ミステリーの女王。
圧倒的な作品の量と質。流れるような、読みやすい文章だが、大胆な仕掛けあり。昔の職業の経験上、毒物に詳しい。ありとあらゆるトリックを考案してしまったので、後進の推理作家は非常に苦労する。
キーワード:
名探偵エルキュール・ポワロ、ヘイスティングズ大尉、ジャップ警部
太字作品や★★★★★が特におすすめです。
- アガサ・クリスティ スタイルズの怪事件
- アガサ・クリスティ ポワロの事件簿 2
- アガサ・クリスティ ポワロの事件簿 1
- アガサ・クリスティ アクロイド殺害事件
- アガサ・クリスティ 二人で探偵を
- アガサ・クリスティ クィン氏の事件簿
- アガサ・クリスティ ミス・マープルと13の謎
- アガサ・クリスティ クリスチィ短編全集 1
- アガサ・クリスティ クリスチィ短編全集 2
- アガサ・クリスティ オリエント急行の殺人 ★★★★★
- アガサ・クリスティ パーカー・パインの事件簿
- アガサ・クリスティ ABC殺人事件
- アガサ・クリスティ 三幕の悲劇
- アガサ・クリスティ クリスチィ短編全集 5
- アガサ・クリスティ クリスチィ短編全集 4
- アガサ・クリスティ そして誰もいなくなった ★★★★★
- アガサ・クリスティ ゼロ時間へ
- アガサ・クリスティ クリスチィ短編全集 3
- アガサ・クリスティ 複数の時計
アガサ・クリスティ スタイルズの怪事件
原題: The Mysterious Affair at Styles
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1920年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格: 300円
宣伝文句
事件はヘイスティングズ大尉が療養休暇を過ごしているスタイルズ荘で起こった。女主人が急死し、しかもそれが毒殺だというのだ。毒はストリキニーネ、そして複雑な家族構成、たちまち湧き起こる疑惑の渦の中で、頭脳的で巧妙な犯罪トリックを見やぶり、事件を解決せんと登場したのがエルキュール・ポワロその人であった。灰色の脳細胞で次々と難事件を解決するベルギー人名探偵ポワロを世界の推理小説界デビューさせたアガサ・クリスチィ女史の記念すべき処女作!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
スタイルズの怪事件 | 1920 | 内容的には凡庸で、たいしたことはない。ただ第1作目としてのみ意味がある。 |
アガサ・クリスティ ポワロの事件簿 2
原題: Poirot’s Early Cases
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1923年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:アート・コーナー
価格: 320円
宣伝文句
シャーロック・ホームズとワトスン博士のように、おしゃれな小男エルキュール・ポワロとヘイスティングズ大尉の名コンビも、幾多の難事件を解決してきた。ポワロの活躍が、イギリス政府の危機を救う「潜水艦の設計図」、ささいなできごとから、その裏にひそむ凶悪犯罪をあばく「料理女を探せ」、呪いの伝説と科学的な推理が戦う「呪われた相続」など、一人二役、密室、アリバイなどの巧緻なトリックを秘めた全十一編の傑作短編集!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
---|---|---|---|
戦勝舞踏会事件 The Affair at the Victory Ball | 不明 | 厚木淳 | 仮装舞踏会での一人二役。 |
料理女を探せ The Adventure of the Clapham Cook | 不明 | 厚木淳 | 横領した銀行員と、失踪した料理女の接点。 |
マーキット・ベイジングの謎 The Market Basing Mystery | 不明 | 厚木淳 | 密室で後頭部から銃を撃って自殺した男。 |
呪われた相続 The Lemesurier Inheritance | 不明 | 厚木淳 | 代々長男は相続できないという伝説。 |
潜水艦の設計図 The Submarine Plans | 不明 | 厚木淳 | 今度は国防情報漏洩に絡んだ、ポワロの活躍。 |
ヴェールをかけたレディ The Veiled Lady | 不明 | 厚木淳 | 昔書いた手紙で脅迫されているという貴族の娘。 |
プリマス急行 The Plymouth Express | 不明 | 厚木淳 | 列車内で殺された夫人と、宝石泥棒。 |
消えた鉱山 The Lost Mine | 不明 | 厚木淳 | ポワロが持っている唯一の株券の理由。 |
チョコレートの箱 The Chocolate Box | 不明 | 厚木淳 | ピンクの箱にブルーのふた。 |
コーンウォールの謎 The Cornish Mystery | 不明 | 厚木淳 | 証拠がないときは、犯人を自白に追い込むポワロ。 |
クラブのキング The King of Clubs | 不明 | 厚木淳 | トランプのブリッジは四人を要するというアリバイ。 |
アガサ・クリスティ ポワロの事件簿 1
原題: Poirot Investigates
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1924年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:アート・コーナー
