大地震でアッという間に文明が崩壊した日本で、一人生き残ろうとする少年の物語。試行錯誤しながらも身につけていくサバイバル技術は、将来、何かの折に役に立つかもしれない。
太字作品や★★★★★が特におすすめです。
さいとう・たかを サバイバル 1
さいとう・たかを「サバイバル 1」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
サバイバル 1 | 1976 | 級友と洞窟と探険していた少年サトルは、突然の天変地異に遭遇し、孤島で一人サバイバル生活を始めるはめになる。数々の苦難を克服しながらサトルは次第に原始生活に適応して行く。そんな時、サトルは漂流してきたアキコを拾い孤独は癒されたのだが…。 もともと少年誌に発表されたので、やや抑え目の表現。少年にしてもお姉さんにしてもちょっと優等生的でいい子ちゃん。作者の年代の影響もありか。 自然の中で生きていくために役に立つ情報が中心で、俗説の誤りなど、覚えておいて損はない。 |
リンク
さいとう・たかを「サバイバル 2」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
サバイバル 2 | 1976 | サバイバル生活に馴染めないアキコは衰弱して死んでしまう。絶望したサトルは自殺を試みるが失敗し、新たに隆起した大陸へと渡り、一路東京へと向うがそこはもう死の街であった。虎に襲われたサトルは、生き残りの謎の男と合流する。 幾多の試練にもめげずに立ち上がるサトルは、家族と再会するため、あくまでも前向きだ。 |
リンク
さいとう・たかを「サバイバル 3」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
サバイバル 3 | 1976 | 銃を持った男に奴隷にされかけたサトルは、巨大地震の最中、ようやく追撃をかわし富士山へ向う。しかし、そこも異常気象で死の世界となっていた。サトルは調査に来た米兵と富士の裾野を彷徨する。 一難去ってまた一難のバターン。何度も死にそうになりながら、サトルは決して絶望しない。 |
リンク
さいとう・たかを「サバイバル 4」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
サバイバル 4 | 1976 | 米兵と死に別れたサトルは子犬のシロと道中を進める。久しぶりに生存者の跡を発見し、後を追うが、どこも悲惨な状況であった。 創意工夫で幾他の苦難をくぐりぬけるサトルの旅は、まだまだ続く。 |
リンク
さいとう・たかを「サバイバル 5」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
サバイバル 5 | 1976 | サトルとはぐれたシロは、たくましく野犬のリーダーへと成長していった。一方サトルは、 囚人の砦、野球選手の農場を経て、発狂した博士のトンネルで父親のピッケルを発見し、ついに家族の確かな痕跡に辿り着いた。 ややマンネリ化してきた危機のパターン。立派な成犬となったシロに救われるサトルだが、シロの成長のし方がちょっと早過ぎるのでは? |
リンク
さいとう・たかを「サバイバル 6」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
サバイバル 6 | 1976 | 神官の支配する村を救い、敵対する子供たちを和解させ、家族の滞在した村を地すべりから助けたサトルの旅は、ようやく終りつつあった。 唐突な終り方。感動の家族との再開シーンもないのがboo。 |
リンク
宣伝文句
大地震で東京が壊滅! 荒れ果てた廃墟の中で、サトル少年のサバイバル生活が始まった。行方がわからない家族を求めてサトルの旅は続く。
帯、カバー、裏表紙等から引用
ある日、文明のにぎわいをみせる街にたどりついたところ、それは独裁者の支配する”帝国”であった!
さいとう・たかを「サバイバル another story」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
サバイバル another story | 1976 | 未収録の作品の追加。いくら再建したといっても、物資の面でこれほど復興するとは思えない。 |
リンク
コメント