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時代小説

池波正太郎 真田太平記 ★★★★★

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「鬼平犯科帳」、「剣客商売」、「仕掛け人・藤枝梅安」シリーズなど、娯楽時代小説の大家。
真田幸村を中心に、戦国時代の真田家も盛衰を描く。
食通でもあり、食事シーンはうまそうだ。

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天正10年(1582年)3月、織田・徳川連合軍によって戦国随一の精強さを誇った武田軍団が滅ぼされ、宿将真田昌幸は上・信二州に孤立、試練の時を迎えたところからこの長い物語は始まる。武勇と知謀に長けた昌幸は、天下の帰趨を探るべく手飼いの真田忍びたちを四方に飛ばせ、新しい時代の主・織田信長にいったんは臣従するのだが、その夏、またも驚天動地の事態が待ちうけていた。全12冊

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
真田太平記 (一)1974武田領の高遠城で討ち死にを覚悟していた青年、向井左平次はなぜか真田の草の者(忍者)のお江に助けられ、その後真田幸村の従者となった。。そのころ長篠の合戦で織田信長に敗北した武田勝頼は、天目山で自決していた。従属する武田一族の滅亡で、真田家の当主昌幸は、二人の息子、信幸と幸村の兄弟とともに、今後の真田家の戦略の見直しをしていた。真田一族の視点で激動の戦国時代を綴る大河ロマン。史実通りの表の武将たちの活躍に対して、裏の忍びたちの激闘は架空なので、やや御都合主義に筋が進むこともあるが、そこはエンターテインメントとして楽しめる。

池波正太郎 真田太平記 (二) 秘密 ★★★★★

著者:    池波正太郎
発表:    1974年
発行所:   新潮文庫
カバーアート:池波正太郎
価格:    560円

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天下統一を目前にした織田信長が本能寺に討たれたことから、諸雄は再びいろめきたつ。上・信二州に割拠する真田昌幸は、関東の北条、東海の徳川、越後の上杉と対峙しつつ、己れの命運を上田築城に賭けた。一方、昌幸の二人の子供、兄の源三郎信幸と弟の源二郎幸村、そして従兄弟の樋口角兵衛をめぐる真田家の複雑な血筋が、小国の行方に微妙な影を落としてゆく。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
真田太平記 (二)1974信長の後継をめぐって、羽柴秀吉は頭角をあらわしてきたが、まだ天下は定まっていない。秀吉を買っている真田昌幸は、近いであろう徳川・北条との戦闘に備え、上田城築城で準備をする。長男の信幸の智謀は父をもうとましく思わせ、昌幸は次男幸村と仲がいい。しかし兄弟の仲も決して悪くない。

池波正太郎 真田太平記 (三) 上田攻め ★★★★★

著者:    池波正太郎
発表:    1974年
発行所:   新潮文庫
カバーアート:池波正太郎
価格:    600円

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上州・沼田城の帰属をめぐり北条家と争う真田昌幸は、ついに徳川・北条連合軍と戦端を開く。出来たばかりの上田城に拠った昌幸父子は、捨身の決戦で数倍の敵を退ける。そして、旧態依然たる北条家のふるまいに嫌気がさした豊臣秀吉は、甲賀忍びの御伽衆(おとぎしゅう)・山中長俊の仕組んだ謀略を使って開戦にもちこみ小田原城を攻め落とす。こうして秀吉の天下統一はなったのだが……。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
真田太平記 (三)1974今まで敵対していた上杉と結び、徳川軍の猛攻を凌いだ真田家は、その流れで秀吉寄りの流れに乗った。だが、その敗戦の恨みが後に家康が天下を取ったときに、尾を引くことになる。

池波正太郎 真田太平記 (四) 甲賀問答 ★★★★★

著者:    池波正太郎
発表:    1974年
発行所:   新潮文庫
カバーアート:池波正太郎
価格:    600円

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天下統一をなしとげた豊臣秀吉は、これまでとは人柄も変わったようになり、無謀な朝鮮出兵を号令する。そこに豊臣政権のほころび目を見てとった甲賀忍びの頭領・山中俊房は、秀吉の御伽衆(おとぎしゅう)である従弟の山中長俊に早くも手をまわし徳川方への加担を説く。ここに甲賀忍びと真田の草の者との凄絶な戦いが開始され、壺谷又五郎や女忍者お江の常人には推しはかれない活躍が繰り広げられる。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
真田太平記 (四)1974真田の諜報戦を担当する草の者は、今は家康を支持している甲賀忍者からの裏切り者だ。秀吉の治世のうわべの平和の裏で、両者の激烈な戦闘は決して止むことはない。