価格: 260円
宣伝文句
推理小説の女王、アガサ・クリスチィは長編と同よう、数多くのすぐれた短編を発表している。その中でも、ホームズと並んで世界的に有名な小さなベルギー人エルキュール・ポワロの活躍する短編はいずれ劣らぬ粒ぞろいの傑作集。本格的なトリックといい、ウィットとユーモアといい、長編の場合となまたちがった魅力をそなえている。本書は、教科書にも採用されている名作「誘拐された総理大臣」「エジプト王の墳墓の冒険」など十一作品を収録した本格的な第一短編集。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
---|---|---|---|
西洋の星の冒険 The Adventure of the Western Star | 不明 | 小西宏 | 宝石を狙う謎の中国人。 |
マースドン荘園の悲劇 The Tragedy at Marsdon Manor | 不明 | 小西宏 | 破産した荘園主の自殺と、若い妻の疑惑。 |
安アパートの冒険 The Adventure of the Cheap Flat | 不明 | 小西宏 | ウソみたいに安いアパートと、伝説の女スパイ。 |
ハンター荘の謎 The Mystery of Hunter’s Lodge | 不明 | 小西宏 | 元女優の夫人のアリバイ工作。 |
百万ドル公債の盗難 The Million Dollar Bond Robbery | 不明 | 小西宏 | 公債はニューヨークで売却された。どうやって運んだのか? |
エジプト王の墳墓の冒険 The Adventure of the Egyptian Tomb | 不明 | 小西宏 | 金持ちの考古学者の叔父を狙う、貧乏青年? |
グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件 The Jewel Robbery at the Grand Metropolitan | 不明 | 小西宏 | 泥棒はどのようにして、店からネックレスを持ち出したのか。 |
誘拐された総理大臣 The Kidnaped Prime Minister | 不明 | 小西宏 | 大胆にも英国首相を拉致したドイツの陰謀。 |
ダヴンハイム氏の失踪 The Disappearance of Mr.Davenheim | 不明 | 小西宏 | 警察から隠れるもっとも良い場所は、刑務所! |
イタリア貴族の冒険 The Adventure of the Italian Nobleman | 不明 | 小西宏 | イタリア特有の復讐か? |
消えた遺言書 The Case of the Missing Will | 不明 | 小西宏 | 遺言した叔父と、相続する姪の知恵比べ。 |
アガサ・クリスティ アクロイド殺害事件
原題: The Murder of Roger Ackroyd
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1926年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:杉浦康平
価格: 300円
宣伝文句
ファラーズ夫人が、睡眠剤を多量に服用して死んでいるのが発見された。自殺か他殺か不明のままに、つづいて村の名士アクロイド氏が、短剣で刺殺されるという事件がもちあがった。シェパード医師はこうした状況を正確な手記にまとめ、犯人は誰か、という謎を解決しようとする。ミステリの女王アガサ・クリスティを代表する傑作で、独創的な大トリックにより、世界推理小説中、五本の指に数えられる古典的名編。そのトリックをめぐり、つねに論争のまとになる問題作!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
アクロイド殺害事件 | 1926 | あまりにもユニークなトリックで、フェアかどうか常に賛否両論。私は、こんな風に騙すのはありだと思う。 |
アガサ・クリスティ 二人で探偵を
原題: Partners in Crime
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1929年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格: 360円
宣伝文句
ミステリの女王クリスチィが創造した名探偵中ポワロ、ミス・マープルなどと並んで活躍するおしどり探偵、トミーとタッペンスのベレスフォード夫妻が開いた国際秘密探偵社に持ちこまれる難事件、怪事件の数々、前作「秘密組織」につづいて、二人は持ち前の才知を発揮しながら、シャーロック・ホームズ、ブラウン神父、フレンチ警部、隅の老人、アノー探偵などの捜査法を巧みに利用して事件を解決する。推理小説史上の名探偵の手法をパロディ化したクリスチィの異色作。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
---|---|---|---|
『アパートに妖精がいる』 A Fairy in the Flat | 不明 | 一ノ瀬直二 | 序章。トミーとタッペンスの夫妻は国際秘密探偵社に雇われることとなった。 |
『お茶をどうぞ』 A Pot of Tea | 不明 | 一ノ瀬直二 | 失踪した結婚相手の娘の捜索というより、タッペンスの企み。 |
