太字作品や★★★★★が特におすすめです。
スタニスワフ・レム エデン
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惑星エデン——宇宙空間に巨大なオパールのしずくのように煌めくその星に、6人の地球人科学者を乗せた宇宙探査船が不時着した。だが、地表で彼らが見たものは、巨大な生体オートメーション工場と、その大量の廃棄物、そしてエデン人の累々たる死骸の堆積だった。一つの個体が労働部分と思考部分に分かれた複体生物であるエデン人に、いったい何が起こっているのか? 地球人科学者はエデン人との知的接触をはかろうと試みるのだが……未知なるものとの出会いを豊かな想像力と哲学的視点から描き、『ソラリスの陽のもとに』『砂漠の惑星』とともに三部作を築きあげる問題作。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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エデン | 1959 | 学者たちがサバイバルしつつ、惑星の秘密に迫る冒険物語。それほど哲学的というほどではない。人間の理解を超えている社会という意味では興味深いものがあるかもしれない。 |
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すみれ色の霧におおわれ、ものうげにたゆたう惑星ソラリスの海。だが、一見何の変哲もなく見える海も、その内部では、一種の数学的会話が交され、自らの複雑な軌道を自己修正する能力さえ持つ、驚くべき高等生命だった! しかしその知性は、人類のそれとはあまりにも異質であった。いかなる理論をも、いかなる仮説をも受けいれず、常にその形を変え、人類を嘲笑するかのようにつぎつぎと新たなる謎を提出する怪物——生きている<海>。人類と思考する<海>との奇妙な交渉を通して、人間の認識の限界を探り、大宇宙における超知性の問題に肉薄する傑作! 完訳決定版!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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ソラリスの陽のもとに | 1961 | 独特な、地球の常識が通じない、まったく異質な環境を描く歴史的名作。右往左往する人間におかまいなく、ソラリスの知性の海は好き勝手にのたうつ。 |
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6年前に消息をたった宇宙巡洋艦コンドル号捜索のため〈砂漠の惑星〉に降り立った無敵号が発見したのは、無残に傾きそそりたつ変わり果てた船体だった。生存者なし。攻撃を受けた形跡はなく、防御機能もそのまま残され、ただ船内だけが驚くべき混乱状態にあった。果てなく続く風紋、死と荒廃の風の吹き抜ける奇怪な〈都市〉、偵察機を襲う〈黒雲〉、そして金属の〈植〉……探検隊はこの謎に満ちた異星の探査を続けるが!?
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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砂漠の惑星 NIEZWYCIEZONY | 1964 | 飯田規和 | これまた「ソラリス」と同様に、全体で一つの意思を持つ、未知の何かとの遭遇。進化の究極は”死”か? |
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