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SF小説 日本

広瀬正 ★★★★★

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ジャズ・バンド「広瀬正とスカイトーンズ」で活躍後、作家活動に入る。

キーワード:
遅く来て早く行ってしまった天才。
回顧趣味。洒落たセンス。

太字作品や★★★★★が特におすすめです。

広瀬正 T型フォード殺人事件

著者:    広瀬正
発表:    1961年 ~ 1972年
発行所:   集英社文庫
カバーアート:和田誠
価格:    360円

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荒れ狂う台風の夜、隠居した元社長の豪邸に七人の男女が集まり、一九二四年製T型フォードが披露される。そして、四十六年前、この車内で発生した密室殺人事件の真相を探るゲームが始まった。そこで再び殺人事件が…。本格探偵小説の表題作のほかに、中篇二本を収録。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
T型フォード殺人事件1972慣れないミステリはやはりいまいちか。この車の姿が頭に浮かばないと楽しめない。やけに、ものわかりのいい復讐者も×。
殺そうとした1961事故と装って車で殺す方法。
立体交差1971未来の自分と遭遇するSF。やはり未来は知らない方がいい。

広瀬正 タイムマシンのつくり方

著者:    広瀬正
発表:    1961年 ~ 1971年
発行所:   集英社文庫
カバーアート:和田誠
価格:    440円

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不思議な形をしたある”もの”に未来の学者連中が首をひねる、著者最初のSF「もの」をはじめ、あふれるばかりのアイディアと想像力、凝りに凝った構成とたぐいまれなユーモア精神の中で、SFの魅力と論理性を追求した鬼才の短編、ショート・ショートの集大成。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
ザ・タイムマシン1971時間移動についてムテン博士の講義。
Once Upon A Time Machine1961親殺しのパラドックスと、歴史の修正機能。
化石の街1962異常に時間経過の遅い世界はどう見えるか。
計画1962ムテン博士の歴史改変実験。
オン・ザ・ダブル1963生理時間を徐々に早める実験。
異聞風来山人1964平賀源内は時間旅行をしていた!
敵艦見ユ1964日本海海戦に干渉したしまった未来人。
二重人格1971二重人格が同時に出たら。
記憶消失薬1961やはり時間がからむ星新一風ショート・ショート。
あるスキャンダル1962闇ロボット販売会社。
鷹の子1964死んだ子の代わりをもとめる哀れな母親。
もの1961木でできていて、歯が二本あって、穴が三つあいてるもの、なあに?
1962鏡の中の私に声をうばわれる。
UMAKUITTARAONAGUSAMI1962赤坂氏の時間逆行実験。
発作1962突然一分後の私がやってきて…。
おうむ1962ロボットに発声練習させられる博士。
タイム・セッション1962タイムマシンでジャズのライブを見に行く先生。
人形の家1962模型の家にマイクを入れたら…。
星の彼方の空遠く1963あまりにもよくできたロボット。
タイムマシンはつきるとも1963タイムマシンで強盗計画。
地球のみなさん1963変な子供と発狂した先生。
にくまれるやつ1963殺し屋もどきで、楽して商売。
みんなで知ろう1963未来人の歴史番組。
タイムメール1971楽して仕事する作家。
『時の門』を開く1963ハインラインの傑作をを検証するエッセイ。

広瀬正 鏡の国のアリス

著者:    広瀬正
発表:    1963年 ~ 1972年
発行所:   集英社文庫
カバーアート:和田誠
価格:    380円

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ひとりの青年が銭湯につかっていた。ふと気がつくと、そこはいつの間にか女湯になっていて、追い出された彼が迷いこんだのは、左右が逆になっている”鏡の中の世界”だった。——美容整形医の私のところに、性転換手術の相談にきた青年が語る奇妙な体験。すべてがあべこべの世界で彼が遭遇した出来事の数かずは……。他に短篇三作品を収録。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
鏡の国のアリス1972左ききの左ききのための小説。鏡像理論は目からウロコだが、やや場あたり的な展開で、ハッピーエンド。
フォボスとディモス1971記憶まで同じな、火星の模造人間スパイ。
遊覧バスは何を見た1971昔を懐かしむ人のための小品。
おねえさんはあそこに1963心あたたまる宇宙人話。

広瀬正 マイナス・ゼロ ★★★★★

著者:    広瀬正
発表:    1970年
発行所:   集英社文庫
カバーアート:和田誠
価格:    500円

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タイムマシンを駆って、少年時代の自分の住んでいた懐かしい古き良き時代にやってきたひとりの男……。非凡な空想力と奇想天外なアイディア、ユーモア精神と奇抜などんでん返しで、タイムトラベル小説の最高峰と謳われ、今や日本SF史の記念碑的存在となった著者の第一長編小説。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
マイナス・ゼロ1970時代の息吹を感じさせる小道具、息をつかせぬドタバタ大冒険の末、最後にはハッピーエンド(?)。年配の人ほど、昔を思い出して楽しめる。おもしろうて、やがてかなしき大作。

広瀬正 エロス

著者:    広瀬正
発表:    1971年
発行所:   集英社文庫
カバーアート:和田誠
価格:    360円

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ある大女流歌手の歌手生活三十七年記念リサイタルの<現在>と、その時点から三十七年前の昭和八年、東北から十八歳の少女が上京してくる<過去>。その過去に、あり得たかもしれない<もう一つの過去>の介入が、やがてドンデン返しとして、<現在>の意外性を浮き彫りにする。「もしもあのとき……していたら」という仮定法を適用して、二つの過去をパラレルに移動させた傑作長編。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
エロス1971SFとしては大したことがないが、激動の昭和史の風俗を体験するだけでも価値がある。やはりモデルは淡谷のり子女史か?

広瀬正 ツィス

著者:    広瀬正
発表:    1971年
発行所:   集英社文庫
カバーアート:和田誠
価格:    400円

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二点嬰ハ音(ツィス)が聴こえる。いたるところで、いつも聴こえる。耳鳴りだろうか? ひとりの若い女性の訴えから始まったこの奇妙な公害事件。その耳障りな音は、はじめ緩慢に社会を侵し、やがてマスコミの報道とともに急ピッチで拡大、ついに首都圏は一大パニックに陥る……。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
ツィス1971集団ヒステリーの進行を淡々と描く。日本でのみ、これが大発生したのに意味あり。仰天の落ち。

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