桃色真珠紛失の謎 The Affair of Pink Pearl | 不明 | 一ノ瀬直二 | シャーロック・ホームズとソーンダイク博士に言及。 |
珍客到来 The Adventure of the Sinister Stranger | 不明 | 一ノ瀬直二 | トミーが誘拐される。オークウッド兄弟に言及。 |
キングで勝負/新聞紙の服を着た紳士 Finessing the King/The Gentleman Dressed in Newspaper | 不明 | 一ノ瀬直二 | 刺殺された婦人が持っていた新聞紙の切れ端。 |
婚約者失踪の謎 The Case of the Missing Lady | 不明 | 一ノ瀬直二 | 太った女が嫌いな冒険家。またもシャーロック・ホームズに言及。 |
盲蛇におじず Blindman’s Buff | 不明 | 一ノ瀬直二 | 盲目の探偵のまねをして、また罠にはまるトミー。 |
霧の中の男 The Man in the Mist | 不明 | 一ノ瀬直二 | 殺された舞台女優と見えない男。ブラウン神父に言及。 |
ぱりぱり野郎 The Crackler | 不明 | 一ノ瀬直二 | 偽札事件。エドガー・ウォーレスのスリラーに言及。 |
サニングデールの怪事件 The Sunningdale Mystery | 不明 | 一ノ瀬直二 | ゴルフ・コースでの殺人。隅の老人に言及。 |
死をはらむ家 The House of Lurking Death | 不明 | 一ノ瀬直二 | 毒入りチョコレート事件。アノー探偵に言及。 |
破れないアリバイなんて The Unbreakable Alibi | 不明 | 一ノ瀬直二 | 無理矢理なアリバイ崩し。フレンチ警部に言及。 |
牧師の娘/赤い館の謎 The Clergyman’s Daughter/The Red House | 不明 | 一ノ瀬直二 | 幽霊屋敷を買いたがる人たち。ロジャー・シェリンガムに言及。 |
大使の靴の謎 The Ambassador’s Boots | 不明 | 一ノ瀬直二 | 港湾情報のスパイ事件。フォーチュン氏に言及。 |
ついに十六番目の男が… The Man Who Was No.16 | 不明 | 一ノ瀬直二 | ロシア人にタッペンスが捕まる。エルキュール・ポワロに言及。 |
アガサ・クリスティ クィン氏の事件簿
原題: The Mysterious Mr Quin
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1930年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格: 380円
宣伝文句
推理小説の女王クリスチィは幾多の名探偵を創造したが、本書に登場するハーリ・クィン氏はそのなかでもポワロ、ミス・マープル、パーカー・パインと並ぶビッグ4である。本書はゴシップ好きな人生の傍観者、自分の役割を心得た奇妙な老人サタースウェイト氏を配し、事件の謎を追う短編12編を収録。クィン氏の推理の全貌とその活躍ぶりを紹介するクリスチィ・ファンの逸すべからざる力作。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
---|---|---|---|
クィン氏登場 The Coming of Mr Quin | 不明 | 一ノ瀬直二 | 風のようにやってきて、事件を解決して去る謎の男、クィン氏。サタースウェイト氏が記録者であり、解説者である。 |
窓にうつる影 The Shadow on the Glass | 不明 | 一ノ瀬直二 | 死んだはずの夫の顔が窓ガラスに映る幽霊話。 |
『鈴と道化服亭』 At the BELLS AND MOTLEY | 不明 | 一ノ瀬直二 | 高額な値段で求められている屋敷の秘密。 |
空に描かれたしるし The Sign in the Sky | 不明 | 一ノ瀬直二 | それは汽車の煙。 |
ある賭場係の心情 The Soul of the Croupier | 不明 | 一ノ瀬直二 | モンテカルロで再会した賭場係と伯爵夫人の運命。 |
海から来た男 The Man from the Sea | 不明 | 一ノ瀬直二 | 帰ってきた男で幸せをとりもどした女。サタースウェイト氏はあくまでも傍観者だ。 |
闇からの声 The Voice in the Dark | 不明 | 一ノ瀬直二 | 脅迫する幽霊の恐怖。 |
ヘレンの美貌 The Face of Helen | 不明 | 一ノ瀬直二 | 今回は主体的に美人の命を救ったサタースウェイト氏。 |
死せる道化役者 The Dead Harlequin | 不明 | 一ノ瀬直二 | ハーリクィンの絵が象徴する幽霊屋敷の犯罪。 |
翼の折れた小鳥 The Bird with the Broken Wing | 不明 | 一ノ瀬直二 | 今回は命を救えず後悔するサタースウェイト氏。 |
世界の果て The World’s End | 不明 | 一ノ瀬直二 | なくなったオパールの容疑で投獄された男。 |
ハーリクィンの小道 Harlequin’s Lane | 不明 | 一ノ瀬直二 | 恋人たちの小道の果てにあるもの。 |
アガサ・クリスティ ミス・マープルと13の謎
原題: Miss Marple and the Thirteen Problems
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1932年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:松田正久
