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手塚治虫

手塚治虫 アドルフに告ぐ ★★★★★

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巨匠が描く、ナチズム、ユダヤ人とヒューマニズム。当時は日本人もしっかり弾圧されていました。
相変わらずの漫画絵なのに、やっている内容は結構えげつない。

太字作品が特におすすめです。

手塚治虫 アドルフに告ぐ 1 ★★★★★

著者:    手塚治虫
発表:    1983年
発行所:   文藝春秋社
価格:    1010円

宣伝文句

ナチの時代を生きた
三人のアドルフの物語
●一人は在神戸ドイツ領事の息子、一人はその友人でユダヤ人のパン屋の息子。
パン屋のアドルフが知ったもう一人のアドルフ=ヒットラーの秘密とは?

●——1936年8月、ベルリン・オリンピック開催中のことである。歴史に残る大江、西田、メドウスの棒高跳び決勝が行われているころ、ベルリン大学近くの下宿で、一人の日本人留学生が何者かに暗殺された。ユダヤ人弾圧政策の張本人・ヒットラーの出生にまつわるある秘密を握ったからである。「秘密」はひそかに、日本にも伝えられていた。在神戸ドイツ領事の息子アドルフ・カウフマンは、友人のユダヤ人の息子アドルフを通じて、この秘密を知ってしまうことになる——。ナチス・ドイツ興亡の時代を背景に、ドイツ、日本、イスラエル三国にまたがる三人のアドルフの生と死を、人間再生の祈りをこめて描ききった、著者畢生のライフワーク第一巻!

帯、カバー、裏表紙等から引用
手塚治虫「アドルフに告ぐ 1」より引用
タイトル     発表 感想
アドルフに告ぐ 11983神戸で仲よく育ち、同じ名を持ちながら対極の人生を歩む二人の青年の苛酷な人生。一見主役の峠はあくまで脇役だ。シリアスな物語で、ランプだのハムエッグだのおなじみの顔は、かえってしらける。

手塚治虫 アドルフに告ぐ 2 ★★★★★

著者:    手塚治虫
発表:    1983年
発行所:   文藝春秋社
価格:    1010円

宣伝文句

ナチス、日本の両秘密警察に
追われる男の運命
●ヒットラー出生の秘密を握った日本人記者、峠草平は帰国後、ナチス秘密警察(ゲシュタポ)と日本の特高に追われることになる。「知りすぎた男」の流亡の日々

●——ナチ高官と日本人妻の間の一人息子アドルフ・カウフマンは、父の祖国に帰り、アドルフ・ヒットラー・シューレに入学。優秀な成績をおさめて、もう一人のアドルフ=ヒットラーから直接表彰される栄をになった。実はそのころ、ヒットラーはひそかにポーランド進攻を決意していたのだ。一方、ヒットラー出生の秘密を示す証拠書類は、ベルリンで殺された日本人留学生からひそかに日本に送られ、留学生の兄・峠草平の手に落ちることになる。そのため峠は、ある時はゲシュタポに、ある時は日本の官憲に追われることになった。勤めていた通信社も辞めさせられ、はてしない流亡の日々が始まったのである——。不幸な時代を背景に、三人のアドルフの運命を国際的スケールで描くライフ・ワーク第二巻。

帯、カバー、裏表紙等から引用
手塚治虫「アドルフに告ぐ 2」より引用
タイトル     発表 感想
アドルフに告ぐ 21983きな臭くなっていく日本の状況の中で、二転三転する文書の行方を、弟の遺志ついで峠は必死に追いかける。

手塚治虫 アドルフに告ぐ 3 ★★★★★

著者:    手塚治虫
発表:    1983年
発行所:   文藝春秋社
価格:    1010円

宣伝文句

三人のアドルフが生きた
破壊と殺戮の日々
●ヒットラーの戦争は始まった。ナチ青年将校となったカウフマンはユダヤ人迫害の手先となり、神戸のカミルはソ連のスパイ・ゾルゲの組織に近づいてゆく。

●——1939年9月、ドイツ軍の電撃的なポーランド侵攻によって第二次世界大戦は始まった。アドルフ・ヒットラーは破滅への道を歩み始めたのだ。その間に、ドイツ留学中のアドルフ・カウフマンは最も優秀なナチ青年将校となり、神戸のアドルフ・カミルとの友情に悩みつつ、ユダヤ人迫害に手を貸すことになる。皮肉にも、カウフマンが初めて愛した女性はユダヤ人の富豪の娘であり、ヒットラーの秘書官として知りえた最高の機密は、ナチス総統の出生の秘密だった——。一方、神戸のアドルフ・カミル一家にもユダヤ人迫害の手は刻々と迫り、父は遠くヨーロッパで虐殺される。ヒットラー出生の秘密を示す文書を握ったカミルはこの事実を全世界に公表すべく、ソ連スパイ・ゾルゲの組織に近づいてゆく——。

帯、カバー、裏表紙等から引用
手塚治虫「アドルフに告ぐ 3」より引用
タイトル     発表 感想
アドルフに告ぐ 31983成長したカウフマンは、カミルの父を射殺するまでに、冷酷に変貌していった。かたや日本では、地下運動家たちも文書を追っていた。現実のゾルゲ事件にからませるところは、さすがにうまい。

手塚治虫 アドルフに告ぐ 4 ★★★★★

著者:    手塚治虫
発表:    1983年
発行所:   文藝春秋社
価格:    1010円

宣伝文句

三人のアドルフは死んで
祈りだけが残った
●ヒットラーは自殺し、二人のアドルフの対決するときが、ついに来た。そして、戦後——
全四巻完結!

●——ナチス・ドイツの敗勢は日とともに明らかになった。カウフマンは、ヒットラー出生の秘密を示す文書を手に入れるべく、はるか北極の氷の下をUボートで渡り、日本に向かう。そこで彼が見たのは、再婚して日本国籍に戻った母の姿と、ドイツで見そめたユダヤ人の美少女エリザだった。このエリザをはさんで、かつての親友アドルフ・カウフマンとアドルフ・カミルは対立するようになる。カウフマンがヒットラーの秘密文書を発見したまさにその日、皮肉にもベルリンは連合軍の手に落ち、ヒットラーは妻となったエヴァ・ブラウンとともに自殺、ドイツは降服する。やがて日本も降服し、戦争は終わった。そして戦後、二人のアドルフは——。人類再生の祈りをこめたライフワーク、全四巻ついに完結!

帯、カバー、裏表紙等から引用
手塚治虫「アドルフに告ぐ 4」より引用
タイトル     発表 感想
アドルフに告ぐ 41983第三帝国は崩壊し、ヒットラーが死んだあとも、カウフマンは自分の戦争を続けている。パレスチナに渡った彼は、ついに旧友カミルと最後の戦いに挑む。エキセントリックなヒットラーの最期の様子が生々しい。

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