太字作品や★★★★★が特におすすめです。
- マルクス・アウレーリウス 自省録
- 柴田錬三郎 三国志 英雄・生きるべきか死すべきか 上巻
- 桑田忠親 戦国史疑
- ジョン・W・ダワー 人種偏見 ★★★★★
- J・G・バラード 太陽の帝国
- ポール・ケネディ 大国の興亡 上巻
- ポール・ケネディ 大国の興亡 下巻
- 児島襄 天皇と戦争責任
- 桐生操 びっくり!世界史 無用の雑学知識
- 桑田忠親 戦国武将 誰も知らない苦労話
- 鈴木旭 もしも の日本史
- 桐生操 呪われた秘宝ミステリー
- 副田護 太平洋戦争必勝の極意
- 柘植久慶 名将たちの決断
- 桐生操 千年世紀末の大予言
- トマス・パワーズ なぜ、ナチスは原爆製造に失敗したか 上巻
- トマス・パワーズ なぜ、ナチスは原爆製造に失敗したか 下巻
- 近代戦史研究会 幻の秘密兵器
- J・F・ダニガン & A・ノーフィ 第二次世界大戦あんな話こんな話
- 伴野朗 三国志 孔明死せず
- 黒岩壱重吾 古代史の真相
- G・デイビス&J・ロバーツ 軍隊なき占領 ウォール街が「戦後」を演出した
- 浅田次郎 蒼穹の昴 上巻 ★★★★★
- 浅田次郎 蒼穹の昴 下巻 ★★★★★
- 柘植久慶 実戦 孫子の兵法
- 長谷川つとむ 伊達政宗
- 野島博之 謎とき日本近現代史
- 中江克己 日本史 怖くて不思議な出来事
- 三浦竜 日本史の迷宮 いまだ解けざるミステリー
- 司馬遼太郎 司馬遼太郎の日本史探訪
- 新しい歴史教科書をつくる会 国民の歴史
- 大澤正道 暗殺の世界史
マルクス・アウレーリウス 自省録
宣伝文句
生きているうちに善き人たれ―ローマの哲人皇帝マルクス・アウレーリウス(三二-一八〇)。重責の生のさなか、透徹した内省が紡ぎ出した言葉は、古来数知れぬ人々の心の糧となってきた。神谷美恵子の清冽な訳文に、新たな注を付す。【改版】
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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自省録 TA EIS HEAUTON | 1956 | 神谷美恵子 | 田村由美の「ミステリと言う勿れ」(参照)で言及されていたので読んでみた、ローマ皇帝の手記。2千年前も今も、人の悩みは全く変わっていない。 |
宣伝文句
稀世の大軍師諸葛亮孔明は、若き蜀帝・劉禅を奉じ、魏との戦の火ぶたを切った。先帝・劉備すでに逝き、猛将関羽・張飛も今はないが、武力随一の魏に政変が起きた。この機に献じる「出師の表」……..。雄大な構想で描く痛快きわまる大ロマンの第一部。総ふりがなつき。連載小説を直接文庫におさめたオリジナル版第一弾。解説・村松暎
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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三国志 英雄・生きるべきか死すべきか 上巻 | 1977 | 劉備、関羽、張飛もすでに亡く、もっぱら孔明の活躍を描く。特にライバル、司馬懿仲達との駆け引きが面白い。著者らしく、なんとなく時代劇の香りがするのがいい。 |
宣伝文句
歴史は時によって、その視野に意外な死角をもたらす。この視野狭窄は、動乱の時代であればあるほど、多様な疑惑や謎の深淵を残すことになる。戦国時代! その一見確からしき史実の裏に何が隠されているか。不明のまま置きざりにされた戦国史の闇に、著者は鋭い光を当てる。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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戦国史疑 | 1984 | 戦国時代の興味深い人物、出来事を取り上げてエッセイ風に紹介する。軽い歴史マニア向け。 |
宣伝文句
日米摩擦の底流
帯、カバー、裏表紙等から引用
太平洋戦争に見る人種偏見
ニューヨーク・タイムズ・
「日米戦争について書かれなければならなかった最も独創的で重要な本の一つ」
ネーション……
「すばらしいの一語……人種主義や憎悪の煽動についての、血も凍る分析」