価格: 300円
宣伝文句
ミス・マープルの家に、甥の作家、女流画家、元ロンドン警視庁の警視総監、教区の牧師、それに弁護士の六人が集まった時、自分だけが結末を知っている怪事件の話をして、みんながそれぞれの解決を推理しあおうではないかということになった。その会は”火曜ナイトクラブ”と名づけられ、毎週順番にひとりずつ謎を持ち出すことになった。こうして十三の謎が論議された。どの謎の場合にも、膝の上で編物をしながら、ずばりと真相を言いあてるのは、詮索ずきな老嬢ミス・マープルであった。エルキュール・ポワロとならぶ名探偵マープルが活躍する連作短編集。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
---|---|---|---|
火曜ナイトクラブ The Tuesday Night Club | 不明 | 高見沢潤子 | Hundreds and thousands の意味を知らなければ通じない。 |
アスターテの祠 The Idol House of Astarte | 不明 | 高見沢潤子 | 聖なる森での殺人事件。 |
金塊 Ingots of Gold | 不明 | 高見沢潤子 | 金塊はどうやって難破船から運び出されたのか。 |
血に染まった敷石 The Blood-Stained Pavement | 不明 | 高見沢潤子 | 血で染まっていても、目だたない物。 |
動機対機会 Motive v. Opportunity | 不明 | 高見沢潤子 | 遺言状で字が消えるインクのいたずら。 |
聖ペテロの指の跡 The Thumb Mark of St. Peter | 不明 | 高見沢潤子 | Pile of carp (ひともりの鯉)? |
青いジェラニウム The Blue Geranium | 不明 | 高見沢潤子 | 未来を予知する心霊透視家は、青いジェラニウムは死を意味すると言う。 |
お相手役 The Companion | 不明 | 高見沢潤子 | カナリー諸島で溺れた英国婦人。 |
四人の容疑者 The Four Suspects | 不明 | 高見沢潤子 | in all Honesty (正直にいって)がひっかかる。 |
クリスマスの悲劇 A Christmas Tragedy | 不明 | 高見沢潤子 | 死体とサイズの合わない帽子。 |
死の草 The Herb of Death | 不明 | 高見沢潤子 | ジギタリス中毒で死んだ若い婦人。 |
バンガロー事件 The Affair at the Bungalow | 不明 | 高見沢潤子 | 実は将来の泥棒計画。 |
溺死 Death by Drowning | 不明 | 高見沢潤子 | 橋から身を投げて死んだ娘。 |
アガサ・クリスティ クリスチィ短編全集 1
原題: The Hound of Death
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1933年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格: 340円
宣伝文句
ミステリの女王クリスチィは長編のみならず数多くの珠玉の短編を発表している短編の名手でもある。本書は既刊の「ポワロの事件簿」等に収められた作品を除く九冊の短編集から、英米両版の重複異同を整理して全五冊に編集した待望の決定版全集である。本邦初訳作品も含めて、推理、怪奇、恐怖の三系統にまたがる多彩なクリスチィ短編の全貌に接して、読者はいまさらのように、トリックの創意と話術の妙に感嘆を禁じえないだろう。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
---|---|---|---|
赤信号 The Red Signal | 不明 | 厚木淳 | 予感の罠。降霊会で、変な日本人の霊登場。 |
第四の男 The Fourth Man | 不明 | 厚木淳 | 四重人格の娘の恐怖譚。 |
ジプシー The Gipsy | 不明 | 厚木淳 | 運命を予知できる婦人。 |
ランプ The Lamp | 不明 | 厚木淳 | 幽霊屋敷の子供の霊が、息子を連れていく。 |
ラジオ Wireless (Where there’s Will) | 不明 | 厚木淳 | 遺産を狙って叔母をショック死させようとした、青年の計画の破綻。 |
検察側の証人 The Witness for the Prosecution | 不明 | 厚木淳 | 裁判をひっくり返す、名女優の演技。 |
青い壺の秘密 The Mystery of the Blue Jar | 不明 | 厚木淳 | 魂の医者と名乗って青年をはめる、見事なペテン師。 |
アーサー・カーマイクル卿の奇妙な事件 The Strange Case of Sir Arthur Carmichael | 不明 | 厚木淳 | 人間を動物化する魔術は本物なのか? |
翼のまねき The Call of Wings | 不明 | 厚木淳 | 天に引っぱり上げられるような幻覚の正体は、死。 |
最後の降霊術 The Last Seance | 不明 | 厚木淳 | 死んだ子供を蘇らせることを霊媒に頼んだ母親の恐怖の結末。 |
SOS S O S | 不明 | 厚木淳 | 神秘学者が暴く犯罪計画。 |
死の猟犬 The Hound of Death | 不明 | 厚木淳 | ドイツ軍を吹っ飛ばすほどの爆発を起こした、尼僧の信仰。 |
