パット・マガー　★★★★★

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
マガー,パット　Patricia McGerr。
アメリカの作家。1917年ネブラスカ州生まれ。広報職や編集職などをへて、46年に長編『被害者を捜せ!』を発表。1985年没

太字作品や★★★★★が特におすすめです。

目次

1. パット・マガー　被害者を捜せ！　★★★★★
2. パット・マガー　七人のおば
3. パット・マガー　探偵を捜せ！　★★★★★
4. パット・マガー　目撃者を捜せ！　★★★★★

パット・マガー　被害者を捜せ！　★★★★★

原題：　　　　PICK YOUR VICTIM
著者：　　　　パット・マガー
　　　　　　　Pat Magar
発表：　　　　1946年
発行所：　　　創元推理文庫
カバーアート：東恩納裕一
価格：　　　　437円

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第二次大戦下,異境の地に駐屯していたぼくたち海兵隊員は、活字に飢えていた。ある日、隊員の一人が故郷からの小包みを受けとり、詰め物に使われた新聞紙をみんなで回し読みしていると,何とぼくが四年間勤めていた〈家事改善協会〉内での殺人事件の記事にぶつかったではないか。ところが、新聞紙が途中でちぎれているため、犯人はわかっても被害者が皆目わからない。そこでぼくが協会にいたころの話をして、その後みんなで被害者当ての賭をしようということになった。いったい誰が殺されたのだろうか······。『探偵を捜せ!』をはじめ,読者の意表をついた作風で有名なマガーの処女作!

帯、カバー、裏表紙等から引用

パット・マガー　七人のおば

原題：　　　　THE SEVEN DEADLY SISTERS
著者：　　　　パット・マガー
　　　　　　　Pat Magar
発表：　　　　1947年
発行所：　　　創元推理文庫
カバーアート：東恩納裕一
価格：　　　　450円

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結婚して英国に渡ったサリーは、ニューョークの友人からの手紙で、おばが夫を毒殺し、自殺したことを知った。だが彼女には七人のおばがいるのに、手紙には肝心の名前が記されていなかった。一体どのおばが…..・?気懸かりで眠れないサリーに、夫のピーターは、おばたちについて語ってくれれば犯人と被害者の見当をつけてあげよう、と請け合う。サリ一はおばたちと暮らした七年間を回想するのだが……。被害者捜し、探偵捜しと新機軸のミステリを生み出した異色の閨秀作家マガーが描く、会心の犯人捜し!

帯、カバー、裏表紙等から引用

パット・マガー　探偵を捜せ！　★★★★★

原題：　　　　CATCH ME IF YOU CAN
著者：　　　　パット・マガー
　　　　　　　Pat Magar
発表：　　　　1948年
発行所：　　　創元推理文庫
カバーアート：金子三蔵
価格：　　　　240円

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病弱な夫を殺して,金と自由を手にいれようとした美貌の若妻。夫を殺した夜,その山荘を訪れた四人の客のなかには,夫が死ぬまえに呼んだ探偵がいる。妻は自分の罪をかくし,探偵を捜しだそうと必死の推理とすぐれた演技の芝居をしてみせるのだが,だれもが探偵であるようにも見え、だれもがそうでないようにも見えるこの男だと,ひとりの男を殺してみるが、探偵はまだいなくならない。さらにつぎの人物を一。探偵が犯人を捜すというミステリの定石をやぶって、犯人が探偵を捜す異色の本格推理小説!

帯、カバー、裏表紙等から引用

パット・マガー　目撃者を捜せ！　★★★★★

原題：　　　　SAVE THE WITNESS
著者：　　　　パット・マガー
　　　　　　　Pat Magar
発表：　　　　1949年
発行所：　　　創元推理文庫
カバーアート：矢島高光
価格：　　　　400円

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新聞記者のアンディは,社命でリオへ赴く途上にあった。貨物船による長旅,戯曲でも書いて過すつもりだったが,乗り合わせた人々は皆それぞれ秘密を抱いているらしく,交わす言葉にも奇妙な緊張感が張っている。やがて不安は現実のものとなった。乗客の一人が,殺害後,海へ突き落とされるという事件が突発したのだ。動機の点で犯人の正体は明瞭だった。が、状況からして存在するはずの目撃者がいっこうに名乗りをあげない。新たな殺人の発生を恐れたアンディは,閉ざされた船上、密かに目撃者捜しを開始するが……。才媛の秀作、待望の初紹介。

帯、カバー、裏表紙等から引用