池波正太郎 真田太平記 (五) 秀頼誕生 ★★★★★

著者:    池波正太郎
発表:    1974年
発行所:   新潮文庫
カバーアート:池波正太郎
価格:    560円

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肉親を次々と失い朝鮮出兵もうまくゆかず、豊臣秀吉は日に日に生気を失っていく。秀吉歿後をにらんで諸雄は動き始めるが、思いがけず秀頼が誕生したことで天下の行方は混沌となる。いったんは次の天下の主は徳川家康をおいて外にないと確信した真田昌幸であったが、「好きな男」秀吉の世継ぎに己れの命運を賭けようとして、徳川方から嫁をもらった長男・信幸との関係が微妙になる。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
真田太平記 (五)1974無謀な朝鮮出兵で、前線で戦う加藤清正らと秀吉の官僚である石田三成らの反目は深まり、後の関ヶ原まで引きずっていくことになる。左平次の息子の佐助は、父も知らないうちに、一人前の忍びへと成長していった。理に勝る信幸は次が家康の天下であるのを当然とし布石を打っているのに対し、昌幸・幸村父子は秀吉への義理を捨てきれない。

池波正太郎 真田太平記 (六) 家康東下 ★★★★★

著者:    池波正太郎
発表:    1974年
発行所:   新潮文庫
カバーアート:池波正太郎
価格:    560円

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幼い秀頼と豊臣家の行方を案じつつ秀吉が亡くなると、徳川家康は朝鮮の役での文治派と武断派の対立を巧みに操りつつ豊臣家を分断していく。そして石田三成と結んだ上杉景勝を撃つべく家康が会津に兵を進めると、三成が兵を挙げ、ここに東西決戦の陣形が定まる。この重大局面にあたって真田父子は会津出陣の途上で一夜会談し、昌幸と幸村は徳川軍団を離れて上田城に帰り、信幸は留まる。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
真田太平記 (六)1974生まれたばかりの秀頼を憂えてみっともなく死んでいった秀吉。次の天下をめぐる動乱がここに始まる。もともと秀吉への忠誠が深い福島正則らをうまく操縦しつつ自陣営に引き込んでいく家康の手並みはお見事。

池波正太郎 真田太平記 (七) 関ヶ原 ★★★★★

著者:    池波正太郎
発表:    1974年
発行所:   新潮文庫
カバーアート:池波正太郎
価格:    520円

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会津出陣中の徳川軍団から離れ上田に帰った真田昌幸・幸村は、ただちに城の守りを固める。家康は息子秀忠に中山道をゆき第二軍を率いさせ、真田信幸に先陣を命ずる。秀忠軍四万を上田城に迎えうった真田父子は、様々な謀略を使ってこれを釘づけとし、ついに関ヶ原の決戦に間に合わせなかった。真田父子が徳川軍の約半分を削いだにもかかわらず、結束のはかれぬ西軍は家康に敗れる。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
真田太平記 (七)1974西軍に組みすることを決めた真田本家が、数倍の徳川第二軍を引きつけ攪乱する作戦は素晴らしい。そのおかげで、戦らしい戦が出来なかった、その頃関ヶ原で対峙していた西軍の情けなさが際だつ。

池波正太郎 真田太平記 (八) 紀州九度山 ★★★★★

著者:    池波正太郎
発表:    1974年
発行所:   新潮文庫
カバーアート:池波正太郎
価格:    600円

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真田昌幸・幸村のために関ヶ原の決戦に間に合わなかった徳川秀忠は、家康から痛烈な叱責をうける。家康は真田父子に切腹を申しつける決意でいたのだが、真田信幸の舅で徳川家譜代の重臣・本多忠勝の戦も辞さぬ助命嘆願に屈して紀州九度山に蟄居させることとなる。わずかの家来だけをつれて九度山に移った父子は「関ヶ原の戦い」が再びおとずれる日を夢みて孤立した日々をおくる。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
真田太平記 (八)1974かろうじて蟄居処分で済んだ真田本家の情報網は生きており、必ずしも世間の動向に疎かったわけではない。必ず動乱がまた来ることを見越し、ひたすら忍従する真田父子は希望を捨てず、自暴自棄にはならない。