アガサ・クリスティ クリスチィ短編全集 2
原題: The Listerdale Mystery
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1934年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格: 320円
宣伝文句
ミステリの女王クリスチィは長編のみならず数多くの珠玉の短編を発表している短編の名手でもある。本書は既刊の「ポワロの事件簿」等に収められた作品を除く九冊の短編集から、英米両版の重複異同を整理して全五冊に編集した待望の決定版全集である。本邦初訳作品も含めて、推理、怪奇、恐怖の三系統にまたがる多彩なクリスチィ短編の全貌に接して、読者はいまさらのように、トリックの創意と話術の妙に感嘆を禁じえないだろう。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
---|---|---|---|
イーストウッド氏の冒険 Mr. Eastwood’s Adventure | 不明 | 厚木淳 | 推理作家を巻き込む大冒険。 |
日曜日は果物を A Fruitful Sunday | 不明 | 厚木淳 | 果物かごから見つかったネックレスで動揺する恋人たち。 |
事故 Accident | 不明 | 厚木淳 | 過去2回夫が事故死した女を疑う警部。 |
エドワード・ロビンソンは男でござる The Manhood of Edward Robinson | 不明 | 厚木淳 | なぜ彼は急に強気でもてる男になったのか。 |
うぐいす荘 Philomel Cottage | 不明 | 厚木淳 | 夫は殺人鬼だったことに気づいた妻のサスペンス。 |
ラジャーのエメラルド The Rajah’s Emerald | 不明 | 厚木淳 | このジェイムズ・ボンド氏はちょっと情けない。 |
六ペンスの唄 Sing a Song of Sixpence | 不明 | 厚木淳 | この童謡を知らないと、わけがわからない強盗事件。 |
リスタデール卿の謎 The Listerdale Mystery | 不明 | 厚木淳 | 召使い付きで、異常に安い家賃の屋敷の秘密。 |
車中の娘 The Girl in the Train | 不明 | 厚木淳 | 皇女を救った失業青年の冒険。 |
ジェインの求職 Jane in Search of a Job | 不明 | 厚木淳 | 失業中の彼女が得た職は皇女の影武者だった! |
黄金の玉 The Golden Ball | 不明 | 厚木淳 | 美人に結婚を迫られるという、大チャンスの意味。 |
白鳥の歌 Swan Song | 不明 | 厚木淳 | あるオペラ歌手の復讐劇。 |
アガサ・クリスティ オリエント急行の殺人 ★★★★★
原題: Murder on The Orient Express
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1934年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:松田正久
価格: 300円
宣伝文句
オリエント急行列車に乗り合わせた十四人の乗客は積雪に閉じ込められてしまった。その翌朝ひとりの乗客が、からだ一杯に十二個所の傷を受けて死んでいた。そこで乗客のひとり、エルキュール・ポワロの、小さな灰色の脳細胞が動き出す。被害者はアメリカの稀代の幼児誘拐魔であった。しかしオリエント急行の乗客は、イギリス人、アメリカ人、ロシア人、イタリア人、フランス人、スウェーデン人と雑多であり、縁もゆかりもない。ポワロの前に乗客が、ひとりずつ呼ばれて行く——だが、あらゆる乗客にアリバイがあった。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
オリエント急行の殺人 | 1934 | 歴史的傑作。誰もが怪しい大トリック。そこはかとなき情緒もクリスティならでは。ポワロが二通りの解決を示すのも温かい。 |
アガサ・クリスティ パーカー・パインの事件簿
原題: Parker Pyne Investigates
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1934年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:S.D.G.太田英男
価格: 280円
宣伝文句
推理小説の女王クリスチィは、幾多の名探偵を創造したが、本書に登場するパーカー・パイン氏はポワロやミス・マープルと並ぶビッグ・スリーである。身の上相談所の所長パイン氏のもとには、さまざまな依頼人がその悩みを訴えにくる。夫の浮気に悩む中年の人妻、人生に退屈した退役軍人、冒険を求める平凡なサラリーマン、金の使いみちに困っている未亡人等、前半の六編はこの人生相談の連続短編、そして後半の六編は旅に出たパイン氏が遭遇する、犯人捜しの本格短編である。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
---|---|---|---|
中年の人妻の事件 The Case of the Middle-Aged Wife | 不明 | 小西宏 | 浮気している夫の関心を取り戻せ。官庁で35年間駆使してきた統計を使って、不幸な人を幸せにするパイン氏の活躍。 |
