’41年生まれ。’72年、作家として活動を始める。SF冒険小説、ハードボイルドと、多彩な執筆で人
気に。’79年「血と黄金』で第6回角川小説賞、’80年『黄金の罠』で第1回吉川英治文学新人賞を受
賞。代表作に『大いなる逃亡』(’75年)など。’90年代に入り“シミュレーション小説”のジャンルを
確立し、「新・太平洋戦記」「新世界大戦記」(いずれも光文社刊)のシリーズが好評を博した。
太字作品や★★★★★が特におすすめです。
田中光二 失なわれたものの伝説
著者: 田中光二
たなか・こうじ
発表: 1980年
発行所: 角川文庫
カバーアート:上原徹
価格: 380円
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17世紀末、盗賊キャプテン・キッドが隠した時価400億円の財宝が眠るといわれる、南西の孤島喜宝(きほう)島——。静かだった島も、いまや急激な変化が訪れていた。九州巨大企業のハヤマ観光が、莫大な資本を投下して、一大レジャーランドを建設していた。一方、一匹狼を自認する室戸雄ら五人は、雇い主日高律らと共に、縄文時代の遺骨、遺物の探索の為、海路喜宝島へ向かったが……。 謎を秘めた伝説の島喜宝島を舞台に、俊英田中光二が放つロマン溢れる長編冒険小説。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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失なわれたものの伝説 | 1980 | 過去を背負った男たちの描き方が、いまいち浅い。財宝も結局手に入らなくてがっかり。 |
田中光二 宇宙からの衝撃
著者: 田中光二
たなか・こうじ
発表: 1986年
発行所: 光文社文庫
カバーアート:加藤直之
価格: 460円
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ライターの西郷は、恋人・有里とともに、有里の兄を探し求めて木曽山中の町へ向かった。そこで彼は眩く光る円盤に出会うが、そこには変貌した有里の兄がいた! ロボットの“怪物”に襲われ円盤内に連れ込まれた西郷は… この事件は、首都圏を舞台にしだ一大パニック実験”なのか? 著者渾身の近未来サスペンス力作!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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宇宙からの衝撃 | 1986 | SFだかミステリだか、よくわからない冒険小説。宇宙人の仕業か? あるいは人間か? |
田中光二 帝国アメリカ消失
著者: 田中光二
たなか・こうじ
発表: 2003年
発行所: 光文社
カバーアート:奥沢光雄
価格: 838円
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政治、経済…あらゆる点で世界をリードする帝国・アメリカ。イラク戦争も終結し、ますますその権力は増大するかに思われた。が、ある日突然、アメリカ本土を覆った謎の”雲”。通信、交通の一切を遮断されたアメリカが、世界から消えた…。朝鮮半島、中台、印パ、中東…覇権国の消失で、緊迫していた世界情勢は一気に混沌の坩堝に。今まさに、第三次世界大戦勃発か?そんな混乱のなか、”残されたアメリカ人たちは、力強く立ち上がる。「建国」の気概のもとに、失われた国民を、そして失われた国土を再び手に入れるために、戦いは始まった…。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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帝国アメリカ消失 | 2003 | 「首都消失」が世界規模で起こったらどうなるか、のシミュレーション? |
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