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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人種偏見 WAR WITHOUT MERCY | 1986 | 斎藤元一 | 太平洋戦争時には、日米両国とも相手を人間として見做しておらず、その差別の醜さを実例を豊富に上げて示す。プロパガンダの最悪の例として、これからの戒めとして役立つ。 |
宣伝文句
内容紹介(出版社より)
帯、カバー、裏表紙等から引用
日中戦争中の上海。日英間の開戦を機に日本軍が上海のイギリス租界を制圧し、少年ジムは避難民の大混乱のなか両親とはぐれてしまう。独りぼっちになったジムは混乱する都市を彷徨う中、ほかのイギリス人とともに日本軍によって龍華捕虜収容所へ送られる。信用できる大人も庇護もないまま、飢餓、病、孤独、絶望に晒されながら、ジムは生と死の本質を学んでいくーースピルバーグによる映画化で知られる、二十世紀の歴史に名を刻むバラードの代表作を新訳決定版で贈る。
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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太陽の帝国 EMPIRE OF THE SUN | 1987 | 高橋和久 | 後に映画化もされた、上海生まれの著者の戦時の過酷な少年時代の伝記。飛行機を愛する少年には敵味方は関係ない。 |
宣伝文句
1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争
帯、カバー、裏表紙等から引用
今日の大国─アメリカ、ソ連、中国、日本、そしてEEC—は、いずれも昔ながらの興亡のジレンマに取り組み、生産力が成長する速度の変化、テクノロジーの革新、国際情勢の推移、兵器コストの急騰、力のバランスの変化に対処しなければならないのである。こうした事態の進展は、どんな国にも、あるいは個人にもコントロールできることではない。――これらの国はすべて「時の流れ」のなかをただよっていて、それを「つくりだすことも支配することもできず、「多少の手腕と経験をたよりに舵をとる」ことができるだけなのだ。その航海をうまくしおおせるかどうかは、ワシントン、モスクワ、東京、北京そしてヨーロッパ諸国の政府の知恵によるところが大きい。(本書より)
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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大国の興亡 上巻 THE RISE AND FALL OF THE GREAT POWERS 1 | 1987 | 鈴木主税 | どのようにして諸大国は勃興し、衰退していったかを考察する。当時のムードで、落ち込むアメリカを日本が抜くという、バブルな雰囲気が懐かしい。 |
宣伝文句
過去500年にわたる「大国の興亡」の歴史的な記録を見れば、おおむね妥当な結論がいくつか得られる。たとえば、経済と生産の全体的なバランスの絶えざる変化と国際秩序に占める個々の大国の立場とのあいだには、因果関係があることがわかる。同じく、歴史的な記録が暗示しているように、個々の大国の経済の上昇および下降と、重要な軍事力あるいは世界の帝国としての盛衰とのあいだにも、長い目で見ると非常に明白な関係がある。つまり、第一には大規模な軍事組織を維持するには経済的な資源が必要だということであり、第二は国際的な秩序に関するかぎり、富と力はつねに相関しており、かつそういうものとして見るべきだということである。(本書より)
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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大国の興亡 下巻 THE RISE AND FALL OF THE GREAT POWERS 2 | 1987 | 鈴木主税 | 大国であり続けるためには常に富国強兵に努めなければならない、というきわめて常識的な結論だった。まだソ連がある頃の分析なので、すでに相当古い。 |
宣伝文句