不満な軍人の事件 The Case of the Discontented Soldier | 不明 | 小西宏 | 退屈な元軍人には冒険を。 |
悩める淑女の事件 The Case of the Distressed Lady | 不明 | 小西宏 | パイン氏を騙して、宝石を盗もうとした女。 |
不満な夫の事件 The Case of the Discontented Husband | 不明 | 小西宏 | 今度は逆に妻の関心を取り戻そうとするが、亭主が囮女にのぼせ上がりすぎ失敗。 |
ある会社員の事件 The Case of the City Clerk | 不明 | 小西宏 | ちょっとはめをはずして冒険したい中年男。 |
金持ちの夫人の事件 The Case of the Rich Woman | 不明 | 小西宏 | もう一度百姓女として、やり直しの人生。 |
ほしいものは全部手に入れましたか? Have You Got Everything You Want? | 不明 | 小西宏 | パリでは、宝石盗難事件を解決する。中東旅行の始まり。 |
バグダッドの門 The Gate of Baghdad | 不明 | 小西宏 | イラクでは、ついに死の門での殺人事件。 |
シラズの館 The House at Shiraz | 不明 | 小西宏 | イランでは、怪しい気違い夫人の相談に。 |
高価な真珠 The Pearl of Price | 不明 | 小西宏 | ヨルダンでは、イヤリング盗難未遂事件。 |
ナイル河の死 Death on the Nile | 不明 | 小西宏 | エジプトでは、男爵夫人の毒殺事件。 |
デルファイの神託 The Oracle at Delphi | 不明 | 小西宏 | ギリシアでは、にせパイン氏が宝石盗難計画。 |
アガサ・クリスティ ABC殺人事件
原題: The A B C Murders
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1935年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格: 280円
宣伝文句
エルキュール・ポワロ氏よ——君は
帯、カバー、裏表紙等から引用
うぬぼれているのじゃないか。ひと
つ、君の明敏のほどを見せてもらい
たい。今月二十一日、アンドーヴァ
ーを警戒せよ。 ABC
ポワロのもとに奇妙な犯人から、殺人を予告する挑戦状がとどいた。果然、この手紙を裏がきするように、アッシャー夫人(A)がアンドーヴァー(A)で殺害された。つづいてベティー・バーナード(B)がベクスヒル(B)で絞殺。いずれの場合も死体のかたわらには、惨劇の土地名のところをひらいたABC鉄道案内がおいてあった。つぎにくる(C)はどこか? (D)は誰か?……
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
ABC殺人事件 | 1935 | 連続殺人事件のふりをした、不連続殺人事件。あやしい気違いをミスリーディングに使う点でも、時代を先駆けている。 |
アガサ・クリスティ 三幕の悲劇
原題: Three Act Tragedy
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1935年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格: 320円
宣伝文句
嵐を呼ぶ海燕のように、おしゃれ者の探偵ポワロの現れるところ必ず犯罪がおこる! 引退した俳優サー・チャールズのパーティの席上、善良な老牧師がカクテルを飲んで急死した。自殺か他殺か自然死か? 原因不明のままに第一幕「疑惑」の開幕となったが、ポワロはいっこうにみこしをあげようとしない。しかし第二幕「確信」の幕あきによって、事件は急速に不吉な様相をおびるにいたった。一見なんの変哲もない出来事の底にあるものをえぐり出す”小さな灰色の脳細胞”ポワロの慧眼は、かくして第三幕「発見」へと事件を導いていく。クリスティ十六冊目の長編で中期を代表する名篇である。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
三幕の悲劇 | 1935 | それほど傑作ではない。中だるみの時期か。練習としての殺人ぐらいが奇抜。 |
アガサ・クリスティ クリスチィ短編全集 5
原題: Murder in the Mews
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1937年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格: 550円
宣伝文句
ミステリの女王クリスチィは長編のみならず数多くの珠玉の短編を発表している短編の名手でもある。本書は既刊の「ポワロの事件簿」等に収められた作品を除く九冊の短編集から、英米両版の重複異同を整理して全五冊に編集した待望の決定版全集である。本邦初訳作品も含めて、推理、怪奇、恐怖の三系統にまたがる多彩なクリスチィ短編の全貌に接して、読者はいまさらのように、トリックの創意と話術の妙に感嘆を禁じえないだろう。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
---|---|---|---|
厩舎街の殺人 Murder in the Mews | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。他殺に見せかけた自殺か、自殺に見せかけた他殺か。 |
