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楳図かずお

楳図かずお 洗礼 ★★★★★

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美しい少女だからといって、美しい心を持っているとは限らない。

太字作品が特におすすめです。

楳図かずお 洗礼 1 ★★★★★

著者:    楳図かずお
発表:    1974年
発行所:   小学館文庫
価格:    560円

宣伝文句

永遠の聖美女とうたわれた女優・若草いずみ。
だが、その素顔には醜いアザやしわが広がっていた。
絶望のあまり錯乱するいずみに主治医の村上は何事かを告げる……。
いずみは娘を産んだ。
その後、彼女の行方は杳として知れない。時は過ぎる。
ある街に母娘が睦まじく暮らしていた。
醜い姿となったいずみと、美しく育った娘さくらである。
失われた美と若さへの欲望にまみれたいずみの、
悪魔のような計画が静かに進行していた。

帯、カバー、裏表紙等から引用
楳図かずお「洗礼 1」より引用
タイトル     発表 感想
洗礼 11974悪魔のような少女の所業に、いつもの楳図節と思っていると、最後にアッと驚く大逆転。心理倒錯ものとして先駆的傑作。

楳図かずお 洗礼 2 ★★★★★

著者:    楳図かずお
発表:    1974年
発行所:   小学館文庫
価格:    560円

宣伝文句

少女さくらの肉体、人生、幸福……。
そのすべては彼女が生まれる前から、
母いずみのために用意されたものだった。
脳移植によって娘の肉体を自分のものとした
いずみは、さくらとして生まれかわる。
さくらは愛する担任教師・谷川の妻の座を
奪うために計略をめぐらせた。
無垢な少女の仮面の裏の貼りついた冷酷。
谷川の妻・和代は錯乱に落ちてゆき、さくらは
ついに望みのもの、ありふれた女の幸せを手に入れる。

帯、カバー、裏表紙等から引用
楳図かずお「洗礼 2」より引用
タイトル     発表 感想
洗礼 21974数々の危機を乗り越えて、さくらの計画は着々と進行していく。少女漫画でここまでやっていいのか、とおじさんはただ驚くばかり。

楳図かずお 洗礼 3 ★★★★★

著者:    楳図かずお
発表:    1974年
発行所:   小学館文庫
価格:    560円

宣伝文句

幸福な生活を手に入れたかにみえたさくら。
だが、異変の兆候があらわれ、
現実はつぎつぎとさくらの願いを裏切る。
谷川と家庭をもつ夢も破れた失意に沈むさくらに、
前世に復讐されるかのような恐怖が待ち受けていた。
打ちひしがれたさくらは、
親友の良子に恐ろしい秘密を語る。
自分のために費された、母と、そして娘の物語を……。
一方、野心に満ちたルポライターが
若草いずみの秘密に迫っていた。

帯、カバー、裏表紙等から引用
楳図かずお「洗礼 3」より引用
タイトル     発表 感想
洗礼 31974美しいほどに、老化の恐怖はかくも凄まじきものかと、さくらの回想は淡々と物語る。

楳図かずお 洗礼 4 ★★★★★

著者:    楳図かずお
発表:    1968年 ~ 1974年
発行所:   小学館文庫
価格:    560円

宣伝文句

追いつめられたさくらは、
ある企みを秘め、最後の賭けにでる。
ルポライターを葬り去ったさくらの前に、
ふたたび村上医師が姿をあらわし、
あの恐ろるべき手術が繰り返されようとしていた。
そして……錯綜する現実と幻想。
恐怖に打ち勝とうとする友情。
悪夢の果てに見いだされた浄化の時……。
楳図かずおの傑作中の傑作、完結。
短編『蛇』『まぼろしの蝶』を同時収録。

帯、カバー、裏表紙等から引用
楳図かずお「洗礼 4」より引用
タイトル     発表 感想
洗礼 41974徐々に、読者の前に現実のズレが明かされて、驚愕のラストを迎える。かなり時間が経ってからの母親の復活など、詰めの甘い点も後から気づくが、結末の衝撃の方が大きい。
1968蛇の継母少年版。
まぼろしの蝶1968山で遭難した青年が見た幻想。

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