太平洋戦争が終局に近づく頃、米国政府は「天皇の身柄」という最大難問に直面する。天皇に戦争責任を問うか否か新生日本に天皇制を存続させるか否か。そして、戦後、マッカーサーと会見した天皇は戦責問題に本当にふれたのか。極秘記録をもとに戦後史最大の秘密を再構成する注目のレポート!併せて「戦史ノート』を収録した。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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天皇と戦争責任 | 1991 | 太平洋戦争後、天皇の処置に悩んだ米国は、日本統治のために天皇を処分せず利用する方を選んだ。個人的には、戦中に天皇の名のもとに多数の人が死んだのも事実なので、少なくとも退位して、けじめをつけるべきだったと思う。 |
宣伝文句
年号や人名の丸暗記ばかりさせられる学校の世界史にウンザリしているあなた。ちょっと待ってください。たとえ王様だって英雄だって人の子。私たちと同じように泣いたり笑ったりズッコケちゃったりするのだ!そんな歴史の表舞台にはけっして出てこない、アッと驚く意外なエピソードをギッシリ詰めこんだのがこの「びっくり!世界史』。教科書なんかよりずっとタメになる(?!)、世界史のナマの姿にぜひ触れてもらいたい。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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びっくり!世界史 無用の雑学知識 | 1989 | 歴史の表舞台には出てこなかった、偉人のエピソード、変な事件など多数。まあ暇つぶし程度に。 |
宣伝文句
戦国武将 苦労のしがいがあった人、泣いた人……
帯、カバー、裏表紙等から引用
見えてくる武将の素顔、事の真相
上杉謙信・生涯、妻をめとらなかった男の不思議
福島正則・蛮勇の将も時流に乗れずはまった落とし穴
徳川家康・勝ち目のない戦に踏みきった悲壮な胸の内
豊臣秀吉・色欲にひそむ、世継ぎ不在の苦悩……
石田三成・“秀吉になりそこねた男”の大誤算
死んでもいやだ !松永久秀が貫き通した男の意地
●血と汗を流して戦った男たちのドラマがここにある!
関白秀次、やけになった男の「殺生」は、愛妾の、この一言で始まった!
信長に再び認められるため、敵将の首を討っては届けた前田利家の必死!
老いても盛んな女性関係、家康、長寿の秘訣は、この「女」にあった!
「義をもって不義を誅した」謙信が、実は神仏の力で信玄を祈り殺そうとしていた!
タイトル | 発表 | 感想 |
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戦国武将 誰も知らない苦労話 | 1991 | 好評の武将のエピソードには、すでに知られているものも結構あり、マニアにはちょっと物足りない。 |
宣伝文句
内容紹介(出版社より)
帯、カバー、裏表紙等から引用
歴史に「if」(もしも)は、?禁物?だといわれます。でも、アカデミックな歴史を学ぶわけではない一般の歴史ファンにとってみれば、「もし、信長が本能寺で死んでいなければ、その後の日本はどうなっていただろう?」と、想像を逞しくすることは、密かな(?)楽しみの一つともいえます。ただ、その想像を?妄想(ファンタジー)?に終わらせないためには、「史実」というデータによって導き出された「可能性」を想像するという、確かな歴史知識に裏打ちされた手法でなければなりません。本書は、そのような歴史の「もしも」を想定して、その後の展開を予想する「歴史シミュレーション」ですが、周辺の「史実」を織り交ぜながら、虚と実が錯綜するように展開するので、日本史を学習しながら想像の翼を広げることができます。
古代史から現代史まで、知的な「歴史パラレルワールド」が楽しめる一冊!
◆simulation1 もしも、縄文人が太平洋を横断して、アメリカ大陸に上陸していたら?
◆simulation2 もしも、東国の「日高見国」が存在し、大和政権との戦いを繰り返していたら?
◆simulation3 もしも、志賀島出土の金印の「漢委奴国王」の読み方が、従来とは違っていたら?
◆simulation4 もしも、神話のヒーロー・ヤマトタケルノミコトが、実際に存在していたら?
◆simulation5 もしも、仏教受容をめぐる蘇我氏と物部氏の対立に、物部氏が勝利していたら?
◆simulation6 もしも、坂上田村麻呂が朝廷の裁定に従わず、アテルイを救出していたら?
◆simulation7 もしも、藤原道長が造寺・造仏に傾倒せず、荘園管理を徹底行使したら?
◆simulation8 もしも、平清盛が内乱を収拾して、福原に遷都していたら?