謎の盗難事件 The Incredible Theft | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。またも軍事機密(新型爆撃機)の盗難。 |
死人の鏡 Dead Man’s Mirror | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。またも一見自殺とドラ。 |
負け犬 The Under Dog | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。我慢に我慢を重ねた負け犬がキれるとこわい。 |
アガサ・クリスティ クリスチィ短編全集 4
原題: The Regatta Mystery
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1939年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格: 480円
宣伝文句
ミステリの女王クリスチィは長編のみならず数多くの珠玉の短編を発表している短編の名手でもある。本書は既刊の「ポワロの事件簿」等に収められた作品を除く九冊の短編集から、英米両版の重複異同を整理して全五冊に編集した待望の決定版全集である。本邦初訳作品も含めて、推理、怪奇、恐怖の三系統にまたがる多彩なクリスチィ短編の全貌に接して、読者はいまさらのように、トリックの創意と話術の妙に感嘆を禁じえないだろう。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
---|---|---|---|
ヨット・レース事件 The Regatta Mystery | 不明 | 宇野利泰 | パーカー・パイン話。家族で宝石泥棒のビジネス。 |
バグダッドの櫃の謎 The Mystery of The Bagdad Chest | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。殺した友人を櫃に入れ、その妻とダンスを踊るという猟奇事件。 |
あなたのお庭をどうする気? How Does Your Garden Grow? | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。何か依頼しようとしていた老婦人が毒殺された。これも唄を知らないと面白くない。 |
ポレンサ入江の事件 Problem at Pollense Bay | 不明 | 宇野利泰 | パーカー・パイン話。人は45歳になってはじめて個性を獲得する。 |
黄色いアイリス Yellow Iris | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。殺人を犯すのに、もっとも安全な場所は群衆の中である。 |
ミス・マープルは語る Miss Marple Tells a Story | 不明 | 宇野利泰 | ミス・マープル話。この時代は気違いと犯罪者であることを結びつけている。 |
夢 The Dream | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。毎夜自殺する夢をみていた老人が、その通りに死んだ! |
暗い鏡のなかに In a Glass Darkly | 不明 | 宇野利泰 | 鏡の中に見た殺人風景は、未来予知なのか? |
海上の悲劇 Problem at Sea | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。意地の悪い婦人が船内の密室で殺された。 |
砂に書かれた三角形 Triangle At Rhodes | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。ウソの三角関係と真の狙い。 |
スズメ蜂の巣 Wasps’s Nest | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。昔は蜂の駆除に青酸カリが使われていたようだ。 |
二重の手がかり The Double Clue | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。宝石盗難事件とロシア語。 |
二重の罪 Double Sin | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。旅行に行っても、絵画盗難事件に出くわし、休めない。 |
アガサ・クリスティ そして誰もいなくなった ★★★★★
原題: Ten Little Niggers
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1939年
発行所: ハヤカワ・ミステリ文庫
カバーアート:真鍋博
価格: 300円
宣伝文句
それぞれ見も知らぬ、さまざまな職業、年齢、経歴の十人の男女が、U・N・オーエンと名乗る一人の男からの招待状を手に、デヴォン州沖にあるインディアン島へとむかっていた。不気味な、岩だらけの島だった。やがて一行は豪華な大邸宅へとついたが、肝心の招待主は姿を見せず、そのかわりに見事な食卓が待っていた。不審に思いながらも十人が食卓についたとき、どこからともなく古い童謡がひびいてきた。つづいて、十人の客たちの過去の犯罪を、一人ずつ告発していく不気味な声が……!