池波正太郎 真田太平記 (九) 二条城 ★★★★★

著者:    池波正太郎
発表:    1974年
発行所:   新潮文庫
カバーアート:池波正太郎
価格:    560円

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淀君によって大坂城から一歩も外に出されたことのなかった秀頼であったが、豊臣家を思う加藤清正らの奔走によって、ついに二条城において家康との対面が実現する。しかし立派に成長した秀頼の姿は、あらためて家康に豊臣家取潰しの決意を固めさせ、甲賀忍びに清正毒殺の使命が下る。東西手切れに向かって情勢が緊迫化する中、その日を見ることなく昌幸は九度山で永眠する。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
真田太平記 (九)1974関ヶ原の戦いの大義名分は、奸臣石田三成の成敗であり、豊臣家への忠誠心は加藤清正、福島正則らにまだ残っている。ここでも家康は豊臣を滅亡させる前に、謀略で足場を固めている。

池波正太郎 真田太平記 (十) 大坂入城 ★★★★★

著者:    池波正太郎
発表:    1974年
発行所:   新潮文庫
カバーアート:池波正太郎
価格:    560円

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徳川家康が方広寺の鐘銘に難癖をつけるなどして強引に豊臣方を開戦に追い込むのを見てとった真田幸村は、密かに九度山をぬけ出て大坂城に入ることを決意する。大坂入城を果たした幸村は、外壕の外に真田丸と名づけた小さな砦を設け、これに拠って徳川軍を散々に打ちすえる。この一戦によって幸村の武名が初めて天下に轟くが、すでに家康の和平工作が淀君周辺に及んでいるのだった。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
真田太平記 (十)1974あくまでも豊臣に忠誠と尽くす幸村ら優秀な武将は少なくないが、彼らには指揮権がない。大坂冬の陣において、幸村は上田城で徳川軍を撃退したのと同様な見事な働きをするが、西軍はまたも無能な上層部のせいで不利な和睦へ持ち込む。

池波正太郎 真田太平記 (十一) 大坂夏の陣 ★★★★★

著者:    池波正太郎
発表:    1974年
発行所:   新潮文庫
カバーアート:池波正太郎
価格:    600円

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和議休戦の翌日から、徳川家康はすべての参陣者を動員して外壕のみならず内壕までも埋め立てさせ、真田丸もまた破却されてしまう。幸村を取りこもうとする家康の計略により、信之(信幸改め)と幸村は京都で会見するが、幸村の家康の首を取るという信念はゆるがない。元和元年五月七日、裸城となった大坂城を打って出た幸村は、若き日の予感どおりに向井佐平次とともに戦場に倒れる。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
真田太平記 (十一)1974不備な和睦条件で必然的に再戦となった大坂夏の陣で、幸村はもう戦死を覚悟し、猛攻をしかけ、あわや家康本陣にまで迫るが、力尽きる。息子の大助も秀頼とともに大坂城で討ち死にし、ここに真田本家は絶える。

池波正太郎 真田太平記 (十二) 雲の峰 ★★★★★

著者:    池波正太郎
発表:    1974年
発行所:   新潮文庫
カバーアート:池波正太郎
価格:    600円

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関ヶ原の折の屈辱を忘れかねる徳川秀忠は、家康が死去するとただちに信之の真田藩に襲いかかった。秀忠は、信之の側近に送り込んだ隠密を使い、冬の陣の直後に幸村と密会した事実を突いて取潰しに追込もうとするが、ただ一人生き残った草の者お江の活躍で信之は難をまぬがれる。そんなある日、上田城に向井佐助の最期を見とった摂津の農夫が遺品を届けに現れる……。全十二巻完結。

帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル     発表 感想
真田太平記 (十二)1974分家で生き残った信之の真田家の後日談。裏の主人公、お江の言葉、”人の世は、一寸先は闇”は不安ではなく、希望を表す意味もある。

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