◆simulation9 もしも、源義経が平泉ではなく十三湊に逃れ、頼朝を討っていたら?
◆simulation10 もしも、蒙古襲来のとき「神風」など吹かず、地上戦を敢行していたら?
◆simulation11 もしも、後醍醐天皇が、理想とする天皇親政の政権を築いていたら?
◆simulation12 もしも、武田信玄が「上洛戦」の途上、病死していなかったら?
◆simulation13 もしも、織田信長が「本能寺の変」で死なず、生き延びていたら?
◆simulation14 もしも、関ケ原合戦で小早川秀秋が、東軍内応の約束を反故にしたら?
◆simulation15 もしも、田沼意次が失脚することなく、長期政権を保っていたら?
◆simulation16 もしも、吉田松陰が、「安政大獄」において刑死を免れていたら?
◆simulation17 もしも、坂本龍馬が、襲撃の怪我から息を吹き返していたら?
◆simulation18 もしも、開国間もない日本が、日清戦争で清国に敗れていたら?
◆simulation19 もしも、敗戦国の日本が、米英中ソの四ヵ国によって分割統治されていたら?
◆simulation20 もしも、朝鮮戦争において、北朝鮮=中国軍が勝利していたら?
タイトル | 発表 | 感想 |
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もしも の日本史 | 1992 | もちろん歴史で”もしも”は禁句なので、もうどれだけ面白い仮説をぶち上げてくれるかを楽しむだけ。 |
宣伝文句
血ぬられた野望が導く財宝の数々
帯、カバー、裏表紙等から引用
果てしなき黒い野望に彩られた、めくるめく黄金財宝の数々怨念、魔力、陰謀など、恐るべき欲望に操られ、数多の血ぬられた犠牲者が導く、呪われた秘密の妖しい輝きが、あなたを招く!
目次(「BOOK」データベースより)
1 怨念が誘う怪奇(ツタンカーメン王の呪い/呪われた三つのダイヤ/メアリの秘宝)/2 錬金術の妖しい魔力(フラメルの奇跡/天才医師パラケルスス/時間旅行者サン・ジェルマン伯/フルカネッリの秘法)/3 封印された恐るべき真実(レンヌ・ル・シャトーの聖杯伝説/ナチス・ヒトラーの秘宝/ソロモン王の秘宝)/4 果てしなき黒い野望(インカの秘宝/黄金をつくる老人/オランダ人の金鉱/ツアモツ島の秘宝/ビッグ・ホールの奇跡)
タイトル | 発表 | 感想 |
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呪われた秘宝ミステリー | 1993 | 今回はお宝特集。やっぱり暇つぶし程度に。 |
宣伝文句
真珠湾奇襲で三波、四波攻撃をかけたなら。ミッドウェーで全兵力を投入していたなら。惨敗、無条件降伏の太平洋戦争を、不敗、講和へと導くシミュレーションを試みる。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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太平洋戦争必勝の極意 | 1994 | もし…だったらという設定は、いかようにも都合よく進められるので、いくつかある未来のなかでのBEST CASEとしてしか意味がない。 |
宣伝文句
構想20年、膨大な資料調査と、徹底したフィールドワークによって集大成された、名将たちの時代を超えた行動学のすべて。ウエリントン卿、モルトケ大将、ネイ元帥、パット大将、そして福島・兒玉大将……。彼ら高級将校の名将たるゆえんを、その生涯を追うことによって明らかにした本書は、現代のトップマネージメントのためのビジネス書としても、必読の力作である。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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名将たちの決断 | 1995 | もっぱら戦争での人物像に焦点を当てる。どれも有名な軍人だ。 |
宣伝文句
ヨハネやノストラダムスなど、数多の大予言者たちが説いてきた世界の終末:は、なぜか偶然のごとく、今世紀末に集中している。偉大な大予言者たちは、もう何百年も前から、この千年世紀末に訪れるであろう終末に対して、警告を発しつづけているのだ。天変地異や政変が頻発し、世界中を危機感が取り巻くいまこそ知りたい、大予言のすべて!!(書き下ろし)
帯、カバー、裏表紙等から引用
