍者群の屍であった……!!
一方、一揆農民の治める越前の地に顕如が大名を置いてこの支配に当たらせたことから国内は分裂し、信長のつけ入る隙となった!!

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 16 <影丸伝>=血の代償=」より引用
タイトル     発表 感想
大砂塵編 一1962甚助は小萩の死で一時は絶望するが、抜刀術に磨きをかけ、弟子に伝えてゆくことになる。越前が坊主と百姓の争いで混乱するかたはら、無風道人と柳生一門の抗争もきわまってきた。
忍法秘話 掟1960抜け忍とそれを追う者の死闘で、勝利するのはどちらか。

白土三平 忍者武芸帳 17 <影丸伝>=不死鳥落つ= ★★★★★

著者:    白土三平
発表:    1960年 ~ 1962年
発行所:   小学館文庫
価格:    340円

宣伝文句

一揆を指導して最後まで信長の権力に抵抗した一代の怪物影丸も、ついに捕えられ、八つ裂きの形に散った!! だが、その刑死にさきだって影丸の残した言葉は、何を意味するか!? “われらは遠くより来た。そして、遠くまで行くのだ……”
愛と死と闘争を描く歴史ロマンの最終巻!!

帯、カバー、裏表紙等から引用
白土三平「忍者武芸帳 17 <影丸伝>=不死鳥落つ=」より引用
タイトル     発表 感想
大砂塵編 二1962百姓を利用するだけした本願寺の降伏によってついに全国統一はなされるが、信長は主膳の反逆で本能寺に果てる。しかし主膳もその後あえなく討たれるのであった。超大河物語いよいよ完結!
忍法秘話 松喰虫1960柳生十兵衛対、またも人間離れした異能忍者。

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました