中国の古典世界でも、やはり土着的だ。
太字作品や★★★★★が特におすすめです。
諸星大二郎 諸怪志異(一)異界録
著者: 諸星大二郎
発表: 1987年 ~ 1989年
発行所: 双葉社
価格: 700円
諸星大二郎「諸怪志異(一)異界録」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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犬土 | 1987 | 宋の時代、幽鬼が見える子供・阿鬼は、高名な道士・五行先生にひきとられ、数々の怪異を体験する。目のない豚の群れに教われた男にかけられた妖術とは? |
異界録 | 1987 | 呉の諸葛恪が山あいを歩いていたところ、息子がいなくなり、妙な化け物に遭遇する。その近くには、裏返しの世界につながる洞窟があった。 |
妖鯉 | 1987 | 養魚池の持ち主が悪漢に殺され、むりやり奪われた。その怨霊の恐るべき祟り。五行先生の妖術合戦が見もの。 |
幽山秘記 | 1987 | 神仙になりたい若者が試練を受け、論争する二人の仙人のどちらかを助けなければならない。 |
鬼城 | 1988 | 阿鬼が人さらいに連れていかれそうになった時、呪の城に迷い込んだ。その後、阿鬼は五行先生と出会う。 |
小人怪 | 1988 | 堅物おやじがネズミにからかわれる。 |
魔婦 | 1988 | 薬屋の新しい母親は鬼女だった。阿鬼は娘を助け出し、逃げ出す。 |
三呆誤計 | 1988 | それぞれ、壁を抜ける術、脱衣術、接合術を学んだ三人の若者が協力して娘を犯そうとするが…。 |
花仙境 | 1988 | 花の精に憑かれた若様。 |
毛家の怪 | 1988 | 夫の浮気に嫉妬した奥様の呪い。 |
連理樹 | 1989 | 妻を奪われた復讐に来る、木彫りの神像の正体は…。 |
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諸星大二郎 諸怪志異(二)壷中天
著者: 諸星大二郎
発表: 1984年 ~ 1990年
発行所: 双葉社
価格: 750円
諸星大二郎「諸怪志異(二)壷中天」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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壷中天 | 1989 | 自分の中に入ることができるという壷と、骨董屋夫婦。 |
盗娘子 | 1989 | まだ悪い男に思いを寄せている娘を、阿鬼の下手な妖術で助ける。 |
山都 | 1990 | 山の怪物たちにまじって暮らすようになった人間の男。 |
邪仙 | 1990 | 邪悪な仙人と五行先生の対決! |
巫蠱 | 1989 | 最も強く生き残ったものの毒を使う呪の術。 |
眼光娘娘 | 1989 | 子供の眼病の女神が、悪い道士をやっつける。 |
狗屠王 | 1984 | 犬に術をかけて酷使する道士への復讐。 |
封禅 | 1989 | 不老不死を願う漢の武帝が、古来の儀式にいどんだが…。 |
篭中児 | 1989 | 阿鬼が迷いこんだ村は、飢饉で子供を食って天罰で封じられていた。 |
三山図 | 1990 | 奇岩を愛でる県令が見つけたのは、仙山の地図だった。 |
天開眼 | 1990 | 峨眉山で千年に一度、天の目が開く儀式に、なりそこないの仙人を連れて行くはめになった阿鬼。 |
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諸星大二郎 諸怪志異(三)鬼市
著者: 諸星大二郎
発表: 1997年 ~ 1999年
発行所: 双葉社
価格: 800円
諸星大二郎「諸怪志異(三)鬼市」より引用
タイトル | 発表 | 感想 |
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鬼市 | 1997 | 新月の夜に立つ、化け物たちの市。成長した燕見鬼こと、阿鬼が帰ってきた。 |
羽化庵の来訪者 | 1998 | 五行先生の留守を狙って、悪人が書を盗みにくる。 |
石の中の女 | 1998 | 石の中の化け物が、旦那をたぶらかす。 |
チョウ鬼 | 1998 | 人食い虎にあやつられた幽鬼たち。”水滸伝”の武松出演。 |
空園の戦い | 1998 | 五行先生の新弟子、長命が魂を抜かれて書を盗もうとする。 |
艮獄の龍 | 1998 | 時の皇帝は危機感がなく、道士林霊素のまやかしを信じていた。五行先生は燕見鬼を庭園に送る。 |
鬼弾 | 1999 | 燕見鬼は五行先生の頼みで、問題の書を南に届けることになった。謎の老人たちが道中をともにするが…。書を狙う悪漢の手が迫る。 |
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