目次(「BOOK」データベースより)
『ヨハネの黙示録』の大預言/聖マラキの予言/ノストラダムスの大予言/黙示録のグランド・クロス/エドガー・ケイシーの大予言/ファティマの予言/出口王仁三郎の大予言/アガスティアの葉の予言/死海写本の予言/ピラミッドの大予言/ジーン・ディクソンの予言/聖母マリアの預言
タイトル | 発表 | 感想 |
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千年世紀末の大予言 | 1996 | どうも宗教的預言と、未来への予言を一緒くたにしているようだ。ホラー文庫なので破滅的な方向がメインだ。評判の大予言者のはずれっぷりも面白い。 |
宣伝文句
内容紹介(「BOOK」データベースより)
帯、カバー、裏表紙等から引用
第二次体戦末期の1994年12月、世界的物理学者ハイゼンベルクのチューリッヒでの講演にアメリカの情報機関は政治工作員を送りこみ暗殺計画を画策する。世界史的事件を通し、「政治と科学」というシリアスなテーマをスリリングなストーリーで綴る一大スペクタクル。
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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なぜ、ナチスは原爆製造に失敗したか 上巻 HEISENBERG’S WAR 1 | 1993 | 鈴木主税 | 技術も材料も能力もあったのに、なぜ出来なかったのか? 連合国で暗殺まで計画されたハイゼンベルクとは、どのような人物だったのか? |
宣伝文句
内容紹介(「BOOK」データベースより)
帯、カバー、裏表紙等から引用
第二次体戦末期の1994年12月、世界的物理学者ハイゼンベルクのチューリッヒでの講演にアメリカの情報機関は政治工作員を送りこみ暗殺計画を画策する。世界史的事件を通し、「政治と科学」というシリアスなテーマをスリリングなストーリーで綴る一大スペクタクル。
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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なぜ、ナチスは原爆製造に失敗したか 下巻 HEISENBERG’S WAR 2 | 1993 | 鈴木主税 | 亡命もしたくないし、ナチスのために働きたくない彼のとった行動は、一種のサボタージュか。 |
宣伝文句
内容紹介(「BOOK」データベースより)
帯、カバー、裏表紙等から引用
戦争の主役は、参謀でも、将軍でもない。一つの優秀な兵器の登場によって戦略が変わり、戦術が見直され、そして勝敗が決まる。一国の存亡を賭した秘密兵器の実相に迫る。
目次(「BOOK」データベースより)
第1章 戦争を変えた近代兵器/第2章 ついに出た!逆転の新兵器/第3章 世界中を驚かせた超技術/第4章 活躍できなかった悲劇の兵器/第5章 戦史に隠された兵器のエピソード
タイトル | 発表 | 感想 |
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幻の秘密兵器 | 1994 | 戦争でゲームチェンジャーになった意外な兵器、実戦には至らなかった珍兵器の数々。軍事オタクであるほど楽しめる。 |
宣伝文句
主要な戦闘・海戦はもとより、参戦国の経済・軍事力比較や新登場の兵器から女性部隊の活躍、兵士の性病罹患率にいたるまで、200余項目の知られざる秘話やエピソード記録などで第二次大戦をとらえ直したユニークな戦史事典。「これ一冊で第二次世界大戦のすべてがわかり、大戦への読者の見方も大きく変わるだろう」(筆者)
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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第二次世界大戦あんな話こんな話 DIRTY LITTLE SECRETS OF WORLD WAR II | 1994 | 大貫昇 | 実に簡単に第2次世界大戦を振り返る。それほど秘話があるわけでもない。 |
宣伝文句
