スポンサーリンク
スポンサーリンク
ミステリ小説 日本

紀田純一郎

スポンサーリンク

著者情報(「BOOK」データベースより) 紀田順一郎(キダジュンイチロウ) 1935年横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業。商社勤務を経て、日本近代史と書誌学を中心とする研究活動に入る。2008年、『幻想と怪奇の時代』で第61回日本推理作家協会賞を受賞。同年には、神奈川文化賞も受賞した。また、06年から12年まで神奈川近代文学館館長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

太字作品や★★★★★が特におすすめです。

紀田順一郎 古本屋探偵の事件簿

著者:    紀田順一郎
発表:    1982年 ~ 1983年
発行所:   創元推理文庫
カバーアート:桶本康文
価格:    930円

宣伝文句

神田神保町にある古書店「書肆・蔵書一代」主人須藤康平が出した「本の探偵何でも見つけます」という広告につられ、次々とやってくる奇妙な依頼人。誰も見たことがない、という幻の稀覯書『ワットオの薄暮』の紛失事件を扱った「殺意の収集」をはじめ、「書鬼」「無用の人」の三中編に、長編「夜の蔵書家」を収めた。鬼気迫る愛書家の執念が、読む者を慄然とさせる傑作揃い。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
殺意の収集1982「ワットオの薄暮」。書痴たちは、欲しい本を手に入れるには手段を選ばない。たとえ人を殺しても。
書鬼1982「シートン動物記」。家族内のどろどろもあり。
無用の人1983「横浜新誌」。需要あるところに贋作あり。
夜の蔵書家1983好色本と、偽札事件。

紀田順一郎 鹿の幻影

著者:    紀田順一郎
       きだ・じゅんいちろう
発表:    1989年
発行所:   創元推理文庫
カバーアート:桶本康文
価格:    430円

宣伝文句

本の街神田神保町でビルの所有者でもある古書店主が不可解な死をとげた。稀覯本を巡るマニアックな収集家の凶行か、地上げ問題にからむ犯行か?たまたま同時刻頃、ビル内隣室の古書店で怪気炎を上げていた愛書家グループ「黎明の会」の面々にも容疑がかけられるが……..。書物の世界に造詣の深い著者が、本に魅入られた人々の生態を余すところなく描きあげた、異色の長編推理。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
鹿の幻影1989古本のウンチクが満載のミステリ。ミステリとしての質は別として、本好きほど楽しめる。

紀田順一郎 古書収集十番勝負

著者:    紀田順一郎
発表:    1991年
発行所:   創元推理文庫
カバーアート:小倉敏夫
価格:    600円

宣伝文句

神保町に店を構える村雲書店の跡継ぎとなるのは長女の婿か次女の婿か? 余命幾許もない主人が考えだした後継者選びの方法は、稀少価値の古書を十点選び出し、タイムリミットまでにどちらが多くの課題本を入手できるか競わせる、というものだった。この争いに古書マニアの大学教授と、その宿命のライバルである塾経営者が絡んできたため一層事態は紛糾し、かくて虚々実々の争奪戦が繰り広げられる。百貨店の古書市で大レースが展開され、盗難事件が勃発し、愛書家が跳梁跋扈の果てに、夢野久作著『白髪小僧』が宙を舞う! 当代の碩学が古書の知識を余すところなく詰め込んだビブリオ・ミステリ。『魔術的な急斜面』改題。

内容紹介(「BOOK」データベースより)
徳永直『赤い恋以上』湯浅良幸『日本史阿波史年表』福永武彦『ある青春』鈴木正『狩野享吉の研究』川上澄生『ゑげれすいろは静物』『有朋堂対訳詳解漢文叢書』菊池寛『真珠夫人』川口松太郎『鶴八鶴次郎』夢野久作『白髪小僧』海野十三『十八時の音楽浴』-この十冊を巡って繰り広げられる、壮絶極まりない稀書収集合戦の行方は。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 訳者  感想
古書収集十番勝負不明書痴の狂態が見物。べつに殺人が起きるわけではなく、本が盗まれるだけ。神保町古書店街の歴史や風情が愛情を持って語られる。

紀田順一郎 第三閲覧室

著者:    紀田順一郎
       きだ・じゅんいちろう
発表:    1999年
発行所:   新潮社
価格:    596円

宣伝文句

内容(「BOOK」データベースより)
学長の私的なコレクションを収めた第三閲覧室で死体が発見される。事件の背景にあるのは大学内の複雑な人間関係か、それとも膨大な数の稀覯本か?図書館運営主任が疑われるなか、彼の無実を確信する古書店主が事件の調査に乗り出す。現場周辺で目撃された謎の女性、奇妙なダイイング・メッセージなど、事件には不可解な点が散見され…紀田ミステリを代表する長編本格推理。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
第三閲覧室1999古本の知識だけでなく、マニア=書痴(ビブリオマニア)の異常さも興味深い。

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました