もと手塚治虫のアシスタントなので、絵がそっくり。
太字作品や★★★★★が特におすすめです。
小室孝太郎 ワースト 1 恐怖の”雨”の巻
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ぼくは、SFが大好きだ。その作品のなかで、自由奔放な空想力をはたらかせることができるからだ。
帯、カバー、裏表紙等から引用
「ワースト」とは、”最悪”という意味である。地球が最悪の状態になった時ぼくたちは、どうやって生きのびたらいいのか!? ぼくなりの答を、この「ワースト」という作品で、だしてみた。
この物語の主人公鋭二(えいじ)は、いってみれば、ぼくの分身である。
小室孝太郎「ワースト 1 恐怖の”雨”の巻」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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ワースト 1 | 1970 | 少年たちのサバイバル系。謎の大雨で人類が怪物(ワーストマン)に変身する。鋭二が主人公だと思っていたら、あっけなく死んでしまった。 |
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鋭二の自己犠牲で、幕をとじた「ワースト」第一部。
帯、カバー、裏表紙等から引用
第二部では、ワーストマンの迫力が、グーンと、ましていきます。主人公も、かわって、こんどは、卓(たく)。卓には、ワーストマンをやっつけるために、少年集団をまとめる、大きな指導力が、要求されることになります。
みごと、その役をはたせるか? 第二部の焦点のひとつが、そこにあります。
小室孝太郎「ワースト 2 東京脱出作戦(1)の巻」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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ワースト 2 | 1970 | 個人的なサバイバルの段階から、組織的な防衛の段階へ移り、当然いざこざが起きてくる。全体的に行儀の良い手塚調なので、ワーストマンにしても、今のご時世では、いまいち恐怖感がわかない。 |
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巨大なキノコと、ワーストマンの巣と化した東京……。すでに人類は滅亡の瀬戸際に立たされている。
帯、カバー、裏表紙等から引用
だが、わずかに生き残った少年少女たちがいた。卓をリーダーとするその一団は、苦闘の末、東京脱出に成功。名もない太平洋の孤島にたどりつく。
しかし、またワーストマンとの果てしないたたかいが続く。地球から人類は滅亡するか……!?
小室孝太郎「ワースト 3 東京脱出作戦(2)の巻」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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ワースト 3 | 1970 | 世代が替わるうちに、ワーストマンも進化してくる。が、未だ撃退の決定打はない。人間たちも、組織が大きくなった分、争い事が増えた。 |
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雨とともにはじまったこのワーストは公害によって、なにか得体のしれない恐ろしいものが出現するのではないか、というヒントで書きはじめました。
帯、カバー、裏表紙等から引用
鋭二(えいじ)、卓(たく)、力(りき)と三代にわたって、人間の生命力の強さを描いたこの作品は、ぼくにとってはじめてのSF大作で、いろいろ悩んだり、壁にぶつかったりして、仕上げたものです。ぼくにとって本当の意味のデビュー作品といえるでしょう。
小室孝太郎「ワースト 4 氷河のはてにの巻」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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ワースト 4 | 1970 | ついにワーストマンの正体が発見されるが、突然氷河期になったりして、はたして人類は本当に勝利したのか、あいまいな結末。無理にまとめたのが見え見え。 |
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