あの、五丈原で孔明は死ななかった!劉備の遺託を受けた孔明は、神算鬼謀、魏への反撃に起つ。最強の間諜集団「臥龍耳」を従え、漢王朝再興に必死の策をめぐらす……。病に倒れることなく、孔明を存分に活躍させたら歴史はどう変わったか?「三国志」愛読者の永遠の夢を実現した、“奇想・三国志”。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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三国志 孔明死せず | 1996 | 源義経と同様に、なんとか生きのびて活躍していたらと願うのは、不遇のヒーローに対して自然の流れか。 |
宣伝文句
「聖徳太子はなぜ大王の位につかなかったのか」「藤ノ木古墳の被葬者は誰か」「古代出雲の真実の姿とは」古代日本には、私たちを魅了してやまない多くの謎とロマンが満ち溢れている。それらいまだに解明されない古代史8つの謎に、練達の人気作家が挑む。時には史料に詳細な分析を加え、そして時には大胆な仮説を立てて推理する、歴史通必読の一冊。20年間に及ぶ著者の研究がここに結実。
帯、カバー、裏表紙等から引用
古代は謎に満ち満ちています。新たな出土品、博物が紹介されればされたで、古代の素顔が部分的に明るみに出る反面その謎がさらに深まり、増幅していくような想いにとらわれることがしばしばあります。謎はロマンであり、私の作家的想像力を快く刺激してくれる。今回、古代史の謎の幾つかを採りあげ、史実、史料、先達の研究をも参考にしながら私流に解明していきます。私流ということは、私なりに勉強してきた二十数年の知識を土台に、時に大胆にイマジネーションを駆使して推理し、分析するということです。そうでなければ、作家である私が古代史の謎に取り組む意味がない。(本文より)
タイトル | 発表 | 感想 |
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古代史の真相 | 1996 | ミステリ作家らしく著者の考察はユニークで面白い。しかし奈良時代までの話なので、一般読者にはなかなか敷居が高い。 |
宣伝文句
内容(「BOOK」データベースより)
帯、カバー、裏表紙等から引用
戦後の民主化政策を葬り保守勢力を一気に復活させ今なお日本を繰り続ける陰のロビー。水面下にはいつもウォール街が…。驚嘆すべき日米秘史。
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
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軍隊なき占領 AN OCCUPATION WITHOUT TROOPS | 1996 | 森山尚美 | 冷戦終結後まで明らかにされていなかった、日本の太平洋戦争後の米国による占領政策の裏にあった秘密とは? 実に巧妙に日本は属国にされてしまった。 |
宣伝文句
内容紹介(出版社より)
帯、カバー、裏表紙等から引用
極貧の少年に与えられた途方もない予言 そこに「希望」が生まれた魂をうつベストセラー大作待望の文庫化!
汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろうーー中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児(チュンル)は、占い師の予言を信じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀(ウェンシウ)に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた2人を待ち受ける宿命の覇道。万人の魂をうつベストセラー大作!
タイトル | 発表 | 感想 |
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蒼穹の昴 上巻 | 1996 | 科挙や宦官をこれほど詳しく扱った作品はないだろう。歴史のドラマとしても骨太。 |
宣伝文句
内容紹介(「BOOK」データベースより)
帯、カバー、裏表紙等から引用
汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろうー中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児は、占い師の予言を通じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた二人を待ち受ける宿命の覇道。万人の魂をうつべストセラー大作。
タイトル | 発表 | 感想 |