帯、カバー、裏表紙等から引用
クリスティー、最高の異色作。
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
そして誰もいなくなった | 1939 | 童謡にのって、一人ずつ殺されていくサスペンスと、最後には生存者もないという大胆な謎。あっと驚くほどの結末ではないが、納得するものではある。 |
アガサ・クリスティ ゼロ時間へ
原題: Towards Zero
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1944年
発行所: ハヤカワ・ミステリ文庫
カバーアート:真鍋博
価格: 400円
宣伝文句
静寂につつまれたその部屋にはたった一人の人間がいるだけだった。そして物音といえば、その人間が滑らせるペンの響きばかり……。だが、もし誰かがその文章を読んだとしてら驚愕の色を隠すことができないだろう——そこに綴られていたのは、細心の注意と努力を払って練られた綿密周到な殺人計画だったのだ!
帯、カバー、裏表紙等から引用
そして数ヵ月平穏な漁村で起った残忍な殺人……。
つねに殺人ではじまる従来のミステリの常識を破り、殺人の企てられる瞬間から殺人の瞬間≪ゼロ時間≫へと遡っていく——才気溢れるクリスティーの野心作。
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
ゼロ時間へ | 1944 | 本当の目的の殺人へと、刻々と迫っていくという様式の実験作。かといって徐々に盛り上がるわけでもなく、物足りない。 |
アガサ・クリスティ クリスチィ短編全集 3
原題: Three Blind Mice
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1949年
発行所: 創元推理文庫
カバーアート:日下弘
価格: 400円
宣伝文句
ミステリの女王クリスチィは長編のみならず数多くの珠玉の短編を発表している短編の名手でもある。本書は既刊の「ポワロの事件簿」等に収められた作品を除く九冊の短編集から、英米両版の重複異同を整理して全五冊に編集した待望の決定版全集である。本邦初訳作品も含めて、推理、怪奇、恐怖の三系統にまたがる多彩なクリスチィ短編の全貌に接して、読者はいまさらのように、トリックの創意と話術の妙に感嘆を禁じえないだろう。
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 訳者 | 感想 |
---|---|---|---|
三匹のめくらのネズミ Three Blind Mice | 不明 | 宇野利泰 | 孤立した下宿屋で、犯人は誰だのサスペンス。これも唄を知らないと、興味が半減する。 |
風変わりないたずら Strange Jest | 不明 | 宇野利泰 | ミス・マープル話。死んだ叔父のいたずらっ気。 |
巻尺殺人事件 Tape-Measure Murder | 不明 | 宇野利泰 | ミス・マープル話。寸法を測るふりして、巻尺で絞殺。 |
申し分のない女中 The Case of the Perfect Maid | 不明 | 宇野利泰 | ミス・マープル話。盗みの疑いをかけられた女中。 |
管理人の老婆 The Case of the Caretaker | 不明 | 宇野利泰 | ミス・マープル話。インフルエンザで入院でも、謎解きで回復。 |
四階の部屋 The Third-Floor Flat | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。間違えて入った部屋には死体が! |
ジョニー・ウェイヴァリーの冒険 The Adventure of Johnnie Waverly | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。名家の子供が誘拐された。 |
二十四羽の黒ツグミ Four and Twenty Blackbirds | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。死んだ偏屈な老人は、死の直前、習慣をちょっとだけ変えていた。 |
恋愛を探偵する The Love Detectives | 不明 | 宇野利泰 | クィン話。自白する者が多すぎる殺人事件。 |
第二のドラ The Second Gong | 不明 | 宇野利泰 | ポワロ話。密室で自殺か? なぜドラが鳴ったのかが鍵。 |
アガサ・クリスティ 複数の時計
原題: The Clocks
著者: アガサ・クリスティ Agatha Christie
発表: 1963年
発行所: ハヤカワ・ミステリ文庫
カバーアート:真鍋博
価格: 440円
宣伝文句
秘書・タイプ引受所から派遣されたタイピストのシェイラは、依頼人の家の居間で待っていた。3時の約束なのにミス・ペブマーシュはまだ戻っていない……。そこは奇妙な居間で、時計が無数に置いてある。しかも、そのうちの4つは定時よりも早い4時13分を指して停っているのだ。突然、柱時計が3時を告げた。思わず立ちあがったシェイラの顔は、微笑からやがて驚愕に変わった。ソファの横に、男の惨死体が横たわっていたのだ!死体を囲むあまたの時計の謎とは……?ポワロの口を借りて、クリスティーが探偵小説論を展開している希有な作品!
帯、カバー、裏表紙等から引用
タイトル | 発表 | 感想 |
---|---|---|
複数の時計 | 1963 | かなり晩年の作品なので、パワー不足。時計の謎だけ。ポワロの推理小説家批評だけが、珍しい価値あり。 |
コメント