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蒼穹の昴 下巻 | 1996 | 視点は西洋になったり日本になったりして、世界から末期清朝を眺めることができる。 |
宣伝文句
戦いに勝つためのノウハウを厳選した上で採用し、中国古代の兵法家によって編まれた〈孫子の兵法〉は、東西の軍事専門家に愛読され、そこに示された思想が高い評価を受けて
帯、カバー、裏表紙等から引用
きた。偉大な兵法家のこの名著を、時代を超えて現代ビジネスマンの行動指針として蘇らせた本書は、15篇に凝縮された戦いの原則と真理のすべてを、平易かつリアルに解説した力作である。
タイトル | 発表 | 感想 |
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実戦 孫子の兵法 | 1996 | 有名な兵法書をわかりやすく解説する。技術の進歩もあるので、すべてが現代に通用するわけではないが、それでも偉大な戦争論だ。 |
宣伝文句
秀吉・家康を翻弄した男
帯、カバー、裏表紙等から引用
「政宗め、太閤殿下の時も周りを騒がせおったが、あやつの一種の病じゃな。あの奥州の若僧に、加増など二万石で充分じゃ!」家康は苦々しい顔で言った。秀吉の小田原参陣命令を無視しては遅参、家康に対しては一揆を煽動して反抗するなど、反骨精神旺盛ながら、どこか憎めない男、伊達政宗。天下人たちを手玉にとり、ヨーロッパ進出までも企てた東北の風雲児、その魅力あふれる生涯。
(政宗は)四十七歳で洋式の大船を建造してヨーロッパ派遣使節団を送り出す。今の四十七歳とは、まるで違う。人生五十年の時代の四十七歳だ。しかもキリシタンへの規制が加速的に厳しくなっている時のヨーロッパ派遣である。表向きは、スペイン、メキシコ等との貿易だが、果たしてそれだけだろうか。筆者はスペインの助力を得て徳川幕府転覆・軍事クーデターの夢を見ていたのではないかと、思いたい。 本書「あとがき」
タイトル | 発表 | 感想 |
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伊達政宗 | 1997 | 政宗の生涯のダイジェスト版で深みがない。山岡荘八版の方がおすすめ。 |
宣伝文句
目次より
帯、カバー、裏表紙等から引用
●日本はなぜ植民地にならなかったか
●武士はなぜみずからの特権を放棄したか
●明治憲法下の内閣はなぜ短命だったか
●戦前の政党はなぜ急成長し転落したか
●日本はなぜワシントン体制をうけいれたか
●井上財政はなぜ「失敗」したか
●関東軍はなぜ暴走したか
●天皇はなぜ戦犯にならなかったか
●高度経済成長はなぜ持続したか
タイトル | 発表 | 感想 |
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謎とき日本近現代史 | 1998 | 予備校講師の著者らしく、ポイントを押さえ、簡潔に日本史を語り、面白い上に試験対策にもなる。 |
宣伝文句
「飛鳥時代に目撃された謎の飛行物体」「京都で突然姿を消し、江戸浅草に落ちてきた男」「信長や秀吉も認めた超能力者・果心居士」「大量の砂利が降ってきた越後の村」「坊主が住む奇怪なかまど」
帯、カバー、裏表紙等から引用
過去、日本で目撃された異常な出来事は超常現象か、はたまた宇宙人のしわざなのか?土蜘蛛伝説や酒呑童子伝説の真実とは?歴史上確かな記録として残る怪奇事件を集大成。
享和3年(1803)のこと、常陸国の沖合いに不思議な舟のようなものが漂っていた。浜の人びとが不審に思って引き寄せてみると、それは丸く、直径は三間(約5.4メートル)ほどある。上部はガラス張りで、底部には鉄板を筋のように張ってあった。中には異様な身なりの女が一人だけ乗っていた。女の顔は桃色で、眉と髪の毛は赤い。言葉は通じず、二尺(約60センチ)四方の箱を大事そうにかかえている。舟の中には見たこともない図形のような異国文字があちこちに記されていた。
本書「第1章宇宙人の飛来か」より
タイトル | 発表 | 感想 |
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日本史 怖くて不思議な出来事 | 1998 | Xファイル風に見せる、日本史で起きたオカルト事件簿。確かに妖怪や伝説から切り取ると、変な話はたくさんあるだろう。 |
宣伝文句
三浦竜
帯、カバー、裏表紙等から引用
1952年、東京・浅草生まれ。中央大学法学部卒業後、出版社に勤務。編集者を経て執筆業に専念。以来、歴史・文化をはじめ博識に裏打ちされた硬軟自在の作風で作家活動を展開している。とりわけ歴史推理の醍醐味を存分に引き出す筆力には定評があり、『「古「墳」の暗号』『日本史の中の恐い話』『【日本史の迷宮】いまだ解けざるミステリー(古代~中世編)』『同(戦国~近世編)』(いずれも小社刊)などを通して、多くの日本史ファンを魅了している。
タイトル | 発表 | 感想 |
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日本史の迷宮 | 1999 | よくある偽書のように、日本史の中に陰謀を展開する。反体制派が闇の勢力として排除されてきたという、どこかで聞いたような説。 |
宣伝文句
独自の史観と、豊かな知識にもとづいて、歴史のなかの日本と日本人を見つめつづけた著者が、当代を代表する作家や研究者とともに、日本史を彩る事件や人物について縦横に語り尽くす、「日本史探訪」。争乱の時代を生き抜いた名将たち、維新を支えた立役者の群像、時代の先駆けとなって海を渡った人々…..それぞれのドラマが、歴史小説の第一人者の視点により、生き生きとよみがえる。「源義経」「織田信長」「関ヶ原」「新選組」「坂本竜馬」「幕末遣欧使節」など十三編を収録。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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司馬遼太郎の日本史探訪 | 1999 | 対談形式で歴史上の人物、トピックを語る。著者がその人物のどこに注目しているかが興味深い。 |
宣伝文句
内容(「MARC」データベースより)
帯、カバー、裏表紙等から引用
「新しい歴史教科書をつくる会」会長が日本の歴史を通史的に辿り、魏志倭人伝は歴史資料に値しない、平安京の落日と中世ヨーロッパ、終戦の日など、テーマ別に具体的な疑問に焦点を絞り、率直かつストレートに著した論集。
タイトル | 発表 | 感想 |
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国民の歴史 | 1999 | やや右寄りな学者から日本史を提案するとこうなる。公平さというよりは、日本人であることを鼓舞する感じ。 |
宣伝文句
暗殺の世界史
帯、カバー、裏表紙等から引用
シーザー、坂本龍馬からケネディ、朴正熙まで
暗殺は歴史の残滓である。暗殺が歴史そのものに与える影響は限定的であり、いかなる要人を殺しても歴史の大きな流れを止めることはできない。しかし現代の我々は、その痕跡をしっかり見据え、検証しておく必要がある。本書は歴史の闇に葬られた25の暗殺事件にスポットをあて、その黒幕の正体を徹底的に追及してみた。ベールに包まれた意外な真相があなたを驚愕させる!文庫オリジナル。
目次(「BOOK」データベースより)
暗殺は「政治のゴミ」である/第1部 暗殺の西洋史(実の息子に殺された古代ローマ最大の英傑ーシーザーの暗殺事件(紀元前四四年三月十五日)/一本の短剣で“生贄”を屠る儀式の執行者たちー中世イスラムの暗殺団「アサッシン」(十一世紀~十三世紀)/犯行の黒幕は誰か、真相を闇に葬った銃弾ー米国大統領リンカーンの暗殺事件(一八六五年四月十四日)/信じられないほど手薄だった警備の謎ーロシア皇帝アレクサンドル二世の暗殺事件(一八八一年三月一日)/未熟な青年たちが凶行に及んだ本当の理由ーオーストリア皇太子夫妻の暗殺事件(一九一四年六月二十八日) ほか)/第2部 暗殺の日本史&東洋史(稀代の大謀略家の罠に嵌まった明智光秀ー英雄・織田信長の暗殺事件(天正十年(一五八二)六月二日)/「桜田門外の変」、尊王攘夷の血風ー大老・井伊直弼の暗殺事件(万延元年(一八六〇)三月三日)/維新回天の陰で仕組まれた西国雄藩の密計ー坂本龍馬の暗殺事件(慶応三年(一八六七)十一月十五日)/攘夷派の行き場のないエネルギーが暴発ー長州藩士・大村益次郎の暗殺事件(明治二年(一八六九)九月四日)/凶刃に斃れた明治新政府の重鎮ー大久保利通の暗殺事件(明治十一年(一八七八)五月十四日) ほか)
タイトル | 発表 | 感想 |
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暗殺の世界史 | 2008 | 「ゴミ」らしく、暗殺は政治の最期の手段で、確かにその効